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弥生24 さんの投稿された作品が7件見つかりました。

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  • Blanc et Noir♯7

    第7話【黒の修道騎士団】「ディル君?任務の帰り?」自分の名前を呼ばれ、青年ディルはふと後ろを振り向いた。そこには一人の女性がいた。長い金色の髪にエメラルドブルーの瞳。年齢はディルよりも少し上、二十代の半ばほど。「シフォンさん・・・」ディルは目の前に現れた女性の名を呼んだ。シフォンは小さく手を振るとディルの後ろに腰掛けた。「私は今から任務なんだけど、帰りの列車だよね?」「ハイ。今から帰る所です」し
    弥生24 さん作 [215]
  • Blanc et Noir♯6

    第6話【汽車に乗って】煉瓦造りの家が並ぶ街の中心部、特に大きな建物の前で青年は老人と話していた。彼の話す老人は彼らに魔物の討伐を依頼した街の町長であった。「ハイ。後に処理班が来ると思いますので何か気づいた事があればその時にお願いします」「ありがとうございました、ミリティア様。本当に助かりました」「いえいえ。こちらも仕事ですので。・・・っと汽車の時間なのでそろそろ・・・では」青年は町長に対して深く
    弥生24 さん作 [192]
  • Blanc et Noir♯5

    第五話【始まりの音】深い闇に包まれる暗い森に一定の短い間隔で足音が木霊する。足音の主は地面を蹴りあげ、太い木の枝に乗り、木から木へと飛び乗って行く。音の主は十代後半ほどの黒い髪に蒼い瞳を持った青年。彼の腰に下がる鞘には剣が納められていた。一方、青年に追われる者がいた。それは普通の人間よりも遥かに優れた身体能力でこの森を支配してきた者だった。それには自らには劣るものの、やはり普通の人間よりも優れた
    弥生24 さん作 [200]
  • Blanc et Noir 4

    第四話【真夜中の山道】岩肌が露出した山道に響く2つの足音。先頭をバロンがその後ろを少年が歩く。「そういえば自己紹介がまだでしたね。僕はバロンといいます」「ディル。ディル・ワーカー」「ディルか。よろしく」ディルは小さく頷くと再び山道を歩き始めた。「それではよろしくお願いします。」バロンは孤児院の院長に対して深くお辞儀をした。院長の隣にはディルが立っている。「それじゃあ。また会おう。
    弥生24 さん作 [204]
  • Blanc et Noir 3

    第三話【ミリティア】「少し危ないので下がっていて下さい」少年は小さく頷き、その場所を少し離れた。「行きますよ」バロンはゆっくりと双剣を手に取る。抜き放たれた刃は鞘と擦れ小さな金属音をたてる。グルルル・・目の前の魔物は低く唸り姿勢を低く保ちバロンを睨み付け、跳んだ。次の瞬間には魔物の体に無数の切り傷が刻まれ、赤黒い血が辺りに飛び散った。魔物は地面に叩き付けられ小さく跳ねた。そしてバロンは魔
    弥生24 さん作 [190]
  • Blanc et Noir ?

    第二話【正と邪】焼け果てた村の先、谷を挟んだ先にある家。そこにいたのは一人の少年。黒い髪に海の様に透き通った蒼い瞳の少年は家の前で呆然と立ち尽くしていた。「君は・・・? 他の人はどうしたんだい?」バロンは少年を怯えさせぬ様になるべく優しい口調と声で話しかける。「いない。」一言。小さな声で、しかし確かに少年は言葉を発した。「他に、お父さんとか、お母さんは?」バロンが聞き返すと少年は首を横に振り
    弥生24 さん作 [205]
  • Blanc et Noir ?

    第一話 【ハジマリ】その出会いは必然だったのか、偶然だったのか?答えは誰にもわからない。唯わかるのはーーー世界の運命をかけた大いなる物語はここから始まった。『Blanc et Noir 序章 全ては此処から始まった』よりヴァリアース大陸レクシェ公国ウェルサ地方の山岳地帯にて乾いた足音が勾配の大きい山道に響く。青年バロン・ソリドールは額に滲む汗を手で拭い、暫くして丘の上に立ち足を止めた。丘
    弥生24 さん作 [251]
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