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五十嵐 時さんの投稿された作品が155件見つかりました。

 
  • ロストクロニクル 最終章7

    ドレーはその不意討ちに対応しきれず、タクトの斬撃を胸で受けた。「馬鹿が!お前の剣は俺を貫けない」ドレーの余裕の笑顔も見ずにタクトは大声をあげながらドレーの体に剣を向ける。「ふざけるな!必ず、お前を、斬る!」タクトの斬撃にさらに力が込もる。やがてドレーの体から一滴の血がながれた。「馬鹿な!」慌ててタクトの腹を殴る。タクトは後方へと勢いよく突き飛ばされた。「・・・俺を傷つけた、だと!」動揺を隠せず胸
    五十嵐時 さん作 [430]
  • ロストクロニクル 最終章6

    入り口から入ってきたのは、みたこともない制服を着た兵士達だった。「まずい!ルパスの兵士共だ!」三人は武器を構えた。「くそ!早く上へ行かねぇと!」ウェドの様子を見て、シルヴァは言った。「お前達は行け、こんなやつら、一人で十分だ」「ですが!」「いいから行け!自分達の国を取り戻すんだろうが!もし、上の二人が殺られたらこの国に未来はない!だから行け!」ウェドは少し考えると、ありがとうと答え、フラットを引
    五十嵐時 さん作 [435]
  • ロストクロニクル 最終章5

    「なんだ、てめぇ」大男が不機嫌そうに肩を鳴らした。「私はパール、パール・エミール。あなたは?」パールは余裕の笑みを浮かべていた。「俺はドレー・タイタロクス。ルパスの兵の総大将だ」ドレーは汚い歯を見せ、にやりと笑った。パールもさすがに総大将という肩書きに一瞬たじろいだ。「面倒臭ぇ、覚悟しろよクソガキ!」ドレーは不機嫌な顔でパールに向かってきた。「馬鹿、正面から向かってきても無駄よ!」パールは素早く
    五十嵐時 さん作 [454]
  • ロストクロニクル 最終章4

    タクトはウェイトの言葉を聞いて呆れた表情をしてみせた。「・・・なるほど、この戦争でルパスが何をしたいのかわかったぞ。つまり、この城を破壊し、地下にいる怪物を手に入れたい訳だ」「かもな、でもどうだっていい。ルパスこそ俺の求めていた理想郷さ。あそこは最高だ」「人殺しを平然とする国が理想郷だと!ふざけるな!戦争を起こす国に理想はない!」ウェイトの表情は一変し、冷たい視線をタクトに向けた。「・・・やっぱ
    五十嵐時 さん作 [366]
  • ロストクロニクル 最終章3

    タクトはなんとかウェイトの斬撃を剣で受け止めた。「おお、反応できたか。少しは成長したんだな」「黙れ、どうしてこんな事をするんだ!どうしてパラスを裏切るんだ!」二人の剣が擦れ合い、お互い一歩も退かない状態となった。「だから、言っただろう?俺はこの国に失望したのさ」「なぜだ」「なぜ、だと?簡単なことさ、パラスに不死鳥はいないからさ」ウェイトがにやりと笑う。「どうしてわかるんだ」尚も二人の鍔迫り合いは
    五十嵐時 さん作 [374]
  • ロストクロニクル 最終章2

    「これはどういう」「後でな、さぁ、お前はお前の使命を果たせ」タクトはしっかり頷き、城の中へ侵入した。城の中は不気味な静けさで支配されていた。他の三人はまだ入っていないようだった。「すごい奇襲攻撃ね。まだあんなに反逆因子があったなんて」目の前の大階段の上にひとりの少女が立っていた。「誰だ!」少女は一段一段ゆっくり階段を降りてくる。「あたしはルパス超高科学研究局 統括最高責任者サーブ・テクノロトス、
    五十嵐時 さん作 [392]
  • ロストクロニクル 最終章1

    「チェロ様、僕達はパラス城へ向かわなくてはいけません」チェロは驚いた顔を見せた。「貴女はここに残って下さい。僕達の本来の目的は木彫りの不死鳥を集め、不死鳥を召喚することです。そして、不死鳥を召喚する為に必要な石盤は城の最上階にある。僕達はそこへ向かわなくてはいけません」タクトの隣にはウェド、フラット、シャープが立っていた。「わかりました」チェロはそういうと首にかけていた大きなルビーのついたネック
    五十嵐時 さん作 [386]
  • ロストクロニクル 10―13

    「なぜ王女様が、どうして」チェロはお許し下さい、と言い残すとタクトから離れていった。タクトは不死鳥の欠片を全て民家の中にあった机の上に広げた。「木彫りの不死鳥、揃いましたね」傍らにはフラットが立っていた。「ああ、あとは勇者の血」「それについては全く情報がありませんよね」「でも、なんとかなるさ、なんとかしてみせる」その時扉が勢いよく開いた。「おい!まずい!」外に出ていたウェドだ。動ける四人は急いで
    五十嵐時 さん作 [372]
  • ロストクロニクル 10―12

    タクト達四人は、城から遠く離れたどこかもわからない場所へ逃げ続けていた。「ごめん、ちょっと待って」パールが苦しそうにしゃがみ込んだ。「どうした、大丈夫か?」「うん・・・平気」パールは全身から異常なまでの汗をかいていた。「ごめん・・・先行ってて、あとで・・・」そこまで言うとパールはバタリと倒れてしまった。「どうしたんですか!」「とにかく、急ぐぞ!」ウェドはパールを担ぎ、走り始めた。走り始めるとすぐ
    五十嵐時 さん作 [346]
  • ロストクロニクル 10―11

    四人は固唾を呑んだ。「よぉ、タクト」ウェイトは恐ろしい速さでタクトに向かってきた。間一髪剣で受け止めた。「どうしてだ!ウェイト!」タクトにはウェイトの行動が全く理解できなかった。「俺はやっと目が覚めたんだ。パラスの醜さにやっと気付いたんだ。お前だって本当はパラスが憎いだろうが!」ウェイトはタクトの剣を弾き、首元に剣を突きつけた。「お前も早く素直になれ。親父の事を忘れた訳じゃないだろう」タクトの顔
    五十嵐時 さん作 [411]
 
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