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キャロルの秘密 さんの投稿された作品が32件見つかりました。

 
  • 涙の絆 18

    純の姉京子は、田舎に行っている父と母の帰りを、いまか、いまかと待ち続けていた。純は、比較的、落ち着いている。 父と母が坂木家に帰って来たのは、深夜近くだった。 「京子。こんな時間にどうしたの?」母は、不思議に思った。 「お母さん、純が、純が」そこで京子は、堪えていた涙を初めて流した。 「ちょっと待ってよ京子。一体どうしたのよ」母は、不
    キャロルの秘密 さん作 [660]
  • 涙の絆 17

    そんな幻覚幻聴に苦する純は、さ迷うように家へと戻った。家には、純の姉が純の帰りを待っていた。「何度、電話したと思ってんのよ。今日から仕事でしょ」咎める口調で姉は純に言った。 「そうなんだけど、なんか変なんだよ」純は、今日の出来事を姉に話した。 「あんた、頭可笑しくなった」冗談ともとれない言い方だ。仕事はどうするのと姉は、続けた。 「それが行く気にならなくて」純は、声をおとして言った。
    キャロルの秘密 さん作 [685]
  • 涙の絆 16

    純に異変が起きたのは、仕事初めの1月5日である。 純は、夕方の5時から仕事のはずであった、がしかし、その時刻に自治は仕事には、入ることはなかった。純は、起きるとジャ−ジのまま、街を行く宛もなく、歩くというより、走る感じで徘徊したのである。純の父と母は、今日母の田舎から帰る予定である。 まず純は、駅に行った。信じられないことだが純には、新幹線に乗ってこの世界を抜け出せと、言われてる
    キャロルの秘密 さん作 [624]
  • 涙の絆 15

    純と麻紀は、買い物を終え池袋を後にした。相変わらず道は空いていた。地元に戻った二人は、ファミリ−レストランで早めの夕食を採って、その日は、別れた。 「今日は、楽しかった。今度はバイトでだね」純が麻紀な家の前で言った。 「でも直ぐじゃないですか。あさってですよ」 「そうか5日から仕事初めだもんね」純は言ったが1月5日の仕事初めの日、純に異
    キャロルの秘密 さん作 [659]
  • 涙の絆 14

    純が運転する車は、サンシャイン60の地下駐車場へ入り、二人は車を降りた。早速ショップのある階へ、エレベ−タ−で上り二人並んで店内を見て回った。純は隣りにモデルのような麻紀がいることに誇らしい気持ちで堂々っあるいた。やはり正月なので所々に福袋が沢山置いてある。 純は麻紀にどれか買おうかと言ったが麻紀は、もったいないと言ってから自分の好きな化粧品類に目を奪われていた。純といえば、高熱は下がったもの
    キャロルの秘密 さん作 [740]
  • 涙の絆 13

    二人の住む街から池袋までは、車で約30分程の距離である。 純は、助手席に麻紀がいることに浮かれていた。今日は、バイトとは違うのだ。店の看板娘である麻紀を独り占めできるのだ。 都内の道路は普段とは違い閑散としていた。そのぶん高速道路は、帰省ラッシュの為、渋滞なのだろう。 二人は、バイトでのことや将来のことを車内で話し続けけた。麻紀は勿論、美容師に
    キャロルの秘密 さん作 [906]
  • 涙の絆 12

    「麻紀ちゃん、おはよう。明けましておめでとう」開口一番純は言った。 「明けますておめでとうごさいます。坂木さん熱は下がったんですか」 「なんとか下げたよ。だって、せっかく麻紀ちゃんと二人で買い物に行けるだよ」純は自ずと笑顔になった。 「またぁ、坂木さんたら」麻紀の笑顔が眩しかった。 二人は、池袋に行くことに決めていた。
    キャロルの秘密 さん作 [721]
  • 涙の絆 11

    純が高熱を出す前に行った居酒屋での忘年会で純は、お店の看板娘である麻紀と年が明けた1月3日に二人だけで純の車で買い物に行く約束をしていた。麻紀は純の二つ歳下の19歳で美容の専門学校に通っている。そんな彼女は背は低いがモデルのような美貌を兼備えていた。 だから純は、なんとか3日までに熱を下げ体調を戻さなくてはと布団の中でじっとしていたのだ。約束の日が近ずくにつれ熱は、徐々に下がっていた。その間
    キャロルの秘密 さん作 [782]
  • 涙の絆 10

    純のこの出来事は実際の事である。このような事は、この病、統合失調症の症状のいくつかである。純は、幻聴や幻覚に苦しめられていた。そんな純の言動が可笑しいことに最初に気が付いたのは、純の姉であった。父や母は、年の暮れから正月にかけて母の田舎に帰っていた。純は、居酒屋でのアルバイトで内々の忘年会の後、高熱を出し寝込んでしまった。純の姉は嫁に出ていたが、同じ街に住んでいた為、純の食事などを買って、一人で
    キャロルの秘密 さん作 [816]
  • 長すぎる夜に

    青い空の向こうに途切れたままのメロディ− 押し寄せる面影にこの胸が痛かった 大事なものはいつでも 失くして気付くなんて 遅すぎた優しさが行き場所をなくしてる 誰よりも君をそばで感じていた温もりも この手に触れることはもう二度とないんだね
    キャロルの秘密 さん作 [933]
 
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