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ヒマジン さんの投稿された作品が154件見つかりました。

 
  • ロストメロディ

    ルシフェルから放たれた矢が一直線に彩羽に向かう。彩羽はそれを手にはめた手甲で乱暴に叩くと疾風のようなスピードでルシフェルの顔面を殴りつけた。「ぐう…ぉ!」反動した彩羽の拳が閃光のようにはしる度ルシフェルの体が宙へ浮かぶ。「近付いていれば矢などただの荷物でしかないだろう」「ふん…ただ殴り合うのは美しくないね…お前らしいが」その言葉とともにルシフェルの腕が彩羽の顔面へ伸びる。ルシフェルはそのまた顔面
    あいじ さん作 [454]
  • MURASAME

    平将門?鎧武者は腹に突き刺さった羅候を引き抜くと腰に携えていた刀に手を掛けた。鎧武者が刀に手が届くよりも速く、幸司は駆け出すと鎧武者の体を蹴りつけ跳ね飛ばした。「お前が将門か。何がしたいんだか全くわからんが、とにかく東京都民の迷惑だ今すぐやめろ」落ちていた羅候を突きつけ幸司は将門と思われる鎧武者に燦然と言い放った。「む…村雨先輩」「竜助、ちょっとそこで休んでろ。今俺が片付ける…」幸司は羅候を構え
    あいじ さん作 [592]
  • ロストメロディ

    刹那は急激な脱力感に襲われその場にうなだれた。肩が痙攣し立ち上がるにも全身に力が入らない。「俺は…俺は…」「刹那…」困惑し動揺する刹那の肩を天見老人がそっとおさえた。刹那の震えが天見老人の手に伝達する。「……!」彩羽が入口に目を向けそこを凝視する。嫌な緊張感が部屋中に広がっていく。「師匠……」「わかっている…明日奈、お前は天見と刹那君を連れて裏口から逃げろ。表の客は俺が相手をする」虚空に浮かぶ満
    あいじ さん作 [562]
  • ロストメロディ

    彩羽と名乗る男は黒いコートをマントのように靡かせ、その鍛え上げられた体を腕につけた鉄甲で固め支えていた。サングラスの為か表情が読めないがなんとなく宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する「鴉の大将」を連想させた。「彩羽…お前…」「悪いな天見、表口が騒がしいんで裏口から失礼させてもらったのだが…」「いや…そうじゃなくて…その子は?お前の娘か?」老人は彩羽の隣にいる少女を指差した。年の頃は刹那と同じくら
    あいじ さん作 [632]
  • ロストメロディ

    刹那の体が大きな音をたて崩れるように倒れた。その音を合図に近隣周辺の民家から人が集まってきた。その誰もが天使の側から刹那を見下ろし卑しい笑みを浮かべていた。刹那の胸には矢が深々と突き刺さっており、その体はピクリとも動かない。「どうでしょうか天使様…この度の生贄の具合は…?」「いいね。後でこの地域に報酬を送るよ、ただ…」その天使は弓を下ろすと言葉を切った。「油断はしない方がいいね…」不思議な顔をす
    あいじ さん作 [468]
  • ロストメロディ

    「天使というのは二十世紀に出現した謎の生命体のことじゃ、その姿は千差万別人間のような姿のものからモンスターのようなものもいた。彼らの前には近代兵器も役に立たず人間は窮地に立たされた…」老人が淡々と語るのを刹那は目を輝かせ聞き入っていた。「だが、天使に対抗する人間も現れた。そいつらは高い身体能力と不思議な能力を持っていて、天使と互角に戦うことが出来た。彼らは戦使と呼ばれ人間の自由の為に戦った」老人
    あいじ さん作 [457]
  • ロストメロディ

    始まりに二十世紀に大きな戦争がありました。それは天使と人間の全面戦争でした。その戦争に勝ったのは天使の方でした。人間は天使に従って生きる道を選んだです。学校の屋上。青い空に爽やかな風が吹き抜ける。非常用のドアを開ける音で、少年は目を覚ました。少年は起き上がりドアの方へ顔を向けた。「先生…」ドアの所にはヨレヨレのコートを着た眼鏡の男が息も絶え絶えに立っていた。「やっと見つけましたよ…今日こそ僕の授
    あいじ さん作 [516]
  • MURASAME

    平将門?「京介!」大光明の叫びが可王を捉えた。両手に下げられた小鉄と正宗が亡者達を斬り伏せ道を開いた。「将門塚へ行きたいのだろう。行くがいい…」大光明は動揺し可王を見つめた。「何が…狙いじゃ?」「特に理由はない。こうしなければならないからだ」会話の途中も亡者を斬り裂く刃は止まらない、可王は一人また一人と亡者達を薙払っていく。「ちぃ…」大光明は軽く舌打ちすると可王の脇を素早くすり抜け将門塚へ走った
    あいじ さん作 [622]
  • MURASAME

    平将門?妖庁の行動は素早かった。緊急召集された役人達は帝都の至る所に廻され、亡者達の鎮圧を図った。狛犬跡がある上野及び、渋谷の指揮は村神と蔵王丸が直接とり、大手町将門塚へは薬師院大光明、そして氷川竜助が向かった。「大丈夫でしょうか…」バイク上の竜助が心配そうな声で後ろに乗った大光明に話しかける。「大丈夫も何もこんなもん賭けじゃ、成功する方がおかしいわい!」「……何故、将門は蘇ったのでしょうか…」
    あいじ さん作 [473]
  • MURASAME

    平将門?「何が起こっているのです!」妖庁本部、竜助の声が部屋中に響いた。窓から見える景色は鬱蒼とした暗黒が広がっている。「わからんか。狛犬は沈み、大邪霊が復活した…平将門がな…」村神が沈んだ声で言った。竜助の顔が怒りで曇る。「対策は…何か対策はないんですか!?」竜助が怒りのこもった声で叫んだ。その言葉はほとんど悲鳴に近い。「対策はない…あるのならばとっくに動いている…」「しかし…!」「落ち着け竜
    あいじ さん作 [511]
 
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