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フェイさんの投稿された作品が112件見つかりました。

 
  • ギャラクシーラリー41

    シンジの頭はレースに関しての考察に対して回転速度を上げていた。レースに関する情報を可能な限り収集し脳にインプットする。入力された情報はありとあらゆるシチュエーションに対応できるように計算されシンジの頭に保存される。最高の結果。最悪の結果。最善の選択。最悪の選択。計算が終わると、その答えがまた次の問題を生む。計算の連鎖。計算の螺旋。シンジの思考は加速度を増して、より高次元のものへと進化する。いや、
    フェイ さん作 [413]
  • ギャラクシーラリー41

    シンジは、一度見たもの、聞いた事は絶対に忘れない。何故か子供の時からそうだった。周りのみんなそうだと思っていた。しかし、違った。ある時、学年でトップの成績をとった。全教科満点だった。家族はとても喜んだが、クラスの、がり勉というアダ名の男にカンニングだと根拠のない噂を流された。もちろんシンジは実力を発揮しただけだ。人の噂は恐ろしい。誰も本気で信じる者はいなかったが、からかわれるようになった。シンジ
    フェイ さん作 [485]
  • ギャラクシーラリー40

    決戦前石塚クリーニングの車庫でせっせと車をメンテナンスする大きな男がいた。この店の三男のシンジである。寡黙な男だ。そのシンジを見つめる大きな瞳があった。シンジの姉の娘、明菜である。手のひらを合わせてひろげ、その上に形の良いあごを乗せている。「明菜…。兄貴達の手伝いはいいのか?」シンジが口を開いた。「うん。だいたいお店落ち着いてきたから…。シンジ兄、何か考えているでしょう?レースの話が決まってから
    フェイ さん作 [410]
  • ギャラクシーラリー39

    吉原桃子は焦り始めていた。何故、この石川遼一と言う男はオチない?私の、この風船のように膨らんだ胸…。もっと見てよ。マシュマロみたいに柔らかいんだから。お尻だって、ゆで玉子みたいに滑らかなのよ…。どうして私に会いに来ないの?今まで、こんな男はいなかった。中学生からオヤジまで私の魅力に勝てる男なんかいなかった。遼一にメールを送ると、きっちりリプライはある。どんな質問をしても、ちゃんと答えてくれる。な
    フェイ さん作 [364]
  • ギャラクシーラリー38

    「アンタねぇ、10才も上じゃない!いや、歳は関係ない。その人結婚してるって!?不倫じゃない!そんなの私が許さないから。妹をもて遊ぶなんて許せない」涼子は興奮して言った。「お姉ちゃん、ちょっと待って。遼一さん、そんな人じゃないから。落ち着いて、お願い」美穂は困った顔で言う。「私は落ち着いています」涼子が厳しい声で話す。「なんて言うか、好きっていうより、憧れ?みたいなものなの。ほら、お姉ちゃんだって
    フェイ さん作 [342]
  • ギャラクシーラリー37

    「そうねぇ、アンタの場合、元はいいんだからメイクとファッションね。あとは性格改善」涼子は言った。「それがわからないんだってば…。雑誌とか見たけど、全部同じに見えるの」美穂は正直に言った。「メイクもファッションも誰かに気に入られたいのなら、その男の好みに合わせればいいんだけど…」涼子は観察するように美穂を覗きこむ。「遼一さんの好みかぁ…分かんないよ。一度しか会った事ないし…」「遼一っていうのね、そ
    フェイ さん作 [362]
  • ギャラクシーラリー36

    美穂はさっそく涼子に相談を持ちかけた。「アンタが相談なんて珍しいわね。いつも自己完結してるのに。いいわ、何でも言ってみなさい。涼子さんが答えてあげるから、さぁさぁ、うりうり」涼子が優しく言った。美穂は、言われて初めて気が付いた。ワタシって、いつも自己完結してた…。しかし、いざ言葉にしようとすると、何から話せばいいのか分からない。いつも一人で悩み一人で解決していたから。美穂の様子を察して、涼子は言
    フェイ さん作 [370]
  • ギャラクシーラリー35

    美穂は毎日ハローワークに出掛けたが、なかなか遼一には会えなかった。彼は色々とセミナー等にも参加しているようだ。桃子には、何故か度々会った。そこで遼一の話題が出たのだが、桃子は遼一にメールを何度もしているようだった。美穂は、心の中で舌打ちをした。自分はなんて間抜けだったのか…。アドレス聞いているのだからメールくらいすれば良かった。遼一が妻子持ちだから遠慮していたのだ。しかし吉原桃子はお構い無しのよ
    フェイ さん作 [395]
  • ギャラクシーラリー34

    お互いの連絡先などを赤外線で交換した後、三人の失業者は解散した。一目惚れなんて本当にあるものなのね…。ドラマか歌の世界だけかと思ってた。美穂は足取りが軽かった。恋愛なんてアタシとは無縁で、テレビや映画の中で語られる物語やラブソンクはどこか現実ばなれしていると美穂は常々感じていた。今日、もし遼一に天気の話をしなかったら、友達にはなれなかっただろう。桃子への対抗意識はあったものの、自分から男性に声を
    フェイ さん作 [483]
  • ギャラクシーラリー33

    「何、勝手な事するのよ!」美穂は桃子とひと悶着あったが、遼一になだめられ落ち着いた。「まぁ気晴らしのドライブとでも思ってれば、いいじゃなぁい。ハローワークみたいな所ばっかじゃつまんないしぃ」「あのねぇ、映画みたいにスターに会えるわけじゃないのよ。遼一さんも何か言って下さいよ」美穂はどさくさ紛れに彼を名前で呼んでしまって赤くなった。遼一は気付かなかったが、桃子にはバレバレだった。しかし、奇しくも、
    フェイ さん作 [470]
 
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