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ふくさんの投稿された作品が47件見つかりました。
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願い想い
あなたに気付かれないようにそっと近付いてあなたを後ろから抱きしめた出来るだけ優しく出来るだけ愛を込めて甘いあなたの髪の香り少しだけ触れ合った互いの頬腕を廻した時に感じたあなたの肩の細さ驚く程の僕の鼓動の激しさこのままあなたといつまでもあなたとずっと触れ合っていたいのにいつも見続けた背中短く切られた栗色の髪と小さな背中そのくせいつでも強いあなたのその姿に恋をした追いつきたくても追いつけない距離がもど
ふくさん作 [462] -
10月の花火
こんな風になるなんて思ってもいなかった10月の季節外れの花火あなたを待つ間マンションのベランダで遠くで打ち上がる花火を見た冷たい風が吹き始めた秋に私はあなたへの想いと綺麗な花火に心が踊った今でも覚えているあの日のことはあの日に花火なんて上がらなければ良かったのにあれから一年が経つのね外から聞こえる音に動揺して洗濯物の手が止まる去年見た花火同じ音同じ光でもあなたはいないからカーテンの隙間から見える花
ふくさん作 [375] -
光を
あなたの手を握った握手をするようにそれが精一杯だった小さくて白くて綺麗で柔らかくて本当はそのままあなたの身体を引き寄せて抱きしめてみたかった僕が全然手を離そうとしないからあなたが少し困った顔をしたそうだよね僕はいつもあなたを困らせてばかりだあなたが打ち明けてくれた過去もあなたの今の想いもそのせいで閉ざされた未来もあなたを作る全てを僕は愛して行きたいのにいつかは光をあなたに見せてあげたいのに『あなた
ふくさん作 [366] -
deep affection
あなたに口づけをした切な過ぎる程甘く悲し過ぎる程優しい独り占めしたいあなたをこのままあなたが少しだけ笑う月明かりにあなたの唇が綺麗に光る『あなたの人生を僕にください』あなたが静かに首を振る苦しくてもどかしくて胸が引き裂かれてしまいそうであなたはいつも笑う何かをごまかす様に生温い感触あなたの鼓動息をする度に浮き上がる血管僕の両手があなたの首筋にかかる奪いはしないあなたの命をただ僕だけのものにしたいず
ふくさん作 [409] -
春に
ずるずるずるずる私はいつまで引きずっているのだろう私の気持ちとは裏腹に季節は足早に過ぎて行く好きな季節も嫌いな季節もあなたを失った時私は笑顔をなくした泣くことさえ上手く出来ず自分の感情のやり場が分からずただ無心で生きた最近やっと笑える様になった体も痩せて色んな人に心配をかけた本来の自分はまだ取り戻せずにいるけどやっとあなた過ごした日々を思い出せる様になったもう泣いたりはしないし後悔もない綺麗な物と
ふくさん作 [541] -
誕生日
小さなショートケーキ電気を消して灯る一本のろうそく薄暗い中に浮かぶあなたの顔小さく息を吸い込み静かに吹き消す『誕生日おめでとう』大好きなあなたの声少し恥ずかしくなってごまかして笑う『ろうそく、消す前に願い事した?』あなたが微笑む『忘れてた』初めてあなたと過ごす誕生日緊張と喜びで願い事なんて忘れたそんな私に思い切りあなたは笑う目を細めて優しく笑う私はそれだけで十分願い事叶うなら私は願うあなたと来年も
ふくさん作 [358] -
年下の君へ
君の爪を噛む癖が嫌い私の名前を呼ぶときの甘えた声が嫌いすぐに体を擦り寄せて来る所が嫌い『私じゃなくても』『もっと若い子と』私の口癖になった答えは決まってる『そんなの嫌だよ』守るとか守られるとか面倒臭いでもね君といるとどうしても自分を崩せないいつでも強くいないといつでも頼れる人にならないとって肩の力を抜けずに生きている君はそんな私の懸命な思いを分かってくれているのだろうか疲れたわけじゃないただ私だっ
ふくさん作 [474] -
LOVE IS
あなたを愛したのは事実ですあなたは高嶺の花でした振り向いた時のあなたの顔が好きだった気が強い風にして本当はとても弱いあなたに惹かたあなたの明るさにいつも救われたあなたのその声にいつも安心したあなたが悪戯に僕の下の名前を呼んでくれた時僕の心臓は張り裂けそうだった『好きです』どんなに真剣に告げようと『ありがとう』と茶化して笑うあなたにいつも僕は切なさを覚えたあなたを抱き締めてみたくてその肌に触れたくて
ふくさん作 [290] -
BLUE
こんな形で君のこの一瞬を見るなんてどうしようもなく胸が痛くて痛みを堪えるのがやっとだよ純白のドレス君が大好きだった白い薔薇を髪に付けて君らしい口紅の色白い肌僕が大好きだったその笑顔で僕の目の前に立つヒールのせいか僕と同じ目線に君の顔があってドキドキしたやっぱり綺麗だ今日の君も『来てくれてありがとう』そう言って少しぎこちなく笑う君に『おめでとう』と言ったけど僕の心は傷付いて言葉に対する感情を失った君
ふくさん作 [272] -
君といつまでも
虚ろな瞳の奥に何を見ているの呼び掛ける僕の声に驚いたような顔で見上げるその瞳から今にも涙が零れそうで切なくさせるいつもそうだ君の心は今何処にあるの君の心を簡単に読み取れたらどんなに楽だろう『大丈夫?』僕の口癖になった君は弱く笑って頷くいつからだろう君がこんな風になってしまったのは頑張って笑う君の腕を掴んで僕も笑うあまりにも細い君の腕が折れてしまわない様に優しく包む僕が泣いてしまいそうだよ『結婚しよ
ふくさん作 [366]