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五十嵐 時さんの投稿された作品が155件見つかりました。

 
  • ロストクロニクル1―4

    「今、なんて?」タクトが恐る恐る問いかけた。「だから、忘れたんだよ!」今度は開き直ったようだ。「ふざけるな!」「ふざけてねぇよ!」「ウェドが通路を教えるって言ったから連いてきたんだぞ!」「そんなこと言っても仕方ねぇだろ!忘れたものは忘れたんだ!」「止めてよ!今喧嘩してもしょうがないでしょ!」パールが二人を一喝した。「そうじゃ、今はその通路への扉を開けることが先決じゃ」「壊せないの?ほら、その大き
    五十嵐時 さん作 [512]
  • ロストクロニクル2―3

    「この村に住んでいる奴等はみんな、家の下に地下への隠し通路があるんだ」荒れ果てた村を歩きながら、相変わらずの迫力のある声でウェドが説明する。やはり、これが普通の声らしい。「そうか、それでみんな一斉に居なくなってしまったんじゃなー」「この村に住んでるんじゃないんですか?」「ああ、そうなんじゃよ。いきなり襲ってきて、びっくりしたぞ」「ウェド、今は何処に向かってるんだ?」「俺の家だ」「何で他の家の隠し
    五十嵐時 さん作 [484]
  • ロストクロニクル2―2

    タクトがゆっくり後ろを向くと、背中に大きな剣を背負った17歳くらいの青年が立っていた。それを見て老人は急いで、怯えるようにしてフードで顔を隠してしまった。「何してるんだ」青年は低い声で威嚇するように聞いてきた。まずい、このままじゃ・・・その時、パールが平静を装って切り返した。「老人を助けただけです。それよりこの村は何があったんですか?」「知らねぇ。俺は今帰ってきたところだ」相変わらず威嚇するよう
    五十嵐時 さん作 [474]
  • ロストクロニクル2―1

    タクトはネートーの家で傷を癒すとすぐに出発した。パールに「危険だからホースは置いて行く」と言われた時は驚いた。「ネートーから食料は貰ってきたからね。それよりも、今は東の方にいるんだけど、北へ行く?それとも南?」「魔導師の村は南にある。だから、南さ」「わかったわ」二人は歩き出した。 「そういえば『木彫りの不死鳥』の『頭』見つかったわね」「うん。あと『胴体』と『翼』と『脚』と『
    五十嵐時 さん作 [513]
  • ロストクロニクル1―7

    「タクト、タクト」パールは爆発に巻き込まれたタクトの体を揺すって起こそうとしていた。「タクト、タクト」「うぅぅ・・・パ、パールじゃないか」「良かった。無事で」安堵の笑みを浮かべる。「こ、これを」「何?」タクトの手には、木彫りの鳥の頭のようなものがある。「やっとひとつ見つけた。『木彫りの不死鳥』のパーツさ」そこまで言うとタクトは激しく咳き込み初めた。「大丈夫?肩に掴まって、ネートーの家で休みましょ
    五十嵐時 さん作 [514]
  • ロストクロニクル1―6

    タクトとパールが急いで広場へ向かっていると何人もの人々が何かに怯えて逃げて来る。広場へ進むのも難しい。「おいっ!あんたたち早く逃げなさい」「何かあったんですか」と聞いたが既に逃げてしまっていた。「進みにくいわね・・・すいません、通してください!」パールが叫ぶがそんな声も掻き消してしまうほどの混乱が起こっている。「なんだ、あれ?」「何か見えた?」タクトの目に飛び込んできたのは、鋏の先から尻尾まで5
    五十嵐時 さん作 [563]
  • ロストクロニクル1―5

    目の前にはもうオーシーの街並みが広がっていた。馬車の中では『勇者の血』の話もした。でも、結局何も分からなかった。今、タクトはオーシーの街の前の大きな門の前に立っている。パールは門番と長い時間話し合っている。パールが走ってきた。 「やっと開けてくれるって、ホースは置いていくわ」「ホースって?」 「この馬の名前よ」 そんな話しをしていると、門が軋む音と共に開いた。「これがオーシーか
    五十嵐時 さん作 [574]
  • ロストクロニクル1―4

    馬車の中には主に剣や槍などの武器が積まれていた。少しだけ食料もあり服まであった。「いろんな物があるな」「当たり前。品揃えはとても豊富なのよ」パールは自慢気に答えた。タクトはここで初めて国王から授かった旅の資金を見てみた。「金貨10枚か」タクトは少しだけ食料を買った。半分強制ではあったが。「毎度ありがとうございます」「そういえば、ここは何処?」「西の方に逃げてきたからオーケスの近くよ」パールは片付
    五十嵐時 さん作 [568]
  • ロストクロニクル1―3

    馬車はすごいスピードを出しはじめた。「すぐ後ろにいるぞ」「何匹?」「四匹だ」その時一匹が馬車の上に飛び乗ってきた。タクトはすかさずその一匹を倒した。こんな調子で後ろにいたムシは四匹とも倒してしまった。「もうスピードを落としてもいいよ」「全部倒した?」と彼女が後ろを振り向いた。「うん。逃げようとしたのに全部倒しちゃったよ」「よかったー、そういえばあなた名前はなんていうの?」「えっ、ああ、まだ言って
    五十嵐時 さん作 [627]
  • ロストクロニクル1―2

    「不思議な姿をしたムシってどんな姿?」目の前の無数の足音がする茂みに剣を向けながらタクトが尋ねた。「でかいサソリみたいだったそうだ」「そういえばサソリの足は何本だっけ?」 「おいっ!止めろよ!」今度は逆にウェイトが本気で怒っていた。沈黙が続いた後、一気に五匹のムシが襲い掛かって来た。ウェイトはなんと一気に、横に並んで飛び掛かってきた三匹を一気に倒した。タクトは一匹かわし、もう一匹は空中で切った。
    五十嵐時 さん作 [555]
 
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