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堀キコ さんの投稿された作品が96件見つかりました。
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学校の屋上の警察署 ―笑い影8―
カッターナイフを強くにぎりしめ、「ナンデ?ナンデ?ナンデダヨ!!」佐藤の横で倒れている真奈に向かって突進してきた、「きゃぁぁぁぁぁ!!!」真奈は悲鳴を上げ頭を抱えて目をつむった、「真奈ちゃん!それじゃ自分守れないんだよ!!」佐藤が急いで真奈を守りに行ってナイフの前に自分の体を持って来て、真奈の盾になったナイフは佐藤の体に入っていたが佐藤の腹部からは血は出なかった。ナイフどころか山村のナイフをにぎ
堀キコ さん作 [552] -
学校の屋上の警察署 ―笑い影7―
ピンポーン!!夕日が沈み、山村家のマンションは薄暗くとても静かだった。「“はい?”」スピーカーから山村の母が出た「高村です!!すいません忘れ物しちゃって!!」「“はいはい待ってて”」しばらくしてドアが開き、山村の母が出て来て どうぞ と言って家に入った。真奈は佐藤を担ぎながら山村の部屋まで行き、入った。「山村っ!!!」ノックも無しにいきなり入って来た真奈に驚き、勉強している手を止めた。「何だよ高
堀キコ さん作 [448] -
学校の屋上の警察署 ―笑い影6―
アンサー?かつて佐藤をひん死までにしたあのアンサー?“アンサー兼笹木裕介”この言葉が1番引っ掛かる。笹木裕介は佐藤の昔の友達でこっくりさんに殺されそのままこっくりさんの正体である“流れ者”に体を奪われた人だ。そしてアンサーは笹木裕介と呼ばれるのをひどく嫌っていた、、、そのアンサーが自分から笹木裕介と名乗った、、一体、、「真奈、、ちゃん、俺に代わってくれ、、」知らぬ間に目を覚ました佐藤はそう言って
堀キコ さん作 [459] -
学校の屋上の警察署 ―笑い影5―
「こんな低い体温、普通ならとっくに死んでるのに、、、」真奈が横たわり真っ青な顔をしている佐藤を見つめながら言った「笑い影はな相手の死ぬ体温を10℃と決めてるんだ今約23℃、ここに帰って来るまでの時間から考えてもう時間が無い早く笑い影を取り除かなきゃ佐藤は凍死してしまう」天孤じいが佐藤の腋の下に挟んである体温計を見つめながら言った。「なんか方法はないの!?」真奈が聞いた「百万年生きてる俺だが、笑い
堀キコ さん作 [473] -
学校の屋上の警察署 ―笑い影4―
夕日が山村の部屋を橙に染めていた。その橙の空間で山村は寝ていた体を起こし、ふぅっと息を吐き、携帯電話を取り出し電話をかけた。夕日に照らされ出来た山村の影は笑っていない。トゥルル、、トゥルル、、微かに聞こえる呼び出し音、何コールかして誰かが出た、「“もしもし”」少し低い青年のような声、「あっ山村です。上手くいきましたよ」「“マジで!?サンキュー山村ちゃん、じゃあこれからは僕に任しといて〜”」興奮し
堀キコ さん作 [500] -
僕と親友と死神と ―10―
「言いたい事?」崎山が萱島に聞いた、「あぁ、だから明日昼休みにあの図書室に来て欲しい」萱島が答えた。「知るかよ」崎山がそう言って足速に去って行った。「また明日な“同士”」萱島はそう呟いて滝山高校を後にした。そして次の日、崎山はいつもより早く学校に来てあの図書室に来て本を読んでいた。崎山はこの空間だけ時が刻まれていないような感覚が結構気に入っていた。しばらくして図書室のドアがガラッと騒々しい音を起
KITAKITA さん作 [443] -
僕と親友と死神と ―9―
その天使は崎山をちらっとは見たが、直ぐに小走りで崎山の隣を抜け、去って行った、天使の長い髪が小走りの運動でほのかに乱れ、崎山の辺りにいい香りが残された、「天使だ、、」本の事などすっかり忘れ、崎山は滝山高校二階の渡り廊下で立ち尽くした。ガラッ!勢いよく萱島が“図書室”のドアを開けたが、見慣れたこの図書室には崎山の姿は無く、机や椅子、本棚が一つしかない大きな窓から差し込む夕日で綺麗な橙の空間があった
KITAKITA さん作 [500] -
学校の屋上の警察署 ―笑い影4―
「ねぇ、さっき山村に何したの?」ヨタヨタ歩きの佐藤は荒い息だけして真奈の質問には答えない、「佐藤、、、?」真奈が佐藤に近づき、「佐藤ーー!!!」耳元で声を張り上げた、「、、!?、、何??」明らかな作り笑顔で真奈の方を見て言った。額から出た汗が二粒、三粒と頬を伝っていた「、、、どうしたの?どっか悪いの?」真奈が佐藤の背中を摩りながら聞いた「何でもないよ!元気元気ー!!」そう言って佐藤は跳びはねた二
堀キコ さん作 [340] -
学校の屋上の警察署 ―笑い影3―
「お前、、、何やった?」佐藤が真剣な顔で山村に聞いた「、、、知るかよ、」山村がふて腐れたように言った「お前、このままじゃ笑い影に体温奪われて死ぬぞ、早く何したか言えよ」佐藤が山村を説得する、「うるせぇ!うるせぇ!!うるせぇよ!!俺は何もやってねぇよ!!」そう言って山村は布団を頭まで被り、何も言わなくなった、「あっそ、分かったよ。」佐藤はそう言うと魔玉を取り出し口に入れかみ砕き、「ラファエル、」と
堀キコ さん作 [551] -
学校の屋上の警察署 ―笑い影2―
「山村〜お見舞い来たぞ〜」佐藤がドアを開けてベッドに横になっている山村に言った。「こんにちは山村!」真奈も佐藤の後ろから身を乗り出し言った。「じゃあゆっくりしてってね。」そう言って山村の母は部屋を出て行った。佐藤がパタンと閉めると表情を変えてベッドの横の机の椅子を取り出し、座り、「お前、、何した?」ベッドに横たわっている山村に聞いた戸惑っている山村を見て真奈が言う「山村、コイツ山村の病気を治せる
堀キコ さん作 [474]