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るぅ さんの投稿された作品が92件見つかりました。
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relations 14
次の日――待ち合わせは昼の12時ジャスト。こんな時間から女と会うのは初めてだ。アキとだって早くても3時過ぎとかだし。俺は空を見上げた。快晴。風は冷たいけど太陽の光がさんさんと降り注いでいて、すげぇ気持ち良い。AM11:55また鼓動が速くなってきた。早く行きたいけど行きたくない。早く会いたいけど会いたくない。待ち合わせ場所まであと3分くらいだ。つーか、ユカリは夜のイメージだからなんかこんな天気似合
るぅ さん作 [338] -
relations 13
思わず即答してしまい、口を押さえる。動揺してんの、バレたかな。でもユカリは特に気にした様子はなかった。『そっか。あ、久しぶりね。2週間ぶりくらいかな。』「そうだっけ?」できるだけ普通に言ってみる。「そうよ。元気?」「まぁまぁ。」『まだ店長とうまくいってないのね。それか友達とケンカでもした?』まただ。ユカリの18番。「なんで。」「当たり?ふふ…」「お前は超能力者か。」「リョウに関してはね。」声を出
るぅ さん作 [337] -
relations 12
気付いたら、俺はセフレフォルダを全件消去してた。ただし、ユカリのは残して―――\r「俺…どうしたんだろ……。」バタッと寝転がって天井を見つめる。なんかおかしい。俺最近変だ。調子悪い。疲れてんのかな。あぁ…きっとストレス溜まってんだわ………だからこんなにも、ユカリを思い出すんだ――〜〜♪〜〜♪〜〜♪静かな部屋に着信音が鳴り響いた。ほとんど無意識に電話を耳に当てる。何も考える暇がないように……期待す
るぅ さん作 [347] -
relations 11
PM8:30こんな時間に一人で家にいるのって……すげぇ久しぶりかも。だいたいは夜中か朝に帰ってくるし、それ以外は誰かが一緒。一人だと時間ってすごい長く感じる。やることないから携帯を開いた。着歴とメール…確認すんの今日何回目だろ。不在着信2件―\rあっ!?いつの間に?思わず飛び起きて確認した。ダチだ―――\r「俺…ダセェ。」小さくため息をついて、なんとなくアドレス帳を開いてみる。《セフレフォルダ》
るぅ さん作 [349] -
relations 10
あの日から1週間――俺は誰ともヤらなかった。別に深い意味はなくて、ただバイトが忙しかったから。店長の野郎は相変わらずうるせぇし、まじイライラしっぱなし。いつもどうやって気持ち切り替えてたっけ。「リョウ〜今日バイトねぇんだろ?釣り行かねぇ?」「ん〜……。」めんどくせぇな〜。「せっかくバイトないんだったらアキに会ってやれよ。」横からトモヤが責めるような口調で言ってくる。なんか機嫌悪い?つーか俺もあん
るぅ さん作 [354] -
relations 8
ロングコートに高いヒールのブーツ。長くて艶っぽい髪を綺麗にまとめたその女は、後ろ姿でも美人だということがわかる。「あんな感じかな。綺麗な大人の女っつーか。」「え〜あんなの無理だよぉ。」アキがそう呟いた時、その女が横を向いた。「うわぁ、すごい綺麗な人だね。」アキの言葉に答えようと口を開く………でも言葉が出てこない。ユカリだ。1週間ぶりだな。いつものコートじゃないからわかんなかった。なんか外で見ると
るぅ さん作 [350] -
relations 7
日曜日――今日はアキとのデートだ。なんだかんだで先延ばしにしてたんだけど、さすがに断ることも疲れたし。「ね、どこ行く?」「ん〜俺んちは?」「それじゃデートじゃないじゃん!」「じゃあホテル。」「バカ。」本気で言ったんだけど、冗談だと思ったらしい。ケラケラ笑いながら、アキは俺を引っ張って行った。結局、映画観てカラオケ行って飯食って………やっと夜になって最後は買い物。やっぱデートって超ダリぃ。まじ疲れ
るぅ さん作 [395] -
relations 6
ピッ…プルル……プルル……プルル……プルル…あれ?…プルル……プルル……出ねぇ。プルル……プルル……そんなこともあんだ?プルル……プルル……当たり前か。逆に普段がおかしいよな。プルル……プルル……って俺、超しつこいよな。いつまでかけてんだよ。ピッ――切ってからしばらく携帯を眺めてたら、肩を思い切り引っ張られた。「リョウ?どした?」「あ?………別に。」慌てて顔を上げる。ユカリが無理なら誰でも良い。
るぅ さん作 [429] -
relations 5
夜――大音量で鳴り響く洋楽に、露出が激しい人間の波。クラブの中はまるで日本じゃないみたいだ。ごちゃごちゃ騒がしい雰囲気は嫌いじゃないけど………「なんかダリぃ。」いつものソファに座り込むと、俺は煙草を片手に周りを見渡した。いつものツレと顔なじみのやつらと……あれ?「トモヤは?」「あ〜なんか今日は用事あるから来ねぇって。」「女?」「だろぉな。」って、喋ってる間にも群がってくる女達。どいつもこいつも濃
るぅ さん作 [380] -
relations 4
ある日の午後―\r「リョウ〜!」アキの声に俺たちは足を止めた。パタパタと走ってくる小柄な彼女。「相変わらず可愛いな〜アキちゃん。」「うらやましい!」小さく呟くダチを見回して一言。「あげよっか?」「そゆこと言うなよ。」ダチのトモヤが後ろから思い切りはたいてきた。マジいてぇっ!「お前力入れすぎっ!」騒いでる間にアキが側まで来る。「ねぇ、今日夜会える?」「あ〜無理……バイト。」なんつって。ほんとはただ
るぅ さん作 [356]