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a さんの投稿された作品が19件見つかりました。
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彼女と死体と僕の舞台?
学校を出ると、12月という事もあってかすっかり日が落ちていた寒さのせいか歩く度にコツコツといい音がする。アスファルトは暗さと寒さでより一層、黒々としていて、周りの家々はそこに暖かそうな明りをこぼしていた。一人暮らしをしている自分にとっては家庭はなんだか羨ましいものだった。気温がうんぬんって問題ではなく、一人というのはやはり寒かった。自分は安い一軒家をかりているのだが、夜寝るときも用心深いせいかぐ
滓 さん作 [503] -
彼女と死体と僕の舞台3
そんなある日。彼女が学校を休んだ。普段彼女は学校を休んだところをみた事がなかったからクラスメイトの間でその日の話の種になっていた。結局「どんな人でも風邪をひく事はあるんだね」っというありきたりな結論に落ち着いた。しかし、実際はそうでなかった。放課後になって、帰る準備をしていると、クラスメイトの女子が「頼みがあるんだけど〜」っと言ってきた。ん、何?っと言うと、「今日、紗々川さん休みじゃん?桜之くん
滓 さん作 [472] -
彼女と死体と僕の舞台2
彼女と僕は同じクラスメイトだった。彼女は言ってみれば才色兼備で、ベタな言い回しだが男にとっては憧れの的であり近寄り難い存在でもあった。一方で、僕は何処でもいがちなまさに偏差値50人間って感じであり、まあ、そんなこんなだから、自分にとっては「別次元の人」的にとらえていた。
滓 さん作 [470] -
彼女と死体と僕の舞台?
彼女の手にはナイフが握られていた。そのナイフから滴る血は今の状況を明確に示していた。「あっ…あっ……」今僕は、同じ人生を何百回繰り返したとしても「今」こうなる事を予想出来なかっただろう事態に直面している。輝く月は、明りのない部屋を窓から照らし、彼女と死体と僕の舞台を作り上げていた。
滓 さん作 [501] -
吐き気
吐き気がする。お前に吐き気がする。世の中に吐き気がする。自分に…。自分が見る世界は自分を映してたみたいだ自己への不満が投影されてたみたいだ嘆く。「あぁ、生まれてこなきゃよかったな」と嘆く。「あぁ、全部なくなればいいのに」と…。一つ一つ、価値を否定していったら自分の価値までなくなっちゃった…。「この世のあらゆるものに価値などない。」そんな自分はニヒリズムな負け組なんだな。今日授業で先生が、「本質よ
裟 さん作 [462] -
『期待』
『なんのために生きてるんだ?』嫌気がさしたとき他人に 自分に 人生にふとよぎるけど、死ぬのはちょっと怖くって生きながらにして死んでいる。僕は釣り上げられている魚みたいだ僕はどうすることもできず、痛苦しさを感じながらじっとぶら下がっていた。あるとき潮風が体をそっと撫でているのに気が付いた。喉は針がチクチク痛いけど、それほど気分は悪くなくなっていた。ふと視線を向こうに移すと、そこに海があった。広い広
青 さん作 [580] -
今という今、このときに
真実がないのなら嘘もないはずだあるのは今という事実だこの世が欺瞞に満ち溢れているというのならその中をかき分けて真を見つけ出せばいい今を生きるために生きる。今はそれだけで十分だ
綾 さん作 [435] -
疲れ
無意味だ人生など何か壊したくなる物 関係 他人 社会 自分でも出来ない 度胸がないから?それとも意味があるかもしれないとどこかで信じてるから?鬱積した衝動は行き場をさがし手身近な享楽の穴から放出されるその繰り返しその繰り返しが人生の無意味さをまた自分に気付かせる失望するでも、この繰り返しをとめる事が出来ない失望する自慰を覚えたば
それ さん作 [462] -
違和感
ない ない ないなにもない どこにいったどこにあった もともとなかった?自分 自分 自分 自分 自分おまえはだれだ? なにをしてるんだ?起きて 食べて 仕事して 食べて 風呂入って寝て起きて 食べて
空 さん作 [451]
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