トップページ >> 咲 さんの一覧
咲 さんの投稿された作品が17件見つかりました。
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らずべりー08
「愛陽?夏城愛陽?知ってる。それが?」愛陽と聞くと紀梨は、不機嫌そうな顔をした。だから、少し言うのが気まずいなと思った。「し、知ってるの?」「もちろんよ。でも私あの子の性格嫌いかも。」なんだか、美冷と同じような事言ってるな…。「そうなんだ…。別になんでもないよ?」「ふーん?そう!聞いてよ、5時間目の授業はパソコンだよ〜?」「そうなんだ?!」パソコンは、紀梨の第二の得意分野だ。あたしは、ちょっと難
咲 さん作 [129] -
らずべりー07
「奏里さん?おーい、大丈夫ですかぁ〜?」「…は!何?」その日は最悪だった。テストのことだったり、恵太のことだったりと、あたしは沈み通しだった。それに気付いたのか、昼休みに女の子が話かけて来てくれた。「奏里光月姫ちゃんだよね?あたし、栗川美冷です。」栗川美冷(くりかわみれい)ちゃんは、優しそうな顔だった。「うん。よろしく。」「どうしたの?」「んー?紀梨も、奈穂も真璃も、皆委員会とか宿題とかで呼び出
咲 さん作 [151] -
らずべりー06
「おい、おいって?」あたしは、気がつくと休み時間だった。「お前、変だな。」恵太が笑った。「はぁ〜?あんたの方が変でしょ?!」「なんでだよ?」あたしはあわてて口をつぐんだ。トイレ事件は、だめだ。なんとなくだけど言っちゃだめだ!「べ、別に?」それでも笑えてくる。「はぁ??」「みんな、座れ〜。」数学の先生が来た。ナイスタイミング!「入学式の次の日やった、テストを返すぞ〜。」みんなが口々に嫌がる。「え
咲 さん作 [165] -
らずべりー05
†秘密入学式から一週間。真璃や奈穂、それから紀梨の他にも友達ができた。皆面白くて、いい友達ばっかりだ。そんなある日のことだった。「紀梨、部活なんにはいる〜?」「うーん、決めてない!光月姫は?」あたしは少し考えていた。「吹奏楽部かな。」「吹奏楽?そっかぁ、その手があったなぁ!」紀梨は一人で頷いて、よし決めた!と言った。「あたしも吹奏楽に入る!」「え、いいの?紀梨はバスケが好きだったじゃん!」小1か
咲 さん作 [165] -
太陽の涙
ミーン、ミーン…。蝉は鳴く。鳴いて、鳴いて、その後は死んじゃうなんて悲しすぎる。なのに、そんな夏は不思議と嫌いじゃない。夏の朝の匂い。あたしが好きな匂いだ。「はーぁ。遅いなぁ〜。」木陰で頬杖をつきながらあの人を待つ。「あ、来た!」向こうで手を振っている。「ちとせ〜!こっち来て〜!」しかたないから走って行く。「どしたの翔助?」「ん、プレゼント。誕生日、八月だったから。」「でもまだまだだよ?最後の方
咲 さん作 [139] -
トロイメライ04
「貴女がイヴね?」「そうですが?」するとナリアは喜んだ。「やっぱり!嬉しいですわ!同じ歳の、しかも魔女様に会えるなんて。」「そ、そんなぁ。魔女様なんて…。お姫様に言わせられないですよ!」ナリアは、ふふっと笑った。「本当はね、私達は一度会った事があるんですよ?」「え?うそ!?そうなの?ディズ。」ディズはいきなり話題が自分に来るとは思わなかった。「あ、あぁ。」「えー?!いつ?」「あれは、まだ小さい
咲 さん作 [140] -
ホシノカケラ
夕暮れの空はキレイだった。こんなにそばにいるのに、こんなに好きなのに、今日で夏也とお別れなんて嫌で嫌で仕方なかった。卒業式なんてなくなればいいと思ってた。でも、時間は止まってはくれない。幼馴染みのあたし達は、ずっと一緒だったから?「夏也、高校どこに行くの?」最後の帰り道、あたしは今まで聞けなかったことを聞いた。「んー?A校。言ってなかったっけ?」「うん。」こんな風に、もう話せないんだ。「天音は?
咲 さん作 [140] -
らずべりー04
「え?」横を見ると、泉君の顔があった。プロフィール…見られてる?!「ふーん。結宮ねぇ〜?」突然泉君は、あたしからプロフィールを取り上げると一目散に走り出した。「は?何?!」入学式まであと少しなんだけど?頭では思ったけど、今はプロフィールの方が大事だ。必死で泉君を追いかけた。「ちょっと!待ってっ!」泉君って…足、速すぎだろ!?だいたいなんであたし、初対面の人追っかけてんのかな?!「つ…捕まえた!」
咲 さん作 [153] -
トロイメライ03
ライラミン国のお姫 様は、にこやかだ。戦争する気あんのかよ?ディズはひそかにそう思った。「えー、揃ったようなのでサミットを開始したいと思いますが…。」アルフは司会者だ。国のトップである王同士は威厳がある。すると、城の娘が水を持ってきた。その姿を見て、ディズはぎょっとした。い、イヴ!?あいつ戦争って聞いてサミットを見にきたな?身なりは召使だが、前に魔法で変身練習をしていたイヴを見たことのあるデ
咲 さん作 [126] -
天使のまち03
☆雪の中で★サイレンが鳴り響いた。「あ…、5時だ。舞奈、私帰るね。レナちゃんはどうするの?」心配そうに香織はレナンを見た。家がないと言ったレナンに誤解しているのだろうか。「もしよかったら、うちに泊まる?」「え?いいの?」レナンは舞奈を見つめた。「うん。うちの親アメリカ行っててさ。あと1年帰ってこないの。」「…じゃあ、お願いします!」「良かったねレナちゃん!じゃ、バイバイ舞奈、レナちゃん!」そう言
咲 さん作 [133]
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