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和華 さんの投稿された作品が9件見つかりました。

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  • 神と人間

    神が本当にいるならば人間は存在しなかっただろう。だってこんなにも傲慢で貪欲で浅はかで世界の規律を乱す生物は人間以外にいない。つまり神が本当にいるならばこんな生物の存在を赦す筈がないだろう。けれど人間が存在しなければ神も存在しなかっただろう。
    和華 さん作 [126]
  • シエラ 4

    「我が名はエルフィン。この城の主だ。そしてシエラ、貴女の夫となる者だ…──。」このセリフを聞いたシエラは、目が点になった。ただでさえ理解不能な事態だというのに、いきなり『夫』とはどういうことなのか。シエラは混乱している頭を何とか整理しようと、「はっ…離して下さいッ!貴方は一体何者なのですか!?」と叫んで男の腕から逃れようともがいた。しかしエルフィンの腕はビクともせず、逆にさっきよりきつくシエラを
    和華 さん作 [283]
  • 平安☆美人の法則!!26

    帝は、「…帝位を兄上に返譲する?…いいでしょう。ではその代わり…──伊織姫を私にください。」とキッパリ言い放ちました。「劉嘉…なにを…!?」それを聞いた宗劉は、絶句してしまいました。姫も「今上様!そのようなこと…お戯れが過ぎますわ!」と思わず叫んでしまった程です。しかし劉嘉は、開き直ったかのように飃々とした態度で、「当然でしょう?私は兄上に帝位を差し上げる。では兄上は私に何を下さるか?…答えは一
    杏奈 さん作 [400]
  • 平安☆美人の法則!!25

    宗劉は、「…今はその話をしている場合ではない。言を慎めと言っただろう、劉嘉よ。」と、帝をたしなめました。しかし帝は、「逃げないで下さい兄上!貴方が私の質疑に答えない限り…私は帝の座を貴方に渡しません!そして貴方が姫を愛していないと答えれば…──もう絶対に帝の座を渡すわけにはいきません。だってそうでしょう?姫は左大臣家の娘…。娶るにはそれなりの地位が必要です。最上の身分である帝なら、有無を言わさず
    杏奈 さん作 [224]
  • シエラ ?

    …シエラが目を醒ますと、そこはなぜか天蓋つきのベッドの上で、シエラは驚いて勢いよく体を起こした。すると、全裸だった筈の体に、美しい純白のドレスが着せられている。シエラは夢かと思い、思いきり自分の頬をつねった。しかし確かな痛みを感じ、涙目になりながら頬をさすった。「ここは一体どこ…?死後の世界…?でも痛みは確かに感じたわ…──。」シエラは独り言を呟きながら、ベッドから身を乗り出して辺りを見回してみ
    和華 さん作 [250]
  • シエラ ?

    そして月が冲天に昇ったとき、儀式の始まりを告げる太鼓が鳴り、棺の蓋がゆっくりと開かれた。棺の中には真紅の布が敷かれ、そして副供品として、酒や花などが入れられている。シエラは神官の一人に、着ている服をすべて脱ぐように言われ、恥ずかしさに耐えながらも、ゆっくりと服を脱いだ。今や冲天にある満月に照らされ、シエラの裸体が妖しく闇に浮かび上がる。そして神官は裸になったシエラの全身に清めの水をかけると、シエ
    和華 さん作 [239]
  • シエラ ?

    満月の輝く夜…──街外れにある湖の畔に、一人の美しい少女が立っていた。金色に輝く長髪を風になびかせ、翠色の瞳で静かに揺らめく水面を見つめている。その少女の名はシエラ。街一番の美女で、街一番の名家の娘で、そして街一番の不幸な少女だ。なぜなら、シエラの眼前に広がる、たっぷりと水を湛えたこの湖は、古くから神が住んでいるという謂われがあり、15年に一度、鎮災のために街一番の美女を生け贄として神に捧げる風
    和華 さん作 [256]
  • 平安☆美人の法則!!24

    宗劉は、伊織姫の目を真っ直ぐに見つめると、「実は…私が東宮の座を追放されたとき、この月乃以上に私に力を貸してくれた方がいたのだ。…姫、貴女の父上だ。」と告げました。伊織姫は思わず「え…?」と何かを言いかけましたが、宗劉はそれを制して、話を続けました。「…貴女の父上は、私が無実の罪で右大臣に追放されたと知り、その後すぐに私を家に迎え入れてくれた。だが、ただ家に迎え入れただけでは、いずれ右大臣家にバ
    杏奈 さん作 [389]
  • 平安☆美人の法則!!23

    帝が、灯りの届かない漆黒の闇に向かって話しかけると、闇の中で僅かに何かが動く気配がし、次の瞬間には、さっきの黒装束の女性が音も立てずに、宗劉の後方に控えていました。帝は突然現れたその女性の顔を認めると、「月乃…!?月乃ではないか!なぜそなたがここに…!それにその身のこなし…そなた一体何者だ!?明らかに女官の身のこなしではない!そうか…兄上のおっしゃられた味方とは…そなたのことか!?」と驚きのあま
    杏奈 さん作 [284]
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