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あめだま さんの投稿された作品が28件見つかりました。

 
  • 矛盾:あめだま

    笑いかけられると顔を歪めるくせに、他人に笑いかけると泣きそうな顔をする。手を取られると振り払うくせに、弾かれると寂しそうにうつむく。話しかけられると疎ましそうにするくせに、無視されると違和感を感じる。つきまとわれるのはいやだと言うくせに、ひとりぼっちはいやだと言う。あぁ、矛盾している君の心。素直になれない君の心。昔、自分の発言が矛盾していることに気づかない商人のように。君は心の矛盾を気づかないと
    あめだま さん作 [420]
  • 世界:あめだま

    大きな世界は、きっと誰かがいないとまわらないことなんてないのだろう。小さな世界は、特定の誰かがいればまわるのだろう。俺は、嫌いだ。俺がいなくてもまわる世界が嫌いだ。俺がいないとまわらない世界が嫌いだ。お前の居場所などここにはないと嘲笑う世界が、お前の居場所しか用意されていないと微笑む世界が、憎くて憎くてしかたがない。世界(俺に、仲間のいる世界をください。)私の願い。.
    あめだま さん作 [372]
  • ワタリドリ:あめだま

    ふらりと僕の世界に降り立って、まるで当たり前のようにそこにいる君。離れないで、君といたいと心の中でつぶやいてみても、僕の世界に降り立った時のようにふらりと飛び立つ君。まるで君はワタリドリ。居場所を作らないのに、世界中が君の居場所。君が僕の世界を選んでくれた、それだけでよかった。平凡な世界に光が満ちた、ただあえるだけでよかったはずなのに。ずっと2人でいたいと思った、思ってしまった。やっぱり君はワタ
    あめだま さん作 [510]
  • 正反対の奇跡

    同じようで違うお前と俺。2人のようで1人のお前と俺。それでも、例えば見上げれば広がる空と優しくさざ波をたてる海のように、地平線の先では交わりあうように、ただただ存在する。お前は昼が好きだ。――俺は夜が好きだ。お前は日溜まりが好きだ。――俺は影が好きだ。お前は太陽が好きだ。――俺は月が好きだ。お前は夏が好きだ。――俺は冬が好きだ。ほら、似ているようでまったくの正反対。俺が憎んだ人間を、お前は愛した
    あめだま さん作 [433]
  • 飛ばない鳥:あめだま

    ―…俺の人生は、これでいいのか?ふと、思う。普通に生まれて、普通に結婚して、普通に仕事して、ただなんとなく、生きている俺。毎日毎日違った出来事があっても、全て同じに見える。ぐちゃぐちゃぐるぐる。複数の色を混ぜた絵の具みたいな、酷く曖昧な毎日をただ無感情に生きるだけ。まっすぐに歩いてきたつもりの道だって、いつの間にかなにもない所に来ていた。そこは違うと呼びかける人の声を知らずに、一緒に行こうと差し
    あめだま さん作 [522]
  • 絡まって、結ばれて

    別々だった糸。二つの、なんの特徴もない糸。最初は、ただ絡まって。無理にはずそうとして、千切れかけていた二つの糸。それがいつしかほどけて、結ばれて、純粋な愛を染料に美しい赤に染まる。なんの特徴もない、酷くか細いその糸は、誰にも切れない一つの糸となって、結び続ける。それは、不確かな、でも優しい愛のあかし。そんな、恋。そんな、愛。絡まって、結ばれて。(やがて、愛に染まっていく。).
    あめだま さん作 [435]
  • 必要ですか?

    貴方の世界に私は必要ですか?私の世界に貴方は必要なのに貴方はこちらを見ようともしない私はイラナイ?それでも私は貴方をア イ シ テ ル狂おしいほどの、愛。必要ですか?(要らないと言うのなら、私はどうして生きましょう)私は必要ですかね?.
    あめだま さん作 [400]
  • love song

    君と出会えたこの奇跡に、君に恋したこの奇跡に。ラブソングを歌おう。音程はバラバラで、リズムもめちゃくちゃなラブソング。他人から見れば歪なこの愛の歌を、僕らは自信いっぱいに歌う。どんなに後ろ指刺されながら笑われようと、僕らは歌う、愛の歌を。ラブソングを。love song(君が好きだから、貴方が好きだから。)恋って良いですね。←恋したことないだろ。.
    あめだま さん作 [429]
  • 貴方専属応援団

    僕らは応援団。貴方だけの応援団。頑張れなんて言わないけれど、いつもあなたを応援します。僕らは応援団。貴方だけの応援団。苦しいときは応援しない。暖かい光を差し入れします。僕らは応援団。貴方だけの応援団。あなたが僕らを忘れても、僕らは変わらず応援します。僕らは貴方の応援団。貴方は僕らの応援団。貴方専属応援団(いつでもあなたを応援します)頑張れは嫌い。やってみようでいいんです。byあめだま.
    あめだま さん作 [424]
  • あめだま

    俺はあめだま。工場からゆらゆらとトラックにゆられて店頭に並んだ。まぁあめだまなんて時代遅れ。所詮昭和の忘れ形見みたいなもんだ。今の時代は左隣のチョコレートや右隣の風船ガムや上段のコーラグミ達を好む時代だ。終わるのに時間がかかって、その間に飽きがくるあめだまなんて人気がでるわけねぇけどな。それでも俺は人間達に結構親しまれてきたわけだ。新入りのポップコーンやポテトチップスにも兄貴分扱いされてるしな。
    あめだま さん作 [474]
 
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