携帯小説!(PC版)

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るぅ さんの投稿された作品が92件見つかりました。

 
  • わがまま ?

    「過去形?」「だって…」「もぅ嘘つくなよ。」フワッ頭に置かれた大きな手。伝わるぬくもり。でも、欲しいのはこの手じゃなぃ。いつだって求めるのはたった一つ。「だぃ…す…き…。」今も――泣きたいくらい…叫びたいくらい……。「大好きだよ〜……。」急激にぼやけていく視界の中、カズヤが微笑んだ。そしてポケットから私の携帯を取り出す。かざされた画面には着信履歴10件『 レ ン 』「な…んで……。いつの間に…?
    るぅ さん作 [287]
  • わがまま ?

    着いたのは公園のベンチ。カズヤは私を座らせてから缶ジュースを買ってきた。差し出された缶はあったかくて、私の凍った心と表情を溶かしていく。「ぇへ…終わっちゃった……。」どこまでも素直じゃない私。涙じゃなくて笑いが零れる。「恥ずかしいとこ見せちゃった…ね。」カズヤは何も言わない。ただ私の言葉を黙って聞いてくれる。「恋愛ごっこだって。ぁは…ほんと笑える。」「笑えねぇよ。」カズヤのかすれた声。「なんで言
    るぅ さん作 [292]
  • わがまま ?

    「レ……ン……。」きびすを返し女の子の腰に手を当てるレン。その背中に、私の声は届かない。あぁ終わったガシャ震える手から携帯が落ちて、開いたディスプレイから見える笑顔の二人。恋愛ごっこは楽しかった?ねぇ私は本気だったよ。グイッ後ろから強い腕に引っ張られた。カズヤだ。きっとすごい怒ってる……携帯を拾い、下を向いたままの私の腕を引いて歩き出すカズヤ。二人とも黙ったまま、夜の街を足早に歩いていく。レンと
    るぅ さん作 [308]
  • わがまま ?

    付き合って半年――浮気をこの目で見たのは初めてだった。思ってたより……きついな。小さく舌打ちして顔を上げたレン。目が、合った。「アヤカ?」ゆっくり立ち上がるレン――女の子をくっつけたまま。「レン君〜誰ぇ?」甘い声だなぁ。私には到底出せない。「誰って……。」「偶然だねっ!」レンを遮って、私は声を上げた。「可愛い子連れて〜彼女?」「は?」「ぃやだぁ〜彼女なんてぇ〜。」くねくねと笑う女の子に笑いかける
    るぅ さん作 [300]
  • わがまま ?

    『なにしてんの?』「カラオケしてた。もぅ帰るよ。」『誰といんの?』「え?友達。」『女?』なぁんでそんな機嫌悪くなんの?レンこそ今誰とぃるのよ。「男だけど……。」小さく呟いた時、「レン〜〜早く行こうよぉ。」甘い女の子の声がした。携帯を持つ手を下ろして立ち止まる私。でもそれはショックのせぃだけじゃなくて。今の―――声が2重に聞こえた。携帯と同時に、右側から………怪訝な顔のカズヤを見てから、私はゆっく
    るぅ さん作 [279]
  • わがまま ?

    それから2時間――歌いまくって喉はカラカラ。アゲアゲな曲ばっかりセレクトした。でもね…何度か泣きそうになったよ。カズヤの歌う曲は、レンのレパートリーとかぶってて。どぅしても思い浮かべちゃうんだ。ねぇ、今何してる?誰が隣にいる?「そろそろ帰るか。」カラオケ屋から出たらカズヤが言った。時計を見ると10時を回っている。「もぅこんな時間かぁ…。」合コン……もぅ終わったかな。とぼとぼと歩く私の隣で、カズヤ
    るぅ さん作 [283]
  • relations 35

    「手どけろよ。」「今日はダメ。またいつか見に来て。」ありえねぇだろ。そんなんのためにわざわざ来るかっつーの。でもまたユカリがあの目で見つめてくる。諦めるしかねぇな。「わぁったよ。見ない。じゃあ行こうぜ。」背中を向けて歩き出すと、ユカリが小走りで追いかけて来た。「いつか見に来てね。」「絶対来ない。」「もぅ……。」小さく嘆息するユカリを見下ろし、手を差し出す。ユカリがその手を握った。違うって。「バカ
    るぅ さん作 [291]
  • relations 34

    ポカンとプリクラ機を指さすと、ユカリもゆっくり見やる。『6枚選べるよ』「あ……あぁ、あはは。」「なんだよ。あとの2枚は?」ユカリの手元を覗き込むと、すごい勢いで隠された。なんだ?「なに?なんだよ、見せろって。」「だめ!ダメダメ!!見せない!」プリクラを胸に抱いたまま急に歩き出すユカリ。超気になるしっ!!「ちょっ!待てって!!」慌てて追いかけて捕まえる。無理矢理とろうとするけど、ユカリも必死だ。「
    るぅ さん作 [277]
  • relations 33

    ユカリが素早く奥のテーブルに移動する。俺も向かいのイスに座ると、ハサミで切り取ったプリクラを差し出された。「笑顔が一つも無かったよ。」あったら気持ちわりぃし。そう毒づきながら、プリクラを見やる。結構大きな分割にしたんだな。想像よりはるかに綺麗で見やすい。1枚目は仏頂面の俺と笑顔のユカリ。2枚目は言い合っている二人の横顔。3枚目は無理矢理のアップ。「どんなチョイスだよ……。」呟きながら4枚目を見て
    るぅ さん作 [275]
  • relations 32

    気付いたら制限時間は過ぎていて、俺達は急いで裏の落書きスペースへと移動した。慌てて中に入るユカリに続く。「あっ!」「なに?」「リョウは外で待ってて!」「は?なんで??」「いいから!」意味わかんね〜。ま、落書きなんてどうせする気なかったからいぃんだけど。でも選んだりとか、落書きしてるとこ見たりとかさぁ……そう考えながらも俺はプリクラ機の隣に座り込んだ。今日のユカリには言っても無駄だろぅから。ピアス
    るぅ さん作 [266]
 

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