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ナナ さんの投稿された作品が62件見つかりました。
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脳内メーカー?〜平穏〜
ピンポーンピンポーンチャイムがなり大輔は玄関まで足早に行きドアを開けると、勢い良く美里が入ってきた。「お邪魔しまーす!」さっきの電話が演技ではないかと疑いたくなるほど元気だ。美里は傘を傘立てに入れ、靴を脱ぐと遠慮もなしに部屋に上がった。「案外きれいね!これなら安心して寝れるわ。大輔のことだからゴキブリと一緒に寝てると思ってたわ。」きれいなのは当たり前だ。なんせ大輔は電話が終わってから2時間もかけ
ジィーコ さん作 [1,100] -
私は夢が欲しい
私は夢が欲しい誰に何といわれようとも絶対に揺るぎない夢が欲しい夢が欲しい誰にバカと笑われようとも大きな大きな夢が欲しい夢が欲しい誰に無理だと否定されようとも諦められない夢が欲しい嗚呼…こんな私にもそんな夢が見つかるだろうか?
ジィーコ さん作 [953] -
脳内メーカー?〜旅行〜
「はぁ?何で俺たちが!」「理由ならあるわ。死んだ3人の共通点は同級生であること。けど犯人の目的が私たちの同級生を殺すことなら他にも沢山死人がでるはずよ。それなのに何故3人だけが殺されたのか?…答えは1ヶ月前の沖縄旅行よ。そう…私たちと翔太も参加したね。」大輔と翔太と美里と死亡した3人は小学生のころ、特に仲が良く、別々の中学高校に行っても、大学や就職をしても、毎年集まってバカ騒ぎをしていた。そして
ジィーコ さん作 [1,171] -
脳内メーカー?〜電話〜
…プルルル…プルルル…ハッと大輔は携帯が鳴っているのに気が付いた。時計を見るといつの間にか12時を過ぎていた。するとお腹もグゥーと鳴った。そういえば朝食もまだだった。そんなことより電話だ。また電話すると言っていたから翔太だろう、と電話に出た。「もしもし大輔?」しかし、予想外にも女性の声がした。「えっ…?どちら様ですか?」「何?!私の声をわすれたの?」女性は少し怒ってみせた。大輔はその口調と甲高
ジィーコ さん作 [960] -
脳内メーカー?〜骸骨〜
ニュースの内容は以下のようだった。事件は2ヵ所で起きており、2つの事件そして3体の遺体とも発見された状況があまりにも酷似していた。ひとつ目の事件は東京都で一昨日の夕方に斎藤拓也(21)と松田千恵(21)の変死体が発見された。二人は同棲していて、斎藤拓也が無断でバイト休んだことをバイト仲間が不思議に思い二人が暮らしているアパートを訪ねるとベッドにころがる2体の人骨を見つけ、警察に電話したとのことだ
ジィーコ さん作 [1,013] -
脳内メーカー?〜事件〜
「うぁあーー!!」またあの夢をみた。原因はいったい何なのか?いつになったら清々しい朝をむかえる日がやって来るのだろうか?そう考えると益々憂鬱な気持ちになる。今日は土曜日で大学も行かなくても良いのに、夢の所為で早く起きてしまった。窓からは光はなく、雨の当たる音が聞こえる。大輔はベッドから起き上がると、嫌な汗をシャワーで流した。風呂からあがり服を着替えていると、突然携帯が鳴った。携帯のディスプレイに
ジィーコ さん作 [991] -
脳内メーカー?〜私考〜
大輔はその夜ベッドの中に入ったが寝つけずにいた。もちろん今日の出来事の所為でだ。「もし脳内メーカーの結果のように俺の頭に虫がいるなら、俺はあの夢のように虫に喰われてしまうのか?いやいや、そんなはずはないだろう、脳内メーカーなんて所詮ゲームだ。本当に俺の頭の中に虫がいるわけじゃない。……そうだ!翔太が俺を恐がらせようとして、仕込んだんだ!脳内メーカーをやった後の翔太のあの表情も演技だったんだ!絶対
ジィーコ さん作 [1,128] -
悪魔のぬいぐるみ
とあるクリスマスの日、誰もが寝静まったころ、少女はひとり部屋で寝息をたてていた。すると忽然として見知らぬ男が部屋に現れた。男は鼻息荒くして少女の顔を覗き込み、少女が寝ていることを確かめると、不気味な笑みを浮かべた。男は持っていた大きな袋から何かを取出し、少女の頭の近くに置いて、声を殺して笑った。すると少女が突然目を覚まし、目を擦った。男は突然のことに驚き、すぐさま少女に気付かれないように部屋出て
ジィーコ さん作 [1,885] -
脳内メーカー?〜現実〜
「うぁあーー!!」男は汗だくになって目を覚ました。ベランダからは朝の柔らかい光が差し込んでいる。「チクショー!またこの夢かよ!」ここ1ヶ月近く同じ夢ばかりみているのだ。男はシャワーを浴び嫌な汗を洗い流した。頭はズキズキと痛かったが、食欲はやけにあり、食パン3斤と目玉焼きとソーセージと昨日の夕食の残りのカレーを食べてしまった。歯を磨きながら、ふと洗面所の鏡を見ると、以前より確実に痩せている自分がい
ジィーコ さん作 [1,367] -
脳内メーカー?〜夢〜
歩行者信号が青になり幾多の人が一斉にスクランブル交差点を渡り始めた。一人の男が道路の中央に差し掛かったとき、突然空から何かが降ってきた。男は雨かと思い空を見上げるのだが、何故か降ってくるものは黒っぽいのだ。幾多のそれが体に当たり地面に落ちた。なんとそれらは地面の上で動いているのだ。男はその黒っぽいものの正体は大量の蠢く虫だと気づいた。男は狼狽し周りを見渡すがさっきまでいたはずの幾多の人間の姿はい
ジィーコ さん作 [1,687]