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積み木 さんの投稿された作品が9件見つかりました。

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  • 疾走!ヒートハイウェイ(1)

    気になる。まだ私たちは入学したてだけど、あの人は普通に打ち解けているし、変わった感じなんてしないけれど、他の男子とはなにか違う気がする。なんだろう、あたし霊感でもあるのかな。アユミは友人たちと別れた。最初は自分一人だけ帰り道が反対方向であることにショックだったが、仕方ないと割り切ることにした。しかし、ここは田舎町。家同士の間隔は何メートルも離れているしそのうえ実際距離も長いため、続く緑の風景には
    積み木 さん作 [264]
  • 疾走!ヒートハイウェイ(6)

    「待って!」シゲルは足を止めた。後ろでアユミが辛そうに肩で息をしていた。「なんだよお前…こんなとこで」「もう無理、走れないよ」そう言ったとき、足元を見ていたアユミの視界にシゲルの顔が映った。あまりの不意打ちにアユミは一瞬息を詰まらせた。シゲルが、うっすらと笑みを浮かべながら、アユミに言った。「じゃあお前、このこと担任に言わないな?」「なっ何?こんなときに」「お前、クラスのヤツにも近所のおばちゃん
    羽音@ウタ さん作 [306]
  • 疾走!ヒートハイウェイ(5)

    「もう逃げなくていいぞ。あいつの主砲はもう破壊したからな」アユミはパニックだったが体力の限界であったため、やっと足を休めた。シゲルのもつ銃からは戦闘艇の頭部まで光線が伸びており、注がれ続ける熱線に耐えきれなくなった戦闘艇は爆発し、川の中へと朽ち果てた。安心したのも束の間、爆発の煙の中から二機に及ぶ戦闘艇が目の前まで迫ってきた。「やべ、逃げるぞ」シゲルは駆け出した。
    羽音@ウタ さん作 [281]
  • 疾走!ヒートハイウェイ(4)

    「そうだ。走れ!」逃げるアユミにシゲルもついていく。そしてその二人を追い掛ける戦闘艇が…よく見ると手前の戦闘艇の後ろにもう一機、その後ろにもう一機の姿が見える。「だめでしょ…こんなの…」アユミは振り返る余裕もなく走ったが、聞いたこともない戦闘艇の風を切る音と、銃弾を連射する音がより一層不安を強くさせた。「ったくしつこいな」シゲルは後ろ向きに走りながら銃口を戦闘艇の胴体部に向けた。先ほどの銃と形状
    羽音@ウタ さん作 [292]
  • 疾走!ヒートハイウェイ(3)

    そのとき、急に強い風が吹いた。アユミは髪を押さえながらシゲルの顔を見た。(なに見てるんだろう。)ずっと遠くを見つめていたシゲルが口を開いた。「お前…ここから逃げた方がいいぞ」「え、なんで…」その瞬間、キーンと耳を痛めるような音がとどろいた。開けたすぐ目の前には巨大な戦闘艇―――\r足元に乱射された銃弾の熱が土手の草原を焦がした。「なんなのアレっ!ねえ!」アユミの足がすくむ。戦闘艇の左右の翼からは
    羽音@ウタ さん作 [295]
  • 疾走!ヒートハイウェイ(2)

    「おーい。」呼ぶとシゲルは振り返った。同じクラスの男子。それだけの関係なのに、アユミはつい呼んでしまった。あれ、以外とそんなに背の高さかわらないな。アユミはシゲルに近寄ってみて思った。「あーえーと、同じクラスの、えーと」シゲルはアユミの名前を思い出そうとしていたが、アユミは正直、絶対わかるはずないだろうと思った。「アユミだよー、シゲルだよね名前?今日の陸上で他の男子追い越して、めっちゃ速かったよ
    羽音@ウタ さん作 [319]
  • 疾走!ヒートハイウェイ

    気になる。まだ私たちは入学したてだけど、あの人は普通に打ち解けているし、変わった感じなんてしないけれど、他の男子とはなにか違う気がする。なんだろう、あたし霊感でもあるのかな。アユミは友人たちと別れた。最初は自分一人だけ帰り道が反対方向であることにショックだったが、仕方ないと割り切ることにした。しかし、ここは田舎町。家同士の間隔は何メートルも離れているしそのうえ実際距離も長いため、続く緑の風景には
    羽音@ウタ さん作 [320]
  • 疾走!ヒートハイウェイ(2)

    「そうだ。走れ!」逃げるアユミにシゲルもついていく。そしてその二人を追い掛ける戦闘艇が…よく見ると手前の戦闘艇の後ろにもう一機、その後ろにもう一機の姿が見える。「だめでしょ…こんなの…」アユミは振り返る余裕もなく走ったが、聞いたこともない戦闘艇の風を切る音と、銃弾を連射する音がより一層不安を強くさせた。「ったくしつこいな」シゲルは後ろ向きに走りながら銃口を戦闘艇の胴体部に向けた。先ほどの銃と形状
    羽音@ウタ さん作 [252]
  • 疾走!ヒートハイウェイ(1)

    気になる。まだ私たちは入学したてだけど、あの人は普通に打ち解けているし、変わった感じなんてしないけれど、他の男子とはなにか違う気がする。なんだろう、あたし霊感でもあるのかな。アユミは友人たちと別れた。最初は自分一人だけ帰り道が反対方向であることにショックだったが、仕方ないと割り切ることにした。しかし、ここは田舎町。家同士の間隔は何メートルも離れているしそのうえ実際距離も長いため、続く緑の風景には
    羽音@ウタ さん作 [289]
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