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ぐうりんぼ さんの投稿された作品が176件見つかりました。

 
  • エリザベスドール・THE・FINAL?

    「エリザベス、ドウシテ、ダーヤンサマ二、シカラレタノ?」「ワタシモ、ローズマリーモ、ダーヤンサマカラ、ニンゲンノ、セカイへユク、キョカモラッテイタ。デモ、エリザベスハ、ナンノ、キョカモラッテナカッタ」「ソレデ、ダーヤンサマハ、オコッタノネ?」「エリザベス、ワタシタチ二、ウソツイタ。 ダーヤンサマノ、キョカモラッテル。スベテ、ウソ。エリザベス、ワルイコ」 キャロラインもローズマリーも… クールな眼
    ぐうりんぼ さん作 [479]
  • エリザベスドール・THE・FINAL?

     とまあ、足をバタバタさせながらビービー泣き出す。「ハイハイ、痛くない。 痛くない!」 ダーヤンは人形を抱き上げ、布で涙を拭いてやった。「クスン。ダーヤンサマァ」 人間で言えば、10代半ばの女の子なのに… 仕草は、幼いガキそのものである。「ダーヤンサマァ!」 キャロラインが泣き出した。 見ると… 着せたばかりの衣装の袖が両方とも破れて無くなっているではないか。「キディガ、ヤッタ! キディガ、ヤッ
    ぐうりんぼ さん作 [491]
  • エリザベスドール・THE・FINAL?

     まだ、気づかないジョージ。 この時、アースルがふと口にした。「キャリー・コルベットの事かなセディ婆?」「お前さんの所で、メイドとして働いていた… そのコだよ」「どうりで、人形や北の魔界に詳しいと思った」 呆然となるアースルを横目に、納得するジョージ。 セディは近くに置いてある電気スタンドの、白熱灯の明かりを見つめ始めた。 視線は… 遥か遠い、異次元の北の魔界を見ている。 ―――――――――\r
    ぐうりんぼ さん作 [462]
  • エリザベスドール・THE・FINAL?

     何も言わず、ジョージは首を横に振る。 キャサリンは勢い、泣き崩れた。 すると…「泣くのはまだ早いよキャサリン」「え?」 セディから肩をポンポンと叩かれて、顔上げたキャサリン。「安心おし。ルークはまだ、死んじゃいない」 セディの意外な台詞。 アースルが尋ねる。「セディ婆、死んではいないって…どう言う事なのかね?」 出されている紅茶をすすりながらセディは、ルークに指差した。「キャサリン、彼の体を触
    ぐうりんぼ さん作 [458]
  • エリザベスドール・THE・FINAL?

     ルークの遺体は、アースルの要請で或る施設に運び込まれていた。 棺に入れられているルークの体を、セディ・ワトフがヒーリングを施していた。 周りでは、アースルやジョージが心配そうに見ていた。「これでよし」 施しが終わった。 見ると… 殆どミイラ状態だったルークの体は元の状態に戻り、顔の表情もふっくらして来た。 まるで… 眠っているみたいだ。 トントン 誰かがドアをノック。「ハイ」と返事したアースル
    ぐうりんぼ さん作 [469]
  • エリザベスドール・THE・FINAL?

     北の魔界では、ほんの小さな背丈ぐらいしかない。 能力も小さいし、声も子供みたいな片言の喋り口調でしか出せない。「ルークト、ケッコンデキル。ウレシイ。 ルークト、ケッコンデキル。ウレシイ! ウレシイ!」 とまあ… 足をバタバタさせながらエリザベスは、幼子みたいに1人でハシャぐハシャぐ。「エリザベスハ、ダーヤンサマニ、ヨク、カワイガラレテイルカラ、スバラシイ、シキガ、ユルサレルワ」「エリザベスガ、
    ぐうりんぼ さん作 [469]
  • エリザベスドール・THE・FINAL?

     ルークの耳にはその後も… 何度もエリザベスの声が聞こえて来た。 まるで… 傍で直接、ルークにささやくように誘惑して来るのだった。 エリザベスの声を幾度も聞かされたからか… ルークの心は段々と揺れ動いて来た。 エリザベスへの怒り憎しみが薄らいでゆき、恋い慕う気持ちに変わっていったのだ。 そう… エリザベスが初めて我が家に来た頃の… 恋人のように、慕っていた純粋な気持ちの時のように。 ルークは目に
    ぐうりんぼ さん作 [541]
  • エリザベスドール?(終)

    「あの人形が、妹にパワーを与えたんだ。 だから… バラバラになっても再生出来たり、遠くにいる人間にテレパシーを送れるようになった。 こう…」 この時、ルークの脳裏にズキンと衝撃が!―ルーク、ハヤク、タスケテ―  又、あの声である。「クソォ、又だッ!」 両耳押さえるルーク。「落ち着けルーク!」 動揺するルークを、ジョージは落ち着かせる。 だが…―ルーク、ルーク―\r 又、あの声が…―ルーク、ダイス
    ぐうりんぼ さん作 [463]
  • エリザベスドール?(41)

     すぐにモグレ警部は、正門付近で待機している警察官たちに指示を出した。 ―――――――――\r「ルーク、本当に顔色悪いぜ」 近くのベンチにグッタリ腰掛けるルークを見て、ジョージは心配する。「大丈夫だよ」 相変わらず、何もない事を強調するが… ジョージには、ルークの異変に気づいていた。 ふと、今の状況が頭によぎったジョージは質問してみた。「もしかして、人形の事で何か悩んでいるんじゃないか?」「な、
    ぐうりんぼ さん作 [432]
  • エリザベスドール?(40)

     グルーバと言う兵士がローズマリーが近寄って来たから発砲を止めた。 ローズマリーは素手で一気にグルーバの胸部を突き破った。 断末魔の声を発したグルーバ。 胸部から多量の鮮血が吹き出す。 ローズマリーは相手の体内から心臓をわしづかみすると、一気に引き抜いた。 グルーバはその場で倒れてしまう。 すかさず… ローズマリーはグルーバの口を大きく裂いて、心臓をグイグイと口の中へ押し込んだ。 立ち上がり、悪
    ぐうりんぼ さん作 [420]
 
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