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パパさん さんの投稿された作品が19件見つかりました。
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サイアイ?
娘のいる病室は、NICUと言う、新生児ばかりがいる病室だった。娘はその病室の中では、少し大きい方だったらしい…でも、親としてはやっぱり、いくら大きいとは言え、心配なのは事実だった。そんな心配をよそに娘は、日に日に大きくなっていった。生まれて、4日目には顔が見れるようになり、点滴もすぐに取れて、保育機のなかで抱く事が出来る用になった。だが…口にはまだチューブが繋がっている。唾やミルクを飲み込むこと
パパさん さん作 [342] -
雨の中のキセキ?
雨が降りしきる中、ずっと雨に打たれて、ただ、排水溝に流れる水を見ていた。雨はすべての事を流してくれる気がする。自分の罪も、後悔さえも…そんな雨のなかただ呆然と空を見上げている彼は…神崎 修也 (カンザキ シュウヤ)短大に通い、居酒屋でバイトをする、ごく普通の学生だった。一年前の今頃…『修ちゃん…ごめんね。待った?』『待ってないよ。寒いし、早く行こうか?』…彼女は、…立花 未来 (タチバナ
パパさん さん作 [323] -
光と陰
2002年5月、鑑別所から出たばかりの少年…こいつの名前は、非道拓也…親にも見捨てられ、帰る場所も、頼る人もいない。途方にくれ、住み込みの仕事を探したがなかなか見つからない。そんな時、君も?ホスト?になろう、という求人広告を見つけた。『…寮もあるし、面接だけでもいってみるか?』面接は簡単なもので…『じゃあ今日から仕事しょか?』?!そんな簡単に決めていいのか?先輩に連れられて寮へ向かった…。スーツ
パパさん さん作 [336] -
立ち直りの人生?
鑑別所での生活が始まった…少年院に入ったことがある人間は、鑑別所では単独部屋に入って審判を待つ事が多い。その理由は、初めて審判を待つ人間に不安を与えるかららしいが…しかし、将太はすぐに集団部屋に移された。何故なら、少年犯罪が増えてきて、単独部屋が足りない状態らしいからだ。将太は一人になりたかった…山崎との出会い…今までの人生を振り返りたかった。友達、仲間、先輩、後輩…自分にとって今、誰が必要なの
将太のアニキ さん作 [382] -
サイアイ?
家に着いてもなかなか眠りにつけなかった。ねむれずに、娘を思い出すと涙が自然にこぼれた。別に、顔が見えないからじゃなく…ただ…自分の子供が箱のなかで必死に頑張っている姿が目に燒きついて……『かわいそうで…いや…嬉しいかった…』なんとも言えない心境と今後訪れるだろう苦悩が私を泣かさせたのだろう。泣き疲れていつしか眠りに着いていたがすぐに目を覚ました。起きてすぐ、携帯を見て…夢ではないことに嬉しいさと
パパさん さん作 [357] -
立ち直りの人生?
山崎との出会いで少し、心を開いた将太であったが、やはり完全には大人という人間を信用できないのだった。取り調べも終盤にさしかかり、将太は鑑別所に移送されることとなった。山崎との別れの時が近づいて来た山崎との別れの時…山崎は別ぎわに…『…将太、次こそは、真面目になって、早く帰って来いよ』!!将太は黙ったまま、ただ…首を縦に振った。将太の目には溢れんばかりの涙がたまっていた。『なんで、泣いてんねやろう
将太のアニキ さん作 [374] -
立ち直りの人生?
将太の手には冷たい手錠がはめられている。『夢じゃない』不安と孤独感が将太に押し寄せる。留置所出の長い生活が始まった。留置所の生活は、退屈そのものだった。取り調べ以外の時間は何も無い部屋でひたすら時間が過ぎるのを待つ。面会も喋る相手もいない。孤独が将太をさらに苦しめた。たまに喋るのは看守の山崎ただひとりだった。山崎は将太と喋る時には、菓子パンを必ず持って来てくれた。何故、将太に関わるのか…将太には
将太のアニキ さん作 [382] -
立ち直りの人生
暑い夏の日、この少年の物語は始まる。少年の名前は将太。彼は兄が二人、妹が一人の4人兄弟の三番目。彼が不良少年と呼ばれ始めたのは、兄の影響が大きかった。兄の行動をみている大人は弟も同じに見えたのだろう。そんな大人が思った通り、将太は鑑別所に14才で入り、16才の時には少年院に入る事になっていた。将太は真面目になろうと真剣に考えた…。しかし、外に出てからが将太の地獄の始まりだった。世間は少年院や刑務
将太のアニキ さん作 [439] -
サイアイ
私の娘は大阪のY市の病院で産まれた。ちょうど奈良で母子が病院の受け入れを断られ母親だけ亡くなったニュースを思い出す…。私の妻も奈良の女性と同じく救急車で病院に運ばれた。妻はすぐに病院に入る事が出来たが…病院にとって救急車で運ばれてくる患者は厄介者なのか…。人の命を左右する者にとって命とは物でしか無いのか?子供から母親を奪った病院はこれから先この生まれてきた子供に恨まれるだろう…ただ私の嫁はそんな
パパさん さん作 [358]
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