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コウ さんの投稿された作品が11件見つかりました。
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僕の気持ち
「ねぇ…どっちか選んでよ」僕は、玄関から出てきた幼なじみに両手を突き出した。「……なに?」彼女は、意味分かんないみたいな目をして僕を見る。「手の中に紙が入ってるから、どっちか選んで」「……なんで?」彼女の目は変わらない。「なんでも!!!とにかく選んで!!!!!」彼女は1つため息をついて、しょうがないとでもいいたそうな顔で僕の両手を見つめた。「…じゃあ……こっち!!!」彼女は“右手”を選んだ。「ハ
コウ さん作 [313] -
空色少年
《コウより一言》はじめまして。『空色少年』を読んでくださり、ありがとうございました。これは、結構まえに書いた作品です。最後がイマイチな終わりになってしまいましたが……少しでも、おもしろい!!と思ってもらえるようにがんばりますm(_ _)mまだまだ文章力などはありませんが、『空色少年』のサイドストーリーも書く予定なのでよろしくお願いしますm(_ _*)m《終》
コウ さん作 [151] -
空色少年
大好きな彼が空を見ているのは、魔法をかけられたから。そして…――私が毎日屋上に行くのは、「…李久っ!!!!」彼に魔法をかけられたから。「…蒼空――」*完*《コウより一言》
コウ さん作 [150] -
空色少年
「な、なに?」「これ、持ってて…」そう言って、小さな銀色のカギを渡された。「これ…屋上のカギだよね?」「そうだよ」「…なんで私に?」すると関口君は、急に私に近づいて耳に口をよせた。「ひゃっ!?……なに…?」すると関口君は、「また会おう、ここで…――」そうささやいた。…――低く…――甘くまるで…魔法の呪文のように…――つづく》
コウ さん作 [134] -
空色少年
私は……あんまり小さい頃のことは覚えてないけど……。今の関口君の話を聞くと、関口君に魔法をかけたのは……私?それって…つまり……「……、楠木さん」「ん……えっ!?」「そろそろ授業終わるし…戻ろっか?」「あ…うん、そうだね。ごめんね、ボーッとしちゃって…」「謝ることじゃないよ」そう言ってやわらかく笑う関口君。よく笑うんだなぁ、関口君って。私は関口君に背を向けて、ドアノブに手をかけた。その時…「あっ
コウ さん作 [101] -
空色少年
「関口君ってさ…」「…ん?」「なんでいつも空を見てるの?」私は、ずっと気になっていたことを聞いた。「…知りたい?」「うん、知りたい」「それはね…」関口君は私の目を見て、「魔法をかけられたから」そう言った後、やわらかくほほ笑んだ。「え…魔法?」「楠木さんの名前ってさ、どんな由来があるの?」突然話を変える関口君。「な、名前!?」魔法の話は…?「うん。名前の由来」「えっと…私が生まれたの日、空がすごく
コウ さん作 [130] -
空色少年
「内緒ね」「…うん」2人だけの秘密にすれば、ここは2人だけの場所になると思ったから、私はうなずいた。「…なんか眠くなってきた」そう言いながら目をこする関口君。なんか可愛い。「…楠木さん」「なに?」「ちょっと膝かして」突然そんなことを言う関口君。「えっ、膝って…どういう意…」全部言い終わらないうちに、関口君は、私の足の上に頭をおいた。膝かしてって……『膝まくら』のこと!?…ヤバい、緊急する。でも、
コウ さん作 [95] -
空色少年
「ここ…お気に入りの場所なんだ」「暖かいもんね」「サボる時は、いつもここに来てるんだよ」「…えっ……でも、ここって普通は生徒立ち入り禁止でカギがかかってるよね?」「そうだよ」当然のように返事をする関口君。「じゃあ、どうやって…?」「…これ」「なに、これ?」関口君に渡されたのは、 小さな銀色のカギだった。「ここの合カギ」「えっ、どうして持ってるの?」すると関口君は、「1年の時にパクって作った」そう
コウ さん作 [100] -
空色少年
まず飛び込んできたのは、雲1つない青空。冬の冷たい風はここには吹いてなくて、暖かかった。「…誰?」ふいに、声をかけられた。「…あ、私……」「楠木さん? どうしてここに?」「えっと…サボり……」私は苦笑いしながら答えた。「じゃあ、仲間だね」そう言ってほほ笑んだ関口君の笑顔は、今ここに降りそそぐ太陽の光より優しかった。初めて見た関口君の笑顔に私は動けないでいた。「そこ…寒くない?」「…え?」「ここ、
コウ さん作 [91] -
空色少年
彼『関口 李久』は、私と同じクラスで私の斜め後ろの席でいつも空を見ている。そして……――私の好きな人。どこに行くんだろ…。授業はもうすぐ始まる。私は気になって関口君の後を追った。--*--*--*--*--*--*--*--ここ、屋上…?関口君は、屋上の扉を開けて入って行った。―キーンコーンカーンコーン……授業…始まっちゃった。もう教室へなんて行けない。保健室にも行けない。他に行く場所なんてどこ
コウ さん作 [127]
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