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五十嵐 時さんの投稿された作品が155件見つかりました。
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ロストクロニクル1―1
タクトたちは旅の資金を受け取り、オーケスをあとにした。旅立つ時フィールが何度も「わたしも連いていく」と、うるさかった。「さてと、まずはどこに行く」ウェイトが地図を広げる。「東に行こう」「なんでだ?」「直感さ」「タクトらしい回答だな、よし、東に行こう!」二人が歩き出して少ししてだった。「討伐隊なんでいなくなっちゃったんだ?」タクトが何気なく聞いた。「実は不思議な姿をしたムシに全滅させられたらしい。
五十嵐時 さん作 [599] -
ロストクロニクル序章―4
「実はルパスがこのパラスに宣戦布告してきたんじゃ」相変わらず慌てた様子で語り始めた。「じゃあ、戦争ってことですか」「まぁ、最後まで聞きなさい。そこで我々は神から授かった不死鳥を呼び覚まそうとしたんじゃ」「不死鳥はこの城の中にあるんですか」国王は苛々したように「だから、最後まで聞きなさい!」とさっきよりも強い口調になった。「この城の最上階に不死鳥を呼び覚ますための石盤があるんじゃ。その中に神から授
五十嵐時 さん作 [611] -
ロストクロニクル序章―3
タクトはその豪華過ぎるほどの城に目を奪われながらも馬車から降りた。降りる時に少しつまづいてしまった。「お兄ちゃん、剣を忘れちゃダメだよ」「そうだった。忘れてた。ありがとう」剣を受け取り、鞘に収めると、また、城に見とれる。「あれ、おばあちゃんはどこ?」その疑問には馬車の兵士が答えてくれた。「君たちのおばあちゃんなら先に行ったよ」タクトはそんな会話も聞かずにただただ城に見とれていた。そんな時に城の中
五十嵐時 さん作 [661] -
ロストクロニクル 序章―2
馬車に揺られること10分、タクトは今兵士が乗ってきた馬車の中にいる、妹とおばあちゃんも隣にいる。 「あの〜、どこに向かってるんですか?」「パラス城さ」兵士が馬を操りながら答える。「パッ、パラス城ですか!」信じられないというようにもう一度「あのパラス城ですか?」と聞いた。「そうとも!君たちはこのパラスの国王のおられるあのパラス城にいけるのさ!」パラス城といえば特別な事情
五十嵐時 さん作 [656] -
ロストクロニクル 序章―1
「むかーしむかし、太古の昔ルパス・パラスという大国がありました。その国の中の戦乱は絶えることを知りませんでした。見かねた女神様はその国を大河で別ち、ルパスとパラスという2国に分けてしまいました。すると、みごとに戦乱の幕は降り、民は平和に暮らしましたとさ・・・はいっ、おしまいっ」「ちょっと違うぞ」一人の少年がうんざしたようにさっきまで話していた少女に言った。少年の名前はタクト、パラスの中央に位置す
五十嵐 時 さん作 [815]