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フェイさんの投稿された作品が112件見つかりました。

 
  • ギャラクシーラリー52

    吉原桃子は腰に手を当てて言った。「5分も早く着いちゃったわ。もし、遼一さんが遅れてきたらおごってもらおう」どういう理屈なのか、美穂にはよく分からなかったが、遼一が約束の時間に遅れるとは思えなかった。それにしても、桃子はスゴい色気だ。店内の男性客の目が釘付けだ。特にひどく肌が露出している訳ではない。それなのに、抜群のプロポーションを強調するファッションと、しなやかな動きは同姓の美穂が見ても、うっと
    フェイ さん作 [374]
  • ギャラクシーラリー51

    神野美穂は、ソワソワして待ち合わせの喫茶店にいた。今日は、レースの日。遼一さんに会える…。実際に会うのは二回目だが、メールのやり取りをしていたので、もう何度も会っているような気がしていた。もちろん、美穂は自分の脳内で何度も遼一とデートしていた。妄想は得意分野だ。今日、何を着ていくか散々迷ったが、結局、姉の涼子にもらった服を着ていた。「自分に自信を持ちなさい」そう言って、涼子は美穂に似合いそうな服
    フェイ さん作 [378]
  • ギャラクシーラリー50

    三人の歌姫達は、浴衣からジャージに着替えて、三人のおネエマンズに歌と踊りを見せた。愛とイッコーは、やんややんやと拍手をする。カバちゃんは、「さっきのトコもう一度見せて。ここのトコ」と振り付けの一部をして見せた。ナミエとアユミは、同時にお互いの顔を見合わせた。「やっぱりわかる?ドコが悪い?」ナミエが聞いた。「んー、悪くは無いわよ。自分達だけで考えたの?スゴいわね…。アタシなら、その振りからなら、こ
    フェイ さん作 [367]
  • ギャラクシーラリー49

    三人の歌姫は、レース当日に、開催地点より車で20分ほど離れた温泉町に宿をとっていた。寂れた温泉は、騒がしい日常を遠ざけ、有名人の三人は心も体も癒された。何しろ、旅館の従業員の平均年齢は60才以上のばあちゃん達だ。歌姫を、ただのOLくらいにしか思っていない。客もまばらで、年齢層が高い。しかし、料理は美味しく、温泉は気持ち良かった。ナミエは「命の洗濯とはこういう事を言うのね」と上機嫌だった。アユミも
    フェイ さん作 [368]
  • ギャラクシーラリー48

    クミ、アユミ、ナミエ、三人の歌姫が、再び集合して歌と振り付けの最終チェックをしていた。クミは、とても感動していた。自分から言い出した事なのに、二人の大物が加わると現実感が薄れる。大丈夫だろうか?何度も二人に相談したが、二人とも大丈夫よ、と言ってくれる。私達は歌って踊るだけ。ストリートのパフォーマーと同じでしょ?だから大丈夫。そう言われる。確かにその通りだ。発表する場もマイナーだし。レースの参加者
    フェイ さん作 [357]
  • ギャラクシーラリー47

    美穂は遼一からのメールをドキドキしながら待った。10分待っても、20分待ってもリプライは無かった。ワタシ、ウザかったかなぁ…。はぁ、失敗。でも楽しかったなぁ…。まぁ、どうせ、何日かしたらレースで会えるんだし。今日の所は、これぐらいでいいか…。美穂は、自分が以前とは比べ物にならないほど、ポジティブになっているのに気付いていない。遼一と会う以前の美穂だったら、このシチュエーションには耐えられなかった
    フェイ さん作 [358]
  • ギャラクシーラリー46

    遼一のメールには、<勘違いしてたよ。ごめんね>と最後に書かれていた。美穂は、ぶるぶると顔を左右に振った。いやいや、謝らなくていいっすよ。ああ、菅野じゃなくて神野で良かった。お父さん、お母さんありがとう。いや、こんな事考えてる場合じゃないってば。早くリプライしなきゃだわよ。あらら、言葉が何か変よ。落ち着くのよ、美穂。頑張れワタシ!<ええ、よく間違われるんですよ。だから気にしないで下さいね。遼一さん
    フェイ さん作 [367]
  • ギャラクシーラリー45

    神野美穂は浮かれていた。明日は遼一さんに会える。もう、それだけで体が軽い。ふわふわ浮きそうだ。数日前に遼一から携帯にメールが来た。内容は実にシンプルなものだったが、男からメールをもらうなんて美穂には初めての経験だった。レースは何日間かかるか分からないから、せめて数日分の着替えを持ってくるように。レースが1週間以上続くようなら棄権も視野に入れておく事。それらの事が書かれていた。それに対して返信する
    フェイ さん作 [375]
  • ギャラクシーラリー44

    レースの参加登録チーム数は最終的に53チームであった。参加者には、代表者宛に赤色のバッチが送られてきた。そしてレースのスタートの場所と集合時間の書かれた用紙が同封してあった。チーム全員、左胸にバッチを付ける事が義務付けられた。今まで、具体的な指示が出されなかった謎のレースに初めて現実感が出てきた。集合場所は、某県の外れで随分寂しい所だった。そこは、有名な心霊スポットでもあり、車でドライブがてら肝
    フェイ さん作 [398]
  • ギャラクシーラリー43

    主催者有吉ひろゆきはパソコンのモニターを眺めて笑っていた。そうか、やっぱり金だよな世の中は…。そんなに欲しいか…。くれてやるよ…。ただし、オレを楽しませてくれよ。参加登録は、すでに40チームを越えている。ほとんどが、暴走族や走り屋崩ればかりだ。残りは暇潰しの金持ちか、逆に金に困った連中だ。誰だって構わない。オレを楽しませてくれるなら。レースを使ってトトカルチョでもやるか…。また金儲けしてしまう。
    フェイ さん作 [395]
 
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