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をんさんの投稿された作品が21件見つかりました。

 
  • 非力につきー1

    この世界の法則暴力<権力<財力<武力武力<女子力これが全て。以上が17年間生きてきた俺の見解だ。
    をんさん作 [390]
  • ポップコーンとマシンガンー8

    "愚か者ども"グシャグシャ。"解る虫の繰返し"カニカニ。"為になら無い無意な虫"ムイムイ。歯車なんて狂ってねぇよ。元から噛み合ってねーだけだ。僕は確かにそいつを視認した。気だるそうな瞳にぐしゃぐしゃの髪。"愚か者ども"グシャグシャを。僕が世界で一番嫌いなそいつを。「グシャグシャだ」僕の言葉にムイムイは「誰だよ」「僕が世界で一番嫌いなヤツ」「初対面なのに?」「うん」
    をんさん作 [423]
  • ポップコーンとマシンガンー7

    「お前なんか産まなければよかった」初めは聞かなかった事にした。二回目は聞こえない振りをした。三回目は刺さった。ぐさりと胸に。それ以降は慣れた。言葉は凶器で狂気な言葉だった。痛ってーな。僕達はアイツらの事を勝手に猫と呼んでいる。真っ黒なベンツを転がしているアイツらを。もしムイムイが兎ならアイツらは鮫か或いはアリスだ。イナバの?不思議の国の?まあ何処から来たかなんて死ぬほどどうでもいいし死んでからもど
    をんさん作 [406]
  • ポップコーンとマシンガンー6

    弾かれたんだ世界から。飛んで爆ぜて火花を散らして。そうポップコーンのようにマシンガンのように。けたけた笑ってやるよ。ムイムイの耳が風になびく。頭の更に上に付いている怪獣の耳が。ふと僕は耳の長い怪獣なんて居たっけなと思った。もしかしたらこの着ぐるみは兎なのかもしれない、と。そんな事は死ぬほどどうでもいいし死んでからもどうでもいいのだけれども。とにかく僕はぶっぱなす。後ろに向けてマシンガンを。ムイムイ
    をんさん作 [415]
  • 落下中にて

    落ち続けていると墜ち続けていると堕ち続けているとある地点から、急上昇している様な逆に昇っている様な奇妙な感覚に陥る事がある。ふと気付くと気を抜くと微睡むと。全てが逆様になる。景色は変わらないのに状況は変わらないのに存在は変わらないのに。真っ逆様にオチテ真っ逆様になる。墜ちて上って落ちて登って堕ちて昇って。洋館である。ホラー映画やミステリー小説に登場するあの古びた館だ。ツタが壁を覆い庭は荒れ果て蝙蝠
    をんさん作 [585]
  • ポップコーンとマシンガンー5

    また殴られたんだ。凄く寒いでしょ?うん。多分一緒だと思う。心が痛いのと寒いのは。母親?父親?どっちでも一緒か。その布はその怪獣は傷を隠すためにあるの?傷つかないためにあるの?あー眠い。ガチャガチャ。夜の東名高速にムイムイのギア捌きが響く。僕らの会話はあれっきり。「ばーか」それで沈黙。まあ僕達にとってはこれが普通だ。何かすれば相手が反応してくれるなんて、そんな考えが通るのは一般人までの事。僕らの様に
    をんさん作 [414]
  • ポップコーンとマシンガンー4

    痛い?ううん。寒いの。車の運転なんてその気になれば誰にだって出来るみたいだ。無為で無意なムイムイはギアをガチャガチャ、高速道路をぶっ飛ばしている。1速2速。「お前名前は。」不意にムイムイが尋ねた。僕は少し考えてから「カニカニ」とほんとの事を言った。「"解る虫の繰返し"?」「うん」「ばーか」
    をんさん作 [387]
  • あーあ

    "子牛の臓器提供者"それでドナドナ。下らない駄洒落だ。だけどアイツはそう名乗った。この掃き溜めで。仕方なく俺はカプカプ笑った。カプカプ。カプカプ。"カプカプ笑う小さき者"アイツは俺をそう呼んだ。そう俺はクラムボン
    をんさん作 [443]
  • ポップコーンとマシンガンー3

    寒いのは私だけ。ほんとに?だったらどうしてそんなもの着ているの?ねぇ。どうして嘘をつくの?………………。――だから嫌いなんだよ!!因果律なんて旋律は音楽には無いらしい。何処に在るかわからない――でも何処にでも在る旋律。僕はようやくその旋律を聴く事ができた。衣擦れのその音を。僕達は見つめ合ったまま動かなかった。お互い相手の瞳に映った、自分の顔を見ていたんだと思う。まるで鏡のように。自分自身のように。
    をんさん作 [449]
  • ポップコーンとマシンガン‐2

    ムイムイ。あいつがそう言った。ムイムイ。あいつがそう呼んだ。世界でただ一人、着ぐるみを着ていない。――あのバカが。少女の叫びが夜に響いた。僕は思わず後退り、まじまじと少女を見た。やっぱり、着ぐるみを着ているのは彼女の方だった。少女は欠伸を洩らし僕の方へ眼を向ける。犬歯が鋭く輝いていた。――眼が合う。邂逅。ほんの数秒の..。でも僕達は、お互いに気づいた。――嗚呼。これは僕だ、と。こいつは僕だ、って。
    をんさん作 [449]
 
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