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彰子 さんの投稿された作品が53件見つかりました。

 
  • 孤(こ) 一

    「あんたなんか、うむんじゃなかった!!」 美里は大声で叫びながら昇太の背中を何度叩いている。「お母さん、ごめんなさい。…やめて…」「うるさい!!あんたが悪いんだ!!」息子に何か言われる度、苛々する。 自分でも訳が解らない状態になり、自分が子供に何をしているのか、頭の半分では解っていながら、それを感じると更にいてもたってもいられなくなり、また息子に手をあげてしまう。 昇太はお母さんが好きだった。お
    彰子 さん作 [691]
  • 孤(こ)

    11月30日午後5時10分雨が降る夕暮れ五歳の昇太は膝を抱えて部屋の隅にいた。左目の横に青アザもある。家には誰もいず、彼は淋しさの中で座っていた、目は虚ろ、表情は泣く様子もなく、ただ雨の音だけが響いている。昇太がここに座ってからもう一時間半が経っている、普通の子供であれば七時から始まるテレビ番組を楽しみにしている時間だ。 ふと、学校の作文の宿題を思い出し、居間に置いてある正方形のこたつに座った。
    彰子 さん作 [667]
  • 二十歳の君へ

    穏やかな 日差しの中で君は自分の足で立っている人生にも四季があるけれど心次第で凍てつく冬の寒さも春の日差しに変える事が出来る幼い頃の様に笑っている君の顔目に見えて甘えられる日々を卒業しても いつまでも母に抱かれている事を忘れないで穏やかな日差しの中で君は自分の足で立っているそう、涙する日はこの胸に帰っておいでいつでも その涙を幸せに変えていこう幼い頃の様に泣いている君の顔目に見えて甘えられる日々
    彰子 さん作 [545]
 
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