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レインノートさんの投稿された作品が8件見つかりました。

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  • 開けパンドラ!ー8

    ゼシルの前に立つ女、ラングネーナは笑った。「驚いているのか?」 無理もない。「あんたが本物だとしたら、とっくの昔に消えてるはずだろ!?」 神話では英雄ラシェイヴに胸を貫かれ、息絶えたとある。「確かに我はこの胸を貫かれた」 ラングネーナは自分の左胸を指差す。「しかしな、貫かれたのは肉体ではない。心なのだよ」「………」 赤くなった顔を見て、分かった。悪魔が人間に恋をしたのだ。「我はラシェイヴに言った、
    レインノートさん作 [452]
  • 開けパンドラー7

    「な、なんで俺が…あんたの奴隷なんかに…!」 女の有無を言わせない眼力に負け、声が上ずる。 すると女は首を傾げ、さも不思議そうに言った。「お主は本物のバカじゃのう。言ったであろう?取引だと」「えっ…?」 取引という言葉と女の口調にふと気づいた。「あんた…、あの箱か…?」 すると女は、口元にうっすらと笑みを浮かべ、ゼシルを指差した。「左様。お主の命を救ったのは我だ。それに我は箱でも女でもない。この世
    レインノートさん作 [449]
  • 開けパンドラ!ー6

     ゼシルは箱に触れた。無くなっていたはずの左腕で。 ………。 何も起こらない。どうやらただの箱のようだ。 と、その時。『起きろ、バカたれ!』「!!!??」――――。 瞬間、ゼシルの意識は完全に覚醒した。 女性の声とともに、頭に鈍い痛みが残った。目の前に立っている女性の仕業だろう。「何を呆けておるのだ?」 半身を起こした状態で、口をポカンと開けて凝視してしまうのも無理はないだろう。その女性はそれほど
    レインノートさん作 [470]
  • 開けパンドラ!ー5

     ゼシルは夢の中にいた。どこか暗い場所に佇んでいた。「あれ?どこだここ。それに臭いし」 辺りからは煤のような臭いが立ち込めている。 なにか無いかと辺りを見回すとなぜか、ある一点だけくっきりと見える箇所がある。 あの箱だ。あの黒い喋る箱がある。 ゼシルはその一点を見つめ、吸い寄せられるように近づいた。
    レインノートさん作 [476]
  • 開けパンドラ!ー4

    『我ガ眠リヲ妨ゲル者ハ誰カ…』 突然響いた声に、ゼシルは体を硬直させた。「だ、誰かいるのか…?」 恐怖のせいか、声が上ずる。『人間の男カ。チョウドイい、腹ガ減ッテイル』「え?」 気付くと、目の前の箱が拳一つ分ほど開いていた。それと同時に、左腕の二の腕から下が歯形を残し、無くなっているのに気付く。 ゼシルは血を流しながら、地に崩れる。『フム。ヤハリコノマまデハ動きズライな』 どうやら声の主は箱のよう
    レインノートさん作 [475]
  • 開けパンドラ!

     その長方形の箱は全体が黒く、ところどころに赤い紋様や文字のようなものが装飾されていた。 昨日この箱を開けなかったのは、村人が起き出す時間だったのと、箱が不気味な雰囲気を纏っていたためである。 魔物がうようよいるご時世だ。箱の中に怪物がいるかもしれない。 とは思うが、好奇心には勝てない。 ゼシルは持っている鉈で箱をつついてみる。コンコンという金属音はするが、なにも起きない。「宝物だったらいくらで売
    レインノートさん作 [504]
  • 開けパンドラ!ー2

     バルタ史歴1657年2月16日。 この日ゼシル・カーテスは上機嫌だった。「楽しみだなぁ」 早朝に走るのも好きだが、もう1つの趣味があった。それは森を探索すること。 しかし、ケルタ村では村の裏側に位置する森、ケルタの森ー通称:悪しき民の森ーに入ることを禁止していた。 名前の由来は森で起こる現象が原因だった。 ケルタ村の周辺は開拓地であったため、森を切り開かれて作られた。しかし、悪しき民の森に入って
    レインノートさん作 [481]
  • 開けパンドラ!

     早朝、小鳥が庭先で地面をつついている。その中を駆け抜けるとバサバサと音をたて、飛び立っていく小鳥たち。 舗装されていない村の道には凹凸があり、走りにくい。コケそうになるのを足裏の体重移動で堪える。 春の訪れを感じさせる青空と暖かい風を肌に感じながら、彼は森へ駆ける。 何者にも縛られず走るのはなんと気持ちが良いのだろう。 誰もいない早朝の森への道を一人で走るのが、彼、ゼシル・カーテスの唯一の楽しみ
    レインノートさん作 [450]
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