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ケントわん さんの投稿された作品が55件見つかりました。
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バス
「イャー酷い雨だ!バスだ!乗って帰ろう」 夜のジョギングが日課の茂は、不意の雨にタイミングよく現れたバスに乗り込んだ。 「助かった!」と思いながらバスのなかを見渡した。 「なんだかミョーな雰囲気だな!」 『次はドロヌマ、ドロヌマです』車内アナウンスが流れた。七、八人の客はバスの揺れ以外の動作がない。 「ドロヌマなんて、あったかな?バスに乗ったのなんて初めてだしな」 『次はフカミ、フカミです』一人
ケントわん さん作 [1,021] -
霊 善悪
男二人で夜ドライブに出た。会社が休みでやることもない新入社員の二人。同期で気の合う二人が思いついたアイデアだった。 「隆!今度の連休までに彼女作れるかな?」 「無理だよ三輪君、残業ばっかりで暇がないもの」 そんなたわいない会話が続いてトンネルに差し掛かろうとした時だ。どちらからともなく「あれ!「今」「人がいた?」「見たよ。たしかに」トンネルを抜けたところで車を止めた。「なんか不気味だったよね」「
ケントわん さん作 [834] -
たわごと
人民の人民による人民の為のしかし諸先生等は官僚の官僚による官僚の為のそのくせ己の誰の為でもない強いては子孫のため口を開けば相手を批判し粗を見つけてはツッコミと駆け出しの芸人並でシラケてしまう。だが芸人は面白い。更にベテランになれば辛口の意見もある意味納得出来る。漢字が苦手な人もマンガが好きでも必要性のない時間を使う輩に憤りを感じるのは手前だけだろうか。ビジネスマンが漢字の間違いを指摘されても謝罪
まさひろ さん作 [500] -
双子
「何時だろう?」寝苦しい蒸し暑さに枕元の携帯電話を見た。 「2時か!暑いなぁ」それから程なく涼しい風が「あぁ気持ち良い!」眠いが寝てはいない。そんな意識のなか「このまま、朝まで眠りたい」 足元がやけに涼しく子供の頃の川遊びの夢が見えて来た。 「お兄ちゃん、お兄ちゃん」 「お兄ちゃん、お兄ちゃん」 誰かの声が夢の中から呼んでいる。 仁は一人暮しで兄弟はいない 朝眼が覚めて「なんでだか川の夢見
ケントわん さん作 [1,175] -
あたえられた仮面
貴方とこうなったのは現実貴方を思う気持ちは真実でも結婚しているのも事実なにも貴方への偽りはないあるとしたら仮面の夫婦現実も真実も全てが事実日常の生活が偽りで心はそこにはない愛おしい気持ち淋しい時間自暴自棄になる貴方と一緒にいられたらどうしてもそこにたどり着くだけれど家族という現実夫婦という事実必ずそこに引き戻される真実を貫く勇気現実を守る勇気仮面を被り続ける私に勇気はない ただ貴方の優しさに包ま
セイハク さん作 [512] -
スパイラル 借金と…
離婚したい程ではないが、隙間風の吹き出して来た子供のない夫婦。 何故か友達以上に仲の良い嫁とその母娘。 何かと母親似で口うるさい娘が一郎の嫁なのだ。 ある日一郎は車で接触事故を起こしたがそんな事を嫁に知られたくないばかりに保険も使わずに修理代金の全額を支払った。それがスパイラルの始まりとは知らずに…。自分の車は見た目何とも無く、相手は少しバンパーがへこみ後日交換修理費用十二万円払った。 「一郎、
セイハク さん作 [520] -
リアル
やり切れない気持ちで窓に目を移すと外は雨それはまるで貴女がいるかのように電話口啜り泣き「なんでなの!どうしてなの」と俺に尋ねるが答えられない優しい言葉の一つも用意しとけばよかったのかもだが、そんな余裕もほんとになかったあったのは貴女と同じ当然の親友の死だった「貴女に会うんだ」「じゃー送ってやるよ待ってろ」 あいつのバイクの音が聞こえて姿が見えた。軽く左手で合図したあいつのメットの中には笑顔が確か
セイハク さん作 [620] -
取り締まり
少し前から一時停止無視や信号無視をやたら厳しく取り締まっている。 噂だが「ガソリンの値上がりによるスピード違反が減少」それによる「反則金の減少」が原因? それはさて置き。 取り締まり強化イコール事故件数の減少イコール事故死の減少ならば善しとする。 ふらふらと雪道を老人の自転車は放置、 小学生にもならない児童の道路遊びの放任。 見つけ易く反則金を取れる、いや切符を切れる違反を隠れて見付けるやり
まさひろ さん作 [554] -
〜冬〜ロマンティック
冬が寒いのは 知ってます 冬に雪が降るのも 知ってます いろんなことや いろんなことも でも冬は嫌いじゃ ありません 雪や寒さも嫌いじゃ ありません いろんなものも 白で覆い いろんなものを キラキラさせる そんな魅力を そんな魔法を 知ってる冬 教えてくれるあなた
セイハク さん作 [385] -
こいごころ
この気持ちをずっと伝え続けたい想いの全てを受け止めて欲しいだけど足りない時間あふれ出て来る想い まともに見れないくらいかわいい笑顔も同じ空間に居ると思うと焦りさえ感じてしまうあなたと居ると一時間でも一秒より短いのに声が聞けただけで満足出来る自分も居るたわいない会話で幸せになれるそう全てに溺れてしまったいまなによりもひかり輝くひとだから あふれ出て来る想いをずっと伝え続けたい
セイハク さん作 [379]