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マサレア さんの投稿された作品が8件見つかりました。

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  • ひとりごと 九日目

    正月の浮かれた雰囲気が、ようやく薄れた。あの喧騒はどうも好きにはなれない。福袋の行列やUターンラッシュのニュースを見ていると、異国の賑やかさに思える。本当にこの国は、不景気なのだろうか。失業した人たちを取り上げたすぐあとに、デパートの初売りに大挙する群れを見るのは、やりきれない気分になる。でもそれを見ているだけなのだから、所詮他人事としか捉えていないということか。
    マサレア さん作 [337]
  • ひとりごと 八日目

    2008年、最後の日。凜と冷えた空気。見上げた空には、多くの星が瞬く。冬の空は澄んだ空気のおかげで、星座が見られる。表を片手に、星座を懸命に探したこともあった。今では星を見上げることもなくなったけれど、地面の小石にばかり気にするよりも、上を見ながら進むことも大事だろう。そんなことを考えた年末。新しい年に何かを期待して眠りにつこう。
    マサレア さん作 [309]
  • ひとりごと 七日目

    小雪がちらついている。ただじっとして、不規則に舞い飛ぶ白い浮遊物を見ている。部屋の中でぬくぬくと座りながら見ている。気温が何度まで下がると、雨から雪に変わるんだっただろう。あまり寒くなると、出掛けるのが億劫になる。雪を喜べるのは、小学生まで。マフラーはどこに片付けたかな?
    マサレア さん作 [313]
  • ひとりごと 六日目

    朝、顔を洗う水が冷たい。この時期になると、田舎の井戸水のあたたかさを思い出す。水道水と違って、地下水は水温がほぼ一定で、夏は冷たく、冬は温かい。外のキーンと冷えた空気と、水のあたたかさのギャップ。人恋しさに負けて、田舎の空気を吸いたくなる。コンビニのおでんでは埋められそうにない郷愁を持て余しそうだ。
    マサレア さん作 [316]
  • ひとりごと 五日目

    朝起きると、窓に結露がつくようになった。木枠に染み込んで腐らせないためにも、窓拭きが欠かせなくなる。朝の仕事がひとつ加わるかと思うと、頭が痛い。鍋料理や焼き芋、キノコ類など美味しいものが増える時期。脂肪を必要以上に蓄えないためには、ある種我慢も必要か。誘いに全て応えるのは危険だ。
    マサレア さん作 [355]
  • ひとりごと 四日目

    車を運転していたら日射しが心地よくて、思わず窓を開けた。細く開けた窓から抜ける風は、少し埃臭かった。人気のあるケーキ屋の前を通ると、小さな子どもの手を引いた母親の声が聞こえた。クリスマスケーキはどれにしようか? 久しくケーキの予約などしていなかったことに気付いた。クリスマスらしく、ブッシュドノエルでも…と思ったことにびっくりする。
    マサレア さん作 [357]
  • ひとりごと 二日目

    窓辺の日射しが温かいと感じた。日没後の風は冷たいとすら感じられた。季節は冬へと、確実に移っている。日向に停められた車の下で丸まった猫だと思ったものは、コンビニの袋に詰められたゴミだった。家と家の隙間には、落ち葉やら吸殻、糸くずのようなもの、食べ物が入っていたであろうカラフルな袋やらが、なにかを象徴しているかのように固まっていた。
    マサレア さん作 [401]
  • ひとりごと

    薄曇りの昼下がり。テレビはだらだらと、聞きたくもない芸能ニュースをしゃべり続けている。それでもスイッチを消す気分になれないのは、他にすることがないから。風が冷たくなったようだ。天気が下り坂なのか。熱いコーヒーでもいれよう。
    マサレア さん作 [436]
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