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桃の助 さんの投稿された作品が5件見つかりました。
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パンドラの書〜やがて僕は忘れるんでしょうか〜3
「親分はなぁこのカロールの町の領主様なんだぞ!!」せっかく親分が溜めまでつくって言おうとした決まり文句が、さっきの子分Aに阻まれたさらに哀愁が増した親分は「お前はいいから黙ってろ!…まぁそういう事だ、つまりオレ様に刃向かうやつは生きられないってことだ…ヘッヘッ」あまり聞いていなかったのかまったく動揺せずに「そいつは残念だな、お前みたいな珍獣を動物園に紹介できないなんてな」「この野郎!!……いや、
桃の助 さん作 [259] -
パンドラの書〜やがて僕は忘れるんでしょうか〜2
見ず知らずの人にいきなり豚呼ばわりされた豚神様は「なんだてめえは!?」――ごもっともなリアクション「だからさっきから五月蝿いんだよこのイベリコ…!」――イベリコ豚はイベリコにレベルアップ!「てめえよぉ、ヘッヘッオレ様が誰だか分かって話してるのか!?」――レベルアップしたイベリコが果敢に攻める!「知らん」――痛恨の一撃!!見かねた取り巻きの中の、子分の一人と見られる男が「てめえ!!親分はガラスのハ
桃の助 さん作 [262] -
パンドラの書〜やがて僕は忘れるんでしょうか〜1
―樽の中の黒い湖は夜空に映える夏の月を放そうとしない―\rいつからこんな安いセリフを思いつくようになったんだ?そんなこと考えても意味ないか…どうせ…「おいガキ!酒はまだか!!」「今お持ちします!」不意をつかれたオレは条件反射のようにいつの間にか口が動いていた「てめえよぉだ〜れのおかげでヘッヘッ生きているんだ?」――でた…いつもの「…親分です」「もっと声を張れぇい!お前の父は誰だ!?」「親分です!
桃の助 さん作 [281] -
パンドラの書〜やがて僕は忘れるんでしょうか〜
―――かつてこの世界では悪名高い権謀術数書があった異端の書と言われ巧みに人を欺き、目論みを説く書物――その名は「パンドラの書」著者であるミスルギ=ランドスターはその中で自分の行いを君主の手本として掲げていただが、世の中からは「悪徳の書」や「悪魔の理智集」として排撃され続けついには「パンドライズム」という言葉を生み出すに至った書物である「パンドライズム」とは――目的のためには手段を選ばない目的は手
桃の助 さん作 [258] -
パンドラの書〜やがて僕は忘れるでしょうか〜
人は過去を悔いて、未来を危ぶみ、今を案じる。何故、人はそこまで不安や焦燥に駆られるのか?答えは何のことはない。「確証」がないからだ。つまり、人は保証されていないことや未知のことをするとき、本能的に警戒、臆するようにできている。未来はもちろんのこと過去にも証拠や確証が無いことがある。しかし、あの国の従者たちは違った。この物語は今となっては忘れられた一つの王国の話である…。
昴 さん作 [286]
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