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日ノ木 月乃 さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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ショート・ショート ―明後日―
いよいよ決行の日が明後日に迫っていた。ヒロシはこれまでの計画の為に費やした労力を思いだし、絶対に成功すると確信していた。必要な物は全て揃った。外国にまで行きブツを購入した。計画実行の際の服装もばっちりだ。ついつい顔がニヤついてくる。『まだ安心するのは早い。何が起こるかわからないんだから。』自分に言い聞かせる。ターゲットの事は良く知っている。仕事から何時に帰ってくるのか。それは毎日同じ時間だ。きっ
日ノ木 月乃 さん作 [510] -
ショート・ショート ―働きマシン― ?
馬鹿にして言ったのか、呆れて言ったのかは上司の無表情からは読みとれない。『あと、ついでに油も注しておいてくれ。』そう言うと上司はノブオに近寄り、自分の頭を開け『右の三番目の部品だ。わかるか?』とノブオに聞く。『大丈夫です。』と答えると部品を交換し油を注した。『本当に、お前の代わりの人間はいくらでもいるんだからな。それをよく肝に命じておけよ!』と頭を閉めながら言った。少子化の影響でロボットが社会で
日ノ木 月乃 さん作 [280] -
ショート・ショート ―働きマシン― ?
ノブオはいつもの電車に乗り職場を目指していた。毎日毎日同じ時間の、同じ電車に揺られ、同じ席に座り、同じ景色を眺めている。ノブオは自動車の部品工場で働いている。小さな頃から車が好きで、ずっと自動車関係の仕事に就きたいと思っていた。だから、就職した当初はやる気に溢れ仕事も楽しいと思ってやる事が出来た。しかし今は違う。毎日毎日同じ事の繰り返し。機械の様に淡々と同じ仕事をこなして行く。やる気が無いからミ
日ノ木 月乃 さん作 [295] -
今時の、恋の、始め方
『40代でもいいですか?』それが彼女からの初めてのメールだった。―僕は今25歳―\r まだまだ寝苦しい熱帯夜続く8月、携帯にメールが届いた。送り主に心当たりは無い。それもそのはず、所謂『出会い系』という奴だ。内容は、『40代でもいいですか?』と書いてあった。見ると45歳の主婦とある。 その頃、僕は自暴自棄になっていた。付き合っていた彼女を膠原病で亡くしたのだ。しかもその頃に浮気をしており、彼女の
日ノ木 月乃 さん作 [427]
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