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フェイさんの投稿された作品が112件見つかりました。

 
  • ギャラクシーラリー92

    Fタワーに向かう一台のタクシーがあった。後部座席に二人、助手席にも客を乗せている。客は全員女だった。運転手は50代後半の男だった。個人タクシーで車種はプリウス。半年前に買い替えた新車だった。運転手の坂元は上機嫌だった。何せ、客の三人は皆、美人だったからだ。明らかに一般人とは違うオーラを纏った女達だった。芸能人か…?訛りがないし皆、どこかで見た事がある。しかし、それを口にするほど坂元は野暮ではなか
    フェイ さん作 [395]
  • ギャラクシーラリー91

    「俺達が1位か。楽勝だったな…。でも何て言うか…。久し振りに何かスカッとしたな。ドキドキの後でワクワクって…」シーマのステアリングを握るマサヒロが言った。「うん。そうそう!乱闘が始まった時、どうしようかと思ったもん。キムラ君の言う通り、外に出ないで良かったね」ツヨシが弾んだ声で言った。「ああ…。俺もスカッとしたぜ。あの騒ぎは、明らかに誰かが仕掛けた感じがするな…。まともにやりあうと馬鹿を見る」タ
    フェイ さん作 [400]
  • ギャラクシーラリー90

    「とにかく…。あの乱闘の中を、俺達より目立たず、俺達より先にスタートしたんだろう。検問にもかからなかったかも知れない。そんなチームが一つ位はあるかな…と予想してたんだ」遼一は続けた。「世の中上には上がいる。下には下がいる。キリがない。差別や偏見をさっきも痛感したよ。検問で7分も止められたよ」「なるほど…。勉強になります。遼一さんって見かけによらずネガティブなんですね」「まぁね…。高速道路禁止とな
    フェイ さん作 [473]
  • ギャラクシーラリー89

    孤高の天才、シンジは焦っていた。オレの計算が狂い始めている。そんなバカな…。作戦は大成功だった。なのに何故!?ステップワゴンのハンドルを握る手に力がこもる。遼一さんは想定範囲内だと言っていた…。こんな事は有り得ないだろ?彼は何で想定できた?他に何て言ってたっけ?何か食べなさい…か。「ヒカ兄、食い物とってくれ。何でも良い」シンジは買い込んでいた食料をむさぼり食べ始めた。コンビニおにぎり、調理パン、
    フェイ さん作 [541]
  • ギャラクシーラリー88

    石塚クリーニングのステップワゴンは第一ゴール地点のFタワーに到着した。三人のデブが走る。「オレ達、どう考えても1位だよな?」英彦が言った。「ああ、ほとんどの連中はまだドライブインで乱闘してるんじゃないか?」ヒカルが息を切らせて言った。「オレ達の作戦は大成功だった。遼一さん達も、もうすぐ着くだろう」シンジは満足そうに言った。遼一達と組む事で優勝が俄然、現実味を帯びてきた。シンジは興奮していた。待っ
    フェイ さん作 [373]
  • ギャラクシーラリー87

    「遼一さん…検問にかかった時の事まで想定してたの?あんなパンフレットまで…」美穂は遼一に尋ねた。「うん。このレースの特異点というか…。あんな事をいかに素早く切り抜けるかがポイントなんだ。しかし、あの警官ムカついたなぁ…」遼一が珍しく感情を表現した。桃子は気付いていないが、美穂はすぐに分かった。遼一は、あまり自身の感情を表に出さない。「君たちに初めて会った日に話した事を覚えているかい?」「もちろん
    フェイ さん作 [367]
  • ギャラクシーラリー86

    石川遼一のイストは、検問にかかっていた。石塚クリーニングのステップワゴンに、やっと追い付いたと思った矢先だった。ステップワゴンは警察官に止められたものの1分程で検問を通過した。次は遼一達の番だ。「こんばんは。検問にご協力下さい」ぎこちない笑顔を浮かべ警官が言った。目が笑っていない。「ええ。構いませんよ。お仕事お疲れ様です」遼一が答える。「免許証を見せてください」警官は、そう言いながら車内を見渡し
    フェイ さん作 [374]
  • ギャラクシーラリー85

    「それと…」言いにくそうにタカヤマ刑事は口ごもった。ああ、やっぱり逮捕されるのか…。でも後悔はない。自分達のした事に誇りを持っている。クミは覚悟した。「何か私達は法に触れましたか?」ナミエがエレガントに訊いた。「いえ…そうではないんです…何と言うか…。歌、素晴らしかったです。あの場に居られた事を誇りに思います。それで…その…サインをしていただけませんか?」タカヤマが、はにかみながら言った。「あ、
    フェイ さん作 [448]
  • ギャラクシーラリー84

    乱闘は終息へと向かった。暴徒化した若者達は、落ち着きを取り戻し、三人の女が歌う愛の言葉に耳を傾け始めていた。薄暗い外灯の下のストリートパフォーマンス。しかし、このライブは後に伝説的なものとなる。ライブは15分以上続いていた。まだあと10分はやる予定だ。クミは、ずっと歌い、踊り続けたいと思った。ナミエはチラリとアユミを見た。アユミも視線を合わせる。一瞬で気持ちが通じた。<<そろそろ潮時ね…>>どう
    フェイ さん作 [417]
  • ギャラクシーラリー83

    「いい?二人とも出来るだけ目立たないようにするのよ!」イッコーが、走りながら言った。カバちゃんと愛がイッコーに続く。いきなり男がイッコーに殴りかかって来た。「いやぁ!」叫ぶイッコーの後ろからカバちゃんが、躍り出た。走って来た勢いをそのまま利用し、跳び後ろ回し蹴りをキメる。男が軽く2メートルは吹っ飛んだ。ダンスで鍛えた強靭な脚力を回転の力に加えて放ったローリングソバットだ。カバちゃんは着地して、し
    フェイ さん作 [399]
 
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