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K さんの投稿された作品が8件見つかりました。
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EEC7
「片足で玉つきを1000回してもらう。」御堂くんはいった。…片足手元が狂えば即終了…か1回、2回…体中に嫌な汗をかいているのがわかる。まばたき…すらできない。100回…少しずつ足の負担を感じる。……失敗一瞬だった。手元の狂いは命取り…「結城くん…ゴメン。できなかった。」あっけない終わり残された喪失感そう、あの引退試合の様に…、「御堂くん…時間、割いてくれてありがとう。」「そうか。これで、あきらめ
K さん作 [530] -
TTE7
修行僧…そんな印象だった。鋭い眼光大きな体躯…あの日、僕はこの人に魅せられた。「何をしている…」静かで重い口調…「こ…この人が入部てくれるんです、部長。」結城くんは虎に睨まれた兎の様だった。「ほぅ、そんな年老いた輩が新入部員か…」酷い言われようだ。「で…でも、即戦力になりますよ!」必死の主張。…というか、僕はそんなに強くないけど…「三年では、使い者にならん。このまま引退したら、卓球部は潰れる。"
K さん作 [541] -
TTE 6
放課後…「本当に来てくれたんですね。」結城くんは嬉しそうに言った。話がうますぎる…。正直、まだ、疑っている。高3を勧誘する意味がわからない。それでも、メールした…呼ばれた…来た、この部室に…。「セイ、あんた凄いじゃん。先輩を勧誘なんて、どうやったのよ?」結城くんの隣の小柄な女子が結城くんを小突いた。「いや、僕は別に…」いや、結城くん、目で助けを求められても…「私、1-5の四葉 葵っていいます。一
K さん作 [546] -
TTE5
「卓球部に入りませんか」部員勧誘校門前のその元気な声に妙に反応してしまった。4月末…部員の集まっていない部活はさぞ焦っているだろう。「先輩、待ってください。」そこにはまるでまだ中学生のように小柄な男子が立っていた。「やっぱり卓球なんて興味ないですか?」正直、驚いた。というか疑った。こんなに都合の良いことがあるだろうか…「もしかして僕のこと勧誘してる?」「そうです!よかったら…ここにメールを。お願
K さん作 [496] -
TTE4:table-tennis encount
軽快な音…とでも言うべきか、その二人の卓球は速いというよりは美しかった。まるで違う世界、まるで違う…帰路には、昨日僕を泣かせた太陽がいた。何故だろう。今日はいいことがあった気がする。やることもないので寝ることにした。しかし…いや、やはりというべきか…寝れない。暗闇の中、考えることは…あの軽快な音一球一球の流線型そして奏でるその二人その二人にある世界を見せられた。その二人に僕は魅せられていた。
K さん作 [493] -
TTE 3
いつもの海岸…もう必要ない朝のランニング…暖かい朝日すら、清々しい風すらウザい。無気力のはずなのに、何が僕を駆り立てたのか…未練。そんなのはもうないだろう。きっと、ランニング自体が身体に染み着いていたからだ。いま通学してるように…その行為に意味はない。それとも身体には未練があるのだろうか…引退した僕に残されているのは受験勉強だった。高校生の宿命…もっとも、あの日で僕の高校生活は終わったのだが。テ
K さん作 [516] -
TTE 2
相手は体育科だった。…エースにエースが打ち帰してくる。鉛のように重いドライブ、一歩も動けないサービス。正直、テニスしている気にはならなかった…小雨はウェアを着実に湿らせ、試合中なのに寒気がした。その寒気には体育科への畏怖も含まれてたのかもしれない。泣く間なんて…あったのはただの…今も続くこの感情…無力感ただ一瞬、涙を流したのは…あの坂道の夕日の前
K さん作 [550] -
TTE:table-tennis encount
…あの日、僕の部活は終わった…もう、こんなに早く起きなくてもいいのに。もう朝練はない、昨日で引退したんだから……4月に引退…そんなことがあるだろうか?体育科というエリートは凡人にプレーをさせない。試合中そしてコート外でも。しかし、お優しい体育科は3つの個人戦枠をくださった。団体戦のない引退試合…それでも、必死に練習した…テニスが好きだったから。 あの日…予選の決勝だった、小雨が降っていた…。相手
K さん作 [576]
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