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胡蝶蘭 さんの投稿された作品が7件見つかりました。

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  • しおり 【?】

    パニックに陥りそうな矢先、悟が拗ねたような口調で言った。「ここ…この場所はな。俺が結婚しようと決めた奴と来ようときめてたんだよ。」余りに思いもよらない言葉をもらい、私は目を見開いて悟の顔を穴が空きそうなほど見つめた。「…なんだよ!!」ぶっきらぼうな口調だが、明らかに照れ隠しな事がわかるくらいだった。耳まで真っ赤になっている。「だって、予想もしてなかったから…」「予想されてたら困るんですけど。」
    胡蝶蘭 さん作 [152]
  • しおり 【?】

    「すごい…」車から降りた私は目の前に広がる景色にため息をついた。青く広がる海と空。太陽がそれを全て包み込み、輝きを放っている。湿った風が、潮の香りを運んで私の鼻を擽る。「ここって……鎌倉?」「そう、稲村ヶ崎。」3時間車に揺られている間、大体向かっている場所は鎌倉だとわかったが、こんな綺麗な景色が見れるだなんて思っても見なかった。「ずっと来たかったんだよな-!!ここ、サザンの縁の地だからさ。」車
    胡蝶蘭 さん作 [137]
  • しおり 【?】

    「お前は俺の女だ。栞だけだよ。」フィニッシュを終えた彼が耳元でそう囁く。甘く、優しい声。涙が頬を伝うのと同時に、悟は唇で私の頬の涙をなぞるようにキスをしていき、最後に唇に優しくついばむようなキスをした。そのまま眠りに堕ちていく。愛情と幸せに浸ったまま。彼の匂いに包まれて、不安が消えていくのがわかった。―翌朝、私達は早起きして車でどこかへ向かっていた。悟に聞いてもはぐらかされるばかりで、昨日消えた
    胡蝶蘭 さん作 [154]
  • しおり 【?】

    「明日ちょっと付き合ってほしい所あるんだけど、良いか?」ご飯を食べ終わって、ソファでくつろいでいた悟が真面目な顔をして言うから少し不安になった。「良いけど、どこ行くの?」「まぁ、ちょっとね。」悟は私になんでも言ってくれる人だから、時々こういう態度をとられると不安になってしまう。不安になった後はいっつも「バカだなぁ」って、頭をくしゃっと撫でてくれるのに、あたしはいつだって不安になる。なんて進歩し
    胡蝶蘭 さん作 [458]
  • しおり 【?】

    出来上がったご飯をテーブルに並べて、2人でいただきますをした。「んー、やっぱ栞の卵焼きは美味い!!」「ふふ、ありがと。」「今日は仕事大変だったよぉ。竹山がさぁ……」こうやって、悟の仕事の愚痴を聞く時間も好き。あたしの知らない仕事場での出来事。それを知れる時間だから。悟とは付き合って2年半になる。きっかけは出逢い系サイト。元々大学という口実を親に使い、元彼を追いかけて上京した私。1年経ちその元彼
    胡蝶蘭 さん作 [144]
  • しおり 【?】

    芽衣子とカフェを出て別れた後、ノロノロと家に向かって歩き出す。(なんでみんな、不幸な恋愛ばっかり興味あるんだろう。なんで不幸な目にあってる人で感動できるんだろう。波乱万丈な恋が同情されて、普通に幸せな恋は『良かったね』で流される。なんでハッピーエンドで満足されないんだろう。)ボーっと歩きながらそんなくだらない事を考えていた。途中、スーパーに立ち寄り夕飯の買い物をした。今日は金曜日。時刻は
    胡蝶蘭 さん作 [158]
  • しおり 【?】

    「あーぁ。本当に栞は良いよねぇ。」…まただ。学校終わりの夕方、大学の友達である芽衣子とカフェで恒例のガールズトーク。友達から散々愚痴を聞かされた後、いつもの「栞は良いよね」で締め括られるトークに私は少しうんざりしながらカプチーノをぐいっと飲む。「あのねぇ、あたしだって悩みくらいあるんだよ?」「例えば?」「うちらもう大学4年だよ!?国家試験の勉強とか就活とか…それに実習だって卒論だってあるし
    胡蝶蘭 さん作 [197]
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