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フェイさんの投稿された作品が112件見つかりました。

 
  • ギャラクシーラリー113

    「アイドルのタクヤとかのチームです。彼らは非常に手強いと思います。何かご存知かなって」遼一は探りを入れた。スマチームがリタイアしていなければ、やはり優勝争いに絡んで来るだろう。弱点などないだろうか…。「いや、知らなかったわ。ホント?チームの名前はゴールで聞いたけど」「いやぁん。タクヤと同じレースに出てるって考えると興奮するわぁ。ね、愛ちゃん」カバちゃんがくねくねしながら言った。ふふ。本当にこの人達
    フェイさん作 [514]
  • ギャラクシーラリー112

    遼一はオカマチームと互いの情報を交換した。シンジには断らず独断で行ったものだ。これは、オカマ三人はレースでの優勝など考えておらず、ただ単に<いいオトコ>に会えれば良いというスタンスでの参加だと言われたからだ。遼一はそれを信用した。彼ら、いや彼女らからは人を騙そうとする<気>が感じられなかった。「もちろん、最初は賞金目当てに優勝するつもりだったわ。けど、あの騒ぎでちょっと考え変えちゃった」イッコーの
    フェイさん作 [455]
  • ギャラクシーラリー111

    「ちょっと待ってっていってるでしょう!」遼一はカバちゃんを振り払おうともがいたが、押さえられた体はびくともしなかった。まるで万力で固定されているようだ。弱った体力が追い打ちをかけている。思考も定まらない。ああ、俺はこのまま変態に犯されるのか。チクショウそんな馬鹿な。絶対嫌だ!誰か助けてくれ。シンジ君、カンちゃん…。あ、明日香…。混濁した遼一の思考は最後に最愛の妻の名を手繰り寄せた。「明日香ぁ!」遼
    フェイさん作 [588]
  • ギャラクシーラリー109

    遼一は、朦朧とした意識の中で声を聞いていた。妙に、はしゃいだ女の声だ。しかし、その声は女にしてはどこか太い。声の主達は皆オカマだった。「恐らく過労で倒れたのね。睡眠不足と疲労と緊張。命に別状は無いわ」リーダー格らしい声がいった。「そうかぁ。よかった。イッコーさん医者みたい。カッコいい!」愛とカバちゃんが顔を見合わせて言う。「彼の身元を確認出来ないか持ち物を調べたんだけど…。ハルシオンにロヒプノール
    フェイさん作 [598]
  • ギャラクシーラリー108

    「どうもありがとうございました。助かりました」ペコリと頭を下げて優子は微笑んだ。「いえいえ。困った時はお互い様ですよ。あれ、切らしてる時に急に始まっちゃうと大変ですよね」美穂は優子を見て答える。ああ、可愛い仕種だなぁ。ちっとも嫌味な感じのしない、女の子アピールって言うか…。私もこんな風になれたらなぁ。「さっきの人って、彼氏なの? ちょっとイイよね」優子が訊いてきた。口調がフランクになっている。「え
    フェイさん作 [507]
  • ギャラクシーラリー107

    「いや、大丈夫だから気にしないで下さい」遼一は目の前の女に言った。「でも服を濡らしてしまったし、それに貴方少し顔色が悪いように見えるわ。私達の部屋はすぐそこだから休んでください。お詫びしたいの」女、いやオカマチームの愛は遼一を気に入ったようだった。「少し疲れているだけだから…。本当にいいです。それじゃ」遼一はそう言いながら歩き出してすぐに立ち止まった。目眩を感じて足がふらつく。レースがはじまってか
    フェイさん作 [505]
  • ギャラクシーラリー106

    「あのぅ〜。すいません。トイレはどちらでしょうか?」美穂は突然現れた女に尋ねられて驚いた。何故なら、その女に見覚えがあったからだ。その女はテレビでよく観るバラエティーアイドルだった。「うわ!ゆーこりん?ですよね?」 美穂は思わず聞いてしまった。「はい。あの…」優子はモジモジと上目遣いで遼一の方を見た。遼一は、相変わらす真っ直ぐ視線を返す。相手が芸能人でもそれは変わらない。そもそも優子が芸能人だと気
    フェイさん作 [511]
  • ギャラクシーラリー105

    アヤは考える。スマチームはまだ来てないわね。恐らく渋滞に捕まったんでしょう。一番手強いチームが脱落してくれて助かったわ…。あとは、おデブちゃんのチームとあの可愛い娘のチームね。おデブちゃん達は、あのボウズ頭のシンジ君だっけ?彼さえ抑えれば何とでもなりそうだけど…。あの可愛い娘。桃子ちゃんが一緒にいるのは何故かしら。同盟組んで共闘?ふうん。シンジ君見かけによらずやるじゃない。弱いものが生き残りたかっ
    フェイさん作 [362]
  • ギャラクシーラリー104

    「何なんだこれは…」夕食のバイキング会場に入って、シンジは驚いた。そこには和食、洋食といわず世界中の料理が並べられていたからだ。しかも豪華なものばかりだった。「おい、シンジ!これマジでタダで食っていいのかよ?」英彦達があっけに取られて言った。「ああ。参加者はタダだって。さっき確認した。しかし、これほどとは思わなかった」「うわぁ、美味しそうなスイーツもいっぱいあるわ」桃子も興奮しているようだ。「いく
    フェイさん作 [374]
  • ギャラクシーラリー103

    シンジ達と桃子はバイキング会場に先に行ってしまった。美穂は遼一と二人になったのに気付いて、少し嬉しくなってきた。それを遼一に気付かれないようにわざとちょっと怒りながら言った「もう、みんな勝手なんだから。でもお腹空きましたね。遼一さん?」「…。ん? うん。そうだね。今の内ならまだ大丈夫かな。間に合うかな」遼一は、ぼんやりして言った。遼一さん、きっと色々考えてるんだ…。美穂は彼の横顔を、そっと見て思っ
    フェイさん作 [387]
 
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