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ヒユロ さんの投稿された作品が7件見つかりました。
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抱かれたかった‥
初めて‥心から抱かれたいと思った‥いや‥むしろ私が彼を抱きたかった‥彼が欲しかった‥彼の全てが欲しかった‥手に入らないのならせめて―\r重なり合うその時だけでも彼を自分のモノにしたかった‥私以外見えなくしてやりたかった‥彼を感じさせたかった奥さんより‥誰よりも‥彼を感じさせたかった彼を狂わせたかった私の中で‥私の全てで愛していた狂おしい程に‥
ヒユロ さん作 [197] -
「会いたい」が言えなくて‥?
どんなに辛い事があっても、私ってば仕事だけは行くんだな‥一人になった部屋で、化粧をしながら思うでも仕事があってヨカッタ‥一人でいると、色んな事を考えてしまうからとにかく仕事に行こう夕方、いつも通り夕食の買い物をして家に帰った。(6時半か‥)私はクローゼットから明細書を取り出した。毎日の様に並ぶ同じ番号私は思いきってかけてみた「もしもし?」若い女の声だった‥「もしもし!?」私は無言のまま電話を切っ
ヒユロ さん作 [166] -
永遠の15分
あの日あなたは観覧車に乗ろうと言ったぶっきらぼうなあなたからの意外な誘い出会ってもう一ヵ月3回目のデートまだキスさえもないその日はとても寒く空気が刺さるように透き通っていた地面が徐々に遠くなり目の前に無数の光が広がるはしゃぐあなたを目の前に私は願っていた―\rこのまま止まってしまえばいいのに‥そうすれば私だけのあなたになる‥私だけの‥そんな事は起こる筈もなく15分と言う時間はあっと言う間に過ぎて
ヒユロ さん作 [339] -
「会いたい」が言えなくて‥?
いつの間に眠ってしまったんだろう‥?少しウトウトしたのか?でもまだ6時だ―\r隣りには背を向けた仁くんがいる‥いつもと変わらない朝なのに、仁くんの背中はまるで別人の様に見えた私はベットを出て隣りの部屋へ行った。クローゼットを開けるとさっきと同じ場所に明細書があった。夢ではなかった‥私はそれを手に取り再び仁くんのカバンに入れた。(見なかった事にしよう‥)そうすれば―\r何も変わらない‥何も起こらな
ヒユロ さん作 [149] -
「会いたい」が言えなくて‥?
(‥‥なんなんだ‥‥‥コレ‥‥)少しの間、頭が真っ白になっていた。何が起こってるんだろう?現実‥だよね‥?一瞬わからなくなった。私の回りだけ、まるで時間が止まったかの様だった。でも時計はチクタクと音をたて、正確に時を刻んでいた。もうすぐ2時になろうとしていた。(‥‥女‥だよね‥?)明らかな証拠を目の前にしながらそれでも私はまだ信じられないでいた。仁くんに女の人がいるなんて‥私は明細書を手にしたま
ヒユロ さん作 [232] -
「会いたい」が言えなくて‥?
いつからか‥彼が笑わなくなった‥どーして‥私の目を見ないの?‥「ねぇ、仁くん!来月ガンバッテみよっか!」少し間があった。「‥今、あんま欲しくねぇかな‥」うつむいたまま彼は言った。(なんで‥?あんなに欲しがってたのに、なんで急に‥?)「あっ、そーなんだ‥また欲しくなったら言ってよね!」私は精一杯、明るく答えた。結婚して5年、やっと子供が欲しくなってきて、子作りに励んで早10ヵ月‥子供なんて避妊しな
ヒユロ さん作 [544] -
「会いたい‥」が言えなくて‥
「会いたい‥」この言葉を何度打っただろう‥あなたに宛てて‥送信のかわりに押されるのはいつも削除キー‥あなたはもう忘れてしまっただろうか‥あの短い恋を‥
ヒユロ さん作 [310]
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