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亜樹 さんの投稿された作品が8件見つかりました。

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  • 『ショートショート』長い廊下を進むと、大きな木製の立派な扉が有った。両側には、西洋の仮面と鎧の騎士がサーベルを構えて立っている。私は、日本の剣客として、如何様な事をしてでもドアの向こうに行かねば成らぬ。と思った瞬間…近ずく私に、サーベルを突きつけて来た。とっさに避けたが、脇の下を貫かれたらしい。すかさず小刀で、鎧の基に入り、相手の右腕を切り落とし、サーベルを取ると鎧の隙間から、喉越しに突いた。西
    亜樹 さん作 [523]
  • ?崖淵斜陽館(?)

    「お〜い?チョット待ってくれよ〜」「だって…」そこで、夢は途切れた。随分前に成るかな。初恋の頃…小学3年生の時代…小さいのに、綺麗で可愛かった。おとなしい子やったのに、面倒見が良かったさ。「俺は、お前が好きじゃ」って言ったら…泣きながら帰ってしまった。俺も、泣いたさ。でも、考えたら、告白するの早かったさぁ。で、考え直して。時期を見て、又告白したらさ。「貴方は、他人の心が読めない人なのね」だってさ
    亜樹 さん作 [460]
  • ?崖淵斜陽館(?)

    朝目を醒ますと…何故か、何時もと違う異様な感覚に捕われた。「何だ、誰か居るのか」今年32歳に成る、結婚には縁の無い、仕事一途な男が、呟いた。男が、見ると…綺麗な女性が側に立って居た。しかし、その女性は、小さく、そして魅惑的な女性だ!「君は誰なんだぁ?そして何処から来たの?」男は聞いてみたが、返事は無い。「参ったなぁ〜。そんなあらわな姿で、しかも、答えてくれないなんて」体が、小さく無かったら、襲っ
    亜樹 さん作 [426]
  • ?崖淵斜陽館

    八戸…懐かしい場所・・・・俺の生まれた所。小学三年迄過ごした場所。代理店を廻りながら、昔、住んで居た進駐軍の家を見に行ったら…取り壊されて居たよ!広かったんだね。団地の僅かな所に30塔の5階建ての住宅が建って居たけど…広大な周りは、草木がシゲって、消火栓は昔のママ、古びて居たよ。住んで居た家の前の駐車場には、サラリーマンの休憩場所に成ってたさ。変わったな…俺もお前も…そして時代が… 何
    亜樹 さん作 [436]
  • ?崖淵斜陽館(?)

    ここは崖淵斜陽館、主人は、寝室を兼ねた二階の窓から、ビロードの闇をじっと見つめていた。風の強い晩だった。目が慣れてくると、狂った様に揺れている、庭の樹木が、見えて来た。暫くすると…車のライトが、遠くから近づいて来た。「この舘に、訪ねて来るなんて久しぶりだな」崖淵に大きく右に左にライトは揺れて、近づいて来た。1台の、真っ黒な上海バスが到着。降りて来たのは…「懐かしい昔の同級生達じゃないか」と不思議
    亜樹 さん作 [429]
  • ?崖淵斜陽館B

    嫌いなんだよ英語の授業はさ。授業中にさ〜。無性に絵が描きたくなったんだな。大学ノートにね。斜め前に座って居る…彼女をモデルに。(綺麗なんですよ)上手く書けたなぁ〜、って…自分で感心しちゃったよ。だって、好きな子なんだから。喜びで、一杯の幸せな世界に、一本のチョークが飛んで来てさ。頭に当たったさ〜。痛かったさ。後は、ご存知の通り。バケツを持って、廊下に立たされてさ。職員室に呼ばれて、お説教ですよ。
    亜樹 さん作 [472]
  • ?崖淵斜陽館А

    真っ赤な夕陽が、男の影を、長く長く伸ばして居る。男は35歳。今、港を出て行く船を眺めながら、悲しい局を、小さく歌を口ずさんで居た。「今日の連絡船にも乗って来なかったなぁ」家族と別れ、やっと暮らしも、落ち着き、家族を、本島から呼び寄せたのだったが…「未だ、たったの一週間じゃないか」男は、軽く笑いながら家路に着いた。家に着くと、男は大事な事に気が付いた。自分の住んで居る、島名を間違えて、家族に郵送で
    亜樹 さん作 [476]
  • ?崖淵斜陽館…?

    「随分寒く成ってきましたね」「雪が降ってますよ」道端で、向かい側から歩いて来た近所の、お爺さんとの会話。家路に向かう私は、変な錯覚に、堕ちてしまった。はて?今、確かに近所の、お爺さんと認識して居たのに…誰だったのか、思い出せないで居たのだ。「参ったなぁ〜、歳取ったのかな。」いや、確かに見覚えの有る、お爺さんだったな。暫し、考えながら歩いて行くと、自宅とは反対の方角へと歩いて居る事に気がついた。慌
    亜樹 さん作 [587]
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