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星空の海 さんの投稿された作品が12件見つかりました。

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  • 後ろに注意(和喜の場合)12

    「ふーー終わったぁ。」さて、と漏らし、次は夕飯の準備に取り掛かる。 これまでに15分が経っている。さつきは暇な時間に耐えられない?性格だからさっさと終わらせなければ、部屋に戻った時、恐ろしいことになっているかもしれない。さつきには、そういうきらいがある。取り留めのないことを考えながら、冷蔵庫の中身を物色する和喜。今夜は鯖味噌とポテトサラダ、ほうれん草の胡麻あえに決定。・・・・・・・むふっ。
    星空の海 さん作 [168]
  • 後ろに注意(和喜の場合)11

    和喜はまず、風呂の掃除から始めることにした。先ず日課になっているから、自然と風呂場に足が向く。ガチャッ・・・バタンッゴム靴を履き、デッキブラシで床のヌメリ、汚れを力で綺麗にしていく。それから洗剤を付けて再度擦る。こうすると案外綺麗になる。シャワーで洗剤を洗い流し、浴槽の掃除に取り掛かった。「あー・・・暇だなーー。女の子を退屈させるなんて和喜も・・・まだまだだね。」某アニメキャラの口調で、テレビに
    星空の海 さん作 [208]
  • 後ろに注意(和喜の場合)10

    さて、さつきの強烈なドツキを喰らった俺は、さつきと某メーカーの「三国志」のカクションゲームをやっている。 ちなみに和喜は夏侯敦、さつきは張遼を使っている。 まだ頭は少し痛むものの、時間が経てば納まるだろうとアイシングはしなかった。 この後、和喜は地獄を見ることとなる。 1時間やったところで、終了した。時計の針は午後5:40を指している。 和喜の親は共働きで平日に9時前に帰宅すること
    星空の海 さん作 [201]
  • 後ろに注意(和喜の場合)9

    ・・・コキコキッと首を鳴らし、あぐらで自室の床に座っている状態で、溜めに溜めた一発を吐き出す。 「はぁ〜〜〜。」 ドカッ!! 途端に視界の外から強い衝撃が脳を襲った。 「っ!!??」 そのままうつぶせ的に倒れる。 「ご、ごめん!大丈夫!?」 さつきが脇から出て来て、俺を心配そうに、半ばごめんなさい的な表情を浮かべている。 「一体何が起きた?」 何とか元の体勢に戻し、頭を抑え
    星空の海 さん作 [177]
  • 後ろに注意(和喜の場合)8

    何はともあれ今この現状に、ため息をつく。 「何よ、ため息なんかついて?」 「俺の半径2M圏内に原因が有るよ。」 さつきは俺の目の前1M半ぐらいの所に居る。しかし、さつきは自分が原因だと微塵も思っていない様子で、首を傾げている。不意にさつきは俺の足元を見た途端、顔を引き吊らせながら小さく悲鳴を上げた。 一分後、俺とさつきは笑っていた。 「まったくゴキブリくらいで何、怯えてるんだか。」
    星空の海 さん作 [184]
  • 後ろに注意(和喜の場合)7

    「やっほー!かずきぃ!」こんな言い方をするのは自分の知る上で二人しかいない。だが片方は部活に行ってるはずだから自然と消去法で一人に搾られる。恐る恐る和喜は振り返り声の主の目を見て言った。「よぉさつき。・・・来るのは夜のはずでは?」 聞いたところで意味は無いだろうが一応聞いてみた。しかし予想とは違う答えが返って来た。「うん・・・そのつもりだったんだけどね、・・・早く来たくなったの。」上目使いで和喜
    星空の海 さん作 [159]
  • 後ろに注意(和喜の場合)6

    混乱から正気に戻った時、さつきは規則正しい寝息をかいていることに気がついた。規則正しいということは、脳が睡眠に入ってしばらく経っている、ということだ。 その時はさつきを叩き起こし、家族の目に写らないように若干冷汗をかきながらさつきの家まで送り届けた。しかし、いきなり道端で抱きつきながら眠り始め、仕方なくおんぶで送るときは大変だった。家は裏なのだが、さつきの寝相が悪いためか、10分近くかかっ
    星空の海 さん作 [184]
  • 後ろに注意(和喜の場合)5

    龍飛と七輝に別れを告げ、図書室を後にした。図書室を出ても、七輝の茶化す声と龍飛の怒った声が絶え間無く廊下まで響いていた。最終的に、司書の静かにしなさい!で静寂が戻った。その間、和喜は笑いを堪えていたが、口がどうしても緩んでしまっていた。 靴を履き替えて駐輪場までトコトコ歩く頃には、さつきの事しか頭に無い。少々語弊の有る表現では有るか、実際そうなので仕方が無い。 自転車に鍵を差し込み、ガチャ
    星空の海 さん作 [192]
  • 後ろに注意(和喜の場合)4

    幾分か睨みを緩め、七輝に向かって文句を言い始める。 「用が無いんだったらわざわざ大声出すな。周りにとっても迷惑だ。」 「あー・・・ごめん。だけどね、基本が大きいから自然と大声になっちゃうんだよね。」 七輝はこめかみを人指し指でかき、苦笑しながら答える。 「にしても、さっきのは意識しての大声だったろ。」 龍飛は睨みをまた強め、七輝の瞳を見つめる。「・・・そう、だね。」 龍飛の睨みを
    星空の海 さん作 [166]
  • 後ろに注意(和喜の場合)3

    「はぁ・・・」 本日14回目の溜め息をついた。龍飛が数えるだけでも9回目である。とうとう本から視線を話して机につっぷしている和喜の後頭部を眺めて言う。 「何でそう溜め息を何回もつけるな?」 「あぁ?・・・あぁ・・・さつき絡みだと何時もこうだよ。」 それきり二人の会話は切れた。沈黙が二人の周りに漂い、重い空気になっている。沈黙を破ったのは甲高い黄色い声だった。 「おぃっす!元気か龍喜達!」 はっ
    星空の海 さん作 [176]
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