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エグテラ さんの投稿された作品が11件見つかりました。

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  • 箱の中の新聞記者7

    新聞記者として、こうしてカメラを撮る行動は心を落ち着かせてくれた。とは言っても、実際内務作業な俺はカメラなんて使わないのだが…部屋を適当に撮ること10枚程。出てきた写真を見ていたら一つの違いに気づいた。ネガ反転だからこそ気づけたかもしれない。かすかに色が異なる四角い場所がタンスの横の壁にあった。手の平サイズの大きさだ。ネガ反転越しじゃなければ気づかなかったかもしれない。確かによく見ると、薄い、あ
    エグテラ さん作 [442]
  • 箱の中の新聞記者6

    ベッドに座って休むこと30分…時間だけが刻々と過ぎていく。この調子では脱出は困難だろう…横に固まって置かれている奇妙なカメラや暗号やカギ…早く脱出して犯人を突き止め、その顔面をぶん殴ってやりたい。それが諦めない理由の一つだ。ベッドから立ち上がり続きを始める。壁が血痕だらけの箱の中で休めるわけがない。タンスは後にしてドアの横の小さな引き出しに手をやる。カギがかかってるらしい。諦めてベッドの下につい
    エグテラ さん作 [733]
  • 箱の中の新聞記者5

    男は戦慄した。足が震え、冷や汗が体全身を這う。汗が冷たいのか、部屋が寒いいのか身震いする。ドアはカギがかかっていて、窓はない密室状態。俺は…箱の中に閉じ込められたのか…吐き気を我慢し、眠っていたベッドに腰掛け、深呼吸をする。(お…落ち着け…こんな一人な状況は毎日だろ…ただカギが開かないだけ…)今回の「だけ」は「だけ」というレベルではない。命に関わる…俺をここに閉じ込めたのは恐らく気絶させた奴だ。
    エグテラ さん作 [602]
  • 箱の中の新聞記者4

    携帯のプッシュ音さえ煩わしく大きく聞こえる。ここがそのような作りなのだろうか…一人寂しい中高いプッシュ音は悲しくさせる。煩わしさ故にプッシュ音を無くして上司に電話する。さすがに二回目とあってすぐに出てくれた。『どうした?』「中崎さん、いませんが…どうやら出かけているのかと…」『そうか…本当なら帰るまで待っててほしかったが他に大きなニュースがある。新聞はそれで埋めよう。帰ってきていいぞ』「大きなニ
    エグテラ さん作 [571]
  • 箱の中の新聞記者3

    インターホンの音が静かな住宅街に響く。小さな僅かなインターホンは、住宅街の乱れた建物に反射して耳に入り込み、長く大きく聞こえた。この瞬間俺は身震いが止まらない体験をする。『はい…』声を聞いて飛び跳ねたかった。あまりにも低く、不気味な声だ。インターホンと同じく、長く聞こえた。「す…スイマセン、東京新聞社の者ですが、電話された中崎様ですか?」『………です』「はい?」『はい。そうですが』「インタビュー
    エグテラ さん作 [568]
  • 箱の中の新聞記者

    狭い部屋に鳴り響くのは目覚まし時計。眠ってる人には凄まじい轟音だが俺には静かに聞こえた。なぜなら、何があったのか目覚まし時計が枕の下敷きとなっていたため音は漏れる程にしか聞こえなかった。しかしやはり頭の真下にあるため一瞬で起きることができた。目覚ましを止めた手でそのまま枕の下から時計取り出し時間を見ると出勤一時間前。ベストな時間だ。今日は土曜日。学生は普段休みの日だが俺たち社会人は違う。今日頑張
    エグテラ さん作 [707]
  • 箱の中の新聞記者

    高層ビルの並ぶ東京の市街地。ここの空は工場の排気ガスによる空気汚染で汚れている。ここで生まれ、ここで育った俺はウマい空気を吸った事などない。俺はアウトドアだが東京から出たことが一度もないため、こんな東京も好きになってしまった。運が良かったのか会社は家から徒歩10分と、出勤の時に人で詰まった暑苦しい電車に乗らなくてすむ。無論、痴漢と間違われたりもしない。ちなみに俺は新聞社に勤めている、まだ高校を卒
    エグテラ さん作 [762]
  • 指輪 終

    斉藤結衣… 学生時代の親友… 私は、結衣の家にいったときに、結衣の部屋に置いてあった指輪を奪ってしまったのだ。もちろん 「私の指輪知らない?」とは聞かれたが、私はそこでなんといった? 「知らないわよ!人のせいにしないでよ!」 翌々日…彼女は自殺した。窓からの飛び降り…指輪は家に置いておいて忘れていたのだ… あの指輪は、結衣にとっては命に値する。死ぬ直後に母親に貰った誕生日プレゼントなのだ。 なく
    エグテラ さん作 [571]
  • 指輪 参

    一睡もできなかった… ―更に2日後―\rまただ…またあの音が聞こえる…いつからこんなことになったんだろう…指輪をした日だ…このまま怖がっても仕方ない…道路と化粧室の鏡と天井裏の奇怪音…明らかに指輪をした後からの不可解な出来事。謎をとこう…この指輪がなんなのか…私は古い指輪店へ足を運ぶ。後ろから視線を感じてしょうがないが、今はそんなの無視。 指輪店の店長にこの指輪は何なのか聞く。「ああ、この指輪は
    エグテラ さん作 [625]
  • 指輪 弐

    私は飛び跳ねた。鏡にうつった誰かの足が再び脳裏をよぎる。そんなわけない!何故こんなに怖がっている!?友達からかもしれない…しかし、携帯を見ると非通知だ。非通知は出ない方なので、すぐに切った。 (誰からかな…)すると突然また携帯がなる。番号を見ると、先程と同じ感じだ。(全く、携帯で遊びやがって!)私はイタズラ電話をしてくる相手にどなるように言った。「もしもし!?どちらさんですか?!」 「……………
    エグテラ さん作 [554]
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