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じゅりあ さんの投稿された作品が32件見つかりました。

 
  • 君のために…(7)

    「あ、同じクラスの奴ら…」こうちゃんが言うと、彼らも私に気付き口々に喋りだした。「彼女連れてんか」「星窪の制服じゃん!オジョー?」「ってか噂の貧乳ちゃん!?」「!ちょっ、おまっ」こうちゃんが最後に発した男子の口を塞ごうとしたけど…。(噂?…貧乳?)思わず引きつってしまう。(こうちゃん…学校で私の事、そんな風に言ってんの?)明らかに引いてる私にこうちゃんが青ざめた顔で『違う!』と訴えかけている。そ
    じゅりあ さん作 [219]
  • 君のために…(6)

    「そっかぁ」さおりも笑いかけるがその後の会話がどうも続かない。光太郎は直視する事も出来ず…。が、ちらっと視界に映る彼女はセミロングの髪に、奥二重に近い二重のくっきりした目で、何やら周りをキョロキョロ気にしている。(どうしよう…これって聞いて良いのか??)戸惑いながら、でも会話がないのは辛いので取り敢えず聞いてみた。「さおりん…?」「えっ?」さおりは我に返ったかのようにハッと振り返る。「誰か探して
    じゅりあ さん作 [256]
  • 君のために…(5)

    そう言いながら、心は彼女を受け入れられない。そんな自分は醜いのだろうか…。(久留米と同じは嫌…)光太郎と付き合っている事。それを言うのに抵抗があるのは、ノロケだと思われるのが嫌だからだった。一方、光太郎は学校を後にしていた。(会ったら始めに何て言おう…)緊張の為、まずはそこからだ。冬休みはお互いが忙しく、マトモに会っていない。付き合った日を含めてたった4回、今日で5回目だったりする。メールは毎日
    じゅりあ さん作 [250]
  • 君のために…(4)

    ―星窪学園―\r藤谷さおりは、下校のチャイムが鳴ると同時に教科書を鞄に詰め込んだ。今時、教科書を家に持ち帰る辺りが根の真面目さを物語っている。 「藤谷、今日はバイト?」いつもつるんでる四人組の内の一人、優奈がシャーペン片手に問いかけた。「ん、ううん。…ちょっと用事」「ふーん…」今日は、初めての光太郎との放課後デート。基本的に、さおりはバイト、光太郎は部活で一緒に帰れる事は滅多にないのだが…。その
    じゅりあ さん作 [239]
  • 君のために…(3)

    仁が言い終わる前に、腹に拳を入れてやった。みなまで言わなくてもわかってるからだ。「何すんの、こうちゃん!…お腹の子がぁ〜」大袈裟に腹を抱え込んでいる仁を右側に…「さおりんは、胸がないんじゃないっ!小振りなだけだっ」…と言ってしまってから気付く。ここが男子校で、茶化す輩が大勢いるって事。「何?松葉彼女が貧乳!?」「こうちゃん、しっかり揉んでやれよっ」「オレにも揉ませろや!」…言いたい放題だな。「も
    じゅりあ さん作 [263]
  • 君のために…(2)

    去年のクリスマスに付き合って、今が2月だからもうじき2ヶ月か…。「はぁ…」俺、松葉光太郎は深い溜め息をついた。何でかって?実は付き合ってそんだけ経つのに、未だキスもマトモに出来ない。いや、一度だけした。それも付き合ったクリスマスの日に…。あれは…流れと言うか、勢いで出来た。でもイザとなると出来ない、奥手な自分が憎い…。初めて彼女を持つと、皆そんなもんなのか??「いーや、そんな事ない!」目の前でダ
    じゅりあ さん作 [305]
  • 君のために…(1)

    君に何かをしてあげたい。見返りが欲しい訳じゃない。―いや…本当は欲しい。ただ笑って欲しい…。心から―――\r
    じゅりあ さん作 [316]
  • 続・もう恋はしない(24)

    「な、何が言いたいの…?」動揺してるのがばれないように堪えながら尋ねる。すると彼女は顔を接近させて呟いた。「あなた、邪魔なのよ」――!!バッ!!っと、距離をとる私。「碧、言ってたわ。飽きちゃったんだってあなたに」「っそんな事、言わない…」弱々しく否定する。だけど心は支配されて、頭の中を彼女の言葉がこだまする。「碧が大学へ進まないのも、あなたといたくないからよ。あなたがいると千里に向いてる気が乱れ
    じゅりあ さん作 [240]
  • 続・もう恋はしない(23)

    私は今、水嶋君の家の前まで来てる。久々過ぎてソワソワしながら、(髪、変じゃないかな)等と身なりを気にする。…って、変なの。以前の私だったら気にしてただろうか。(絶対してなかったな)意を決して、チャイムを鳴らす。と、トンッ、トトトン…と軽やかな足音が聞こえて、玄関の戸が開いた。「どちら様で…」女の子の声がして、ドキッとする。千里ちゃんだ…。とりあえず「こ、こんにちわっ」と挨拶。明らかに嫌そうな顔の
    じゅりあ さん作 [219]
  • 続・もう恋はしない(22)

    「誰から?」部屋に戻るとちぃちゃんが受話器を置こうとしたとこだった。「間違いだったみたい☆」そう言ってほほ笑むちぃちゃんは、ここ最近ずっとウチに出入りしてる。まぁ、昔から知ってるから例え留守でも出入り出来るんだけどね…。「それより碧、おば様の所は?」「…そだっ」時計を見て慌てる。今日は母さんの面会に行く日だった。本人にも言ってあるし顔くらい出さないと。バイトの時間もあるし、ゆっくりしてられないな
    じゅりあ さん作 [243]
 
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