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春樹 さんの投稿された作品が80件見つかりました。

 
  • すべてが運命なら

    病院からの帰り私は母子手帳を貰いにいった。母子手帳をくれた人が私に「おめでとう、今度お勉強会があるから旦那さんも一緒に連れておいで」笑顔で、そう言われた。「はい」私はそう答えるしかなかった。一安が来る訳ない。病院から、私の家に帰りその日は自分の家で寝た。夜、私は自分のお腹をさわりながら泣いていた。ついこの前までは、お腹を触ると笑顔になっていたのに。産めないかもしれない。そんな思いが、強くなってい
    春樹 さん作 [210]
  • すべてが運命なら

    私はその日、病院に行くお金が無くて困っていた。私は一安に電話した。「何だよ」一安は機嫌が悪そうだった。「なんでもない」私は機嫌が悪い一安の声を聞いたら、お金を貸して欲しいと、言えなくなった。「何だよ、何か言いたかったんだろ」ハッキリしない私の態度に、一安は更にイライラし始めた。「お金貸してって言いたかった」私は電話した事を後悔していた。「俺に、頼んじゃねーよ」一安が怒鳴った。「解ってる、ただ言っ
    春樹 さん作 [200]
  • すべてが運命なら

    私の予想は当たり、妊娠を報告した次の日一安と喧嘩をした。でも、その日の喧嘩は違っていた。その日一安の家族は出掛けていて、私と一安は二人っきりだった。「俺の子じゃねーから」一安のその言葉から始まった。「でも、産む」その日の私に沈黙はなかった。一安は私のお腹や腰を蹴ろうとしてきた。私は必死にお腹を守り続けた。「やめてよ、そんな事したって無駄だから、結婚してなんて頼んでないし、一人で産むから、もうやめ
    春樹 さん作 [269]
  • すべてが運命なら

    一週間後、一安のお母さんが弟の家から帰宅した。一安のお母さんは京都で買ってきたお土産を、私にご馳走してくれた。その頃私は、もう悪阻が始まっていた。だが誰にも気付かれない為に、無理矢理口に押し込んだ。一安のお母さんが帰って来た次の夜。その日一安は機嫌が良かった。妊娠を報告するなら、今だと思った。もうすぐ寝ようと、私と一安は布団に入った。「一安?」私は不安を抱えながら、一安の名前を呼んだ。「なに?」
    春樹 さん作 [372]
  • すべてが運命なら

    元々不順だった私の生理が、その月も遅れていた。生理予定日から、三週間も経っていた。私は軽い気持ちで、妊娠検査薬を買いに行った。自分の不安感を無くせば、生理が来ると思った。妊娠検査薬を買ったその日の夕方、私は自分の家で検査をした。私は、結果を見て驚いた。私のお腹に赤ちゃんがいた。途端に、私の目から涙が溢れ出た。何故涙が出たのかは、解らない。早く一安に報告しなくてはいけない。そう思ったが、私は迷って
    春樹 さん作 [206]
  • すべてが運命なら

    八月、十八歳の夏もそろそろ終わり、私は後二ヶ月で十九歳を迎える。一安と出逢ってから七年が経ち付き合ってからは四年経っていた。その頃、一安のお母さんは自分の弟の家に泊まりに行っていた。一安のお母さんの弟は京都に住んでいた。埼玉から、わざわざ京都に行ったお母さんは、二週間位弟の家に泊まると言って出掛けて行った。私は一安のお母さんに「あゆ悪いけど家の事よろしくね。後、外の花に毎日水あげてね」そう言われ
    春樹 さん作 [215]
  • すべてが運命なら

    そのまま二人で話していると、一安が「未来予想図||って歌知ってる?」聞いてきた。「うん」私は答えた。「知ってんの?じゃぁ今度歌ってよ」一安のテンションが上がる。「うん」私もなんだか楽しくなった。もう誕生日は終わっていたが、私は一安にお願いした。「帰るとき、HAPPY BIRTHDAYフカシて」私が一安にした始めての願いだった。「無理だよ。音が一定だから変だろ」即答で断られた。「馬鹿」そんな風に3
    春樹 さん作 [206]
  • すべてが運命なら

    二人っきりになってから、私も一安に殴られた。今まではアザで済んでいたが、その日は顔を殴られて私の片目は開けられない位腫れ、口の中が切れて、自分のズボンに血がこぼれ続けた。【殴られただけで、血ってこんなに出るんだ。血ってチャント洗えば落ちるかな?】また、そんな事を考えていた。そんな事があってから、私の中で何かが吹っ切れた気がした。もう、浮気はやめた。そして一年が経った。十月、その日は私の十八歳の誕
    春樹 さん作 [187]
  • すべてが運命なら

    だから、私は一安に別れて欲しいと頼みつづけた。でも、一安の答えはいつも「No」だった。ある日の夕方、新しく買った私の携帯に、一安から電話がきた。「もしもし?」一安は機嫌が良さそうな声だった。「お前さ、俺と別れたいんだろ?」一安のその言葉にびっくりした。「うん」別れてくれるのだと思いながら、私は一安に返事をした。「今日来たら別れてやるよ」一安のその台詞には、さんざん騙されている。「また、嘘でしょ」
    春樹 さん作 [191]
  • すべてが運命なら

    相手の人は一つ年上で、私が前にバイトしていた時の先輩の友達だった。そのバイトは接客業だったので、その先輩の友達はお客さんとして二、三回来た事があった。いつも私のレジに並び帰りがけに「頑張ってね」そう言って帰っていた。それから二年経ち、偶然再開したのだった。再開した日二人の話は盛り上がった。話が盛り上がると、お決まりの様に「今、バイトしてるの?」そう彼が、聞いてきた。私は来週から働く事が決まってい
    春樹 さん作 [207]
 

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