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黄粉 さんの投稿された作品が90件見つかりました。

 
  • 死体観察日記〜一日目〜

    帰って来たら私以外の家族は死んでいました。お父さんに殺されたらしいです。まぁいわゆる無理心中というものですね。帰って来たら部屋中血だらけで、びっくりしましたでも私は泣きませんでした。「ざまぁみろ。」親の死体を見て一番最初に言ったコトです、むしろ安心感の方が強かったんですがね。まぁそれはさておき私、人間て死んだ時が一番美しいと思うんです。人間は腐っても美しいんでしょうか?私はそれを調べたくなりまし
    黄粉 さん作 [533]
  • 吸血鬼〜殺してあげる〜

    「ん・・・?」辺りが薄暗い。誰もいない。夜明け前・・・いつの間に外に出たんだろ。家入んなきゃ・・・。「!?」手を地面につこうともつけない。「なんで・・・!?」木に縛られていた。「くそ・・・誰が!!」「馬鹿だね。」目の前にユラが現れた。しかし、いまは酷く心が荒れていた。「太陽浴びて死ねよ。」「え・・・?」「とぼけるなよ、吸血鬼!!!」吸血鬼?なんのこと?「それとも心臓に杭を刺してほしいのか?」ひど
    黄粉 さん作 [378]
  • 猫〜ミイ視点Nine〜

    僕たちは田舎の村にきた。いっぱい温泉がある。まるで鼻が効かない。「ふぅー、長かった。宿探さなきゃ。」(鼻がおかしくなりそうだよ。)亜梨沙はバス停のベンチに腰掛け、言った。「ミイ、待ってて。宿探してくるから。遊んでていいよ。」遊んでてって、なんにもないよ?だが、亜梨沙はいってしまった。(はぁ・・・また一人ぼっち?)僕は風に揺れる背の低い草をつついていた。(つまんない・・・ん?)雑木林がある。(・・
    黄粉 さん作 [364]
  • 猫〜ミイ視点Eight〜

    亜梨沙はたまに独り言を言う時がある。「でねでね、その子泣きながら謝るんだよ。」(珍しい、お客かな?)僕は亜梨沙に近づこうとした。「・・・許さない。」え?不安になって立ち止まった。その時、亜梨沙は何かに取り憑かれたかのように、喋り続けていた。まるで見えないナニカに話し掛けているかの様に。「死ねばいいのに、みんな・・・。ね?お母さんもお父さんもね!首斬って中身掻き出してやる・・・」(やめて!!)思わ
    黄粉 さん作 [362]
  • 猫〜過去〜

    山を下りながら、私はミイがまだ生きてた頃、何かにとり憑かれたかのように人を殺していた時の事を思い出した。「ねぇ見てよこの顔。ウケるーハハハッすごい歪んでるー」憎い人間を殺し、生首を見ながら見えないナニカに話しかけていた。「キャハハハハッ!死ね、死ね!死ね!!」生きた人間を生きたまま刺し殺した。「ううぅ・・・、やめて、あ、りさ、ご、めん・・・謝るから・・・・ぐはっ!!!」苦痛に呻き、謝り泣き続ける
    黄粉 さん作 [573]
  • 吸血鬼〜破壊〜

    最近ユラの心は疑いで不安定になっている。(サキは人間なのか?)三日ほど前に、サキは太陽の下に出て倒れた。どうやら太陽が嫌いらしい。窓にも、直射日光を受けなくするかのようにフィルムとカーテンで厚く閉ざされている。(そうだ・・・。)サキは・・・・・吸血鬼。そして僕の首にある噛み傷も・・・サキが・・・。「ユラ・・・?」サキの声が震えている。前のモンスターの件について話しにきたらしい。「・・・・・・」黙
    黄粉 さん作 [368]
  • 大好き

    私は彼を待っていた。「おそい!」今日は食べにく約束なのに!いくら仕事だからって・・・!<早く帰って来て。>メールしてやった。「・・・・・・。」30分経っても返信は返って来なかった。「・・・ひどい〜早くしてよ!!!いつまで仕事やってんのよ、・・・まさか・・・、浮気?」だから応答しなかった?「許せない!!!ひどい!!!」妄想に入ってしまった。まだ私達付き合って二ヶ月もたってないのに!!!いきなり憎し
    黄粉 さん作 [626]
  • 猫〜ミイ視点Six〜

    最近あの人は、血だらけで帰って来ることが多い。あ、ちなみにあの人の名前が最近分かったんだ。名前は、亜梨沙。塾って所の専門の本に書いてあった。いつの間にか漢字も読めるようになってた。う〜ん。一人、関心していると、「ミイ、おいで。」亜梨沙に呼ばれた。僕は肩に乗っかった。ワクワクしている。お出かけなんて久しぶりだ。「着いたよ。」「?」そこは、人の家だった。門の札には、「中多」と書かれている。亜梨沙は黙
    黄粉 さん作 [354]
  • 猫〜ミイ視点Five〜

    今日もあの人は泣きながら帰って来た。いつも夜になっては、出掛け、泣きながら帰って来て、うずくまる。「なんで私が・・・!私が何したわけ!?ううぅ・・・っ酷いよ!友達だったのに・・・!」とりあえず一時間くらい泣きじゃくる。「どうかした?」あのひとは泣き腫らした顔を上げた。綺麗な顔が台なしだ。そして、僕に告げた。「大丈夫だから、私は大丈夫。」いまぼくは、あの人の言葉がはっきり分かる。わからないのは名前
    黄粉 さん作 [374]
  • 猫〜別れ〜

    とりあえず今日は野宿しかない。ミイを呼びにいかなくちゃ。「・・・!!」雑木林に、赤い毛の塊が倒れていた。正式には捨てられていたのだろう。これは・・・?「ミイ・・・・!」塊を裏返すと、ミイだった。あのあどけない顔の。「え。何これ?」嘘だ。嘘だよ・・・これはミイじゃない・・・ミイは・・・こんな・・・・死んでないよ・・・。いきなり涙がこぼれた。・・・嘘だよ・・・嫌・・・。「!!」ミイの体には、拳銃で撃
    黄粉 さん作 [361]
 
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