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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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ホワイト ブラック?
待ち合わせ場所のスキー場に到着した。「あれー?居ないなぁ…」そこには幸喜の姿はなかった。裕佳がメールを送っても返ってこない…『寒いからコンビニに入るべ?』「うん☆」外は寒さをましていて寒がりな私は無理だと思いコンビニに入った。「何買う〜?」『タバコとガムかな♪』その頃吸い始めたばっかりのタバコにはまってしまいご飯も食べずにタバコにはまっていた。「じゃ裕佳も↑」と言った瞬間に裕佳の携帯が鳴った。「
正美 さん作 [590] -
独り言
朝起きたら、昨日と違う風景があった。いつもいた君がいなかった。毎朝、僕が起きると『おはよう』と笑顔で言ってくれる君がいなかった。「あ…別れたんだ。」ぽつりと僕の口から出た言葉は、擦れた小さな声にも関わらず、静かな部屋に少し響いた。起き上がって、洗面台へ行き、目の前に置かれた2本の歯ブラシが目にはいった。「これも捨てないとかなぁ…」水の音と一緒に、僕の声も下水に流れていった。台所へ行き、冷蔵庫を覗
ちっち さん作 [655] -
隔離された人々?
麻里の住んでいる国は高さ8?、幅1?程もある分厚い塀に囲まれ、北に唯一の出口である門がある。そこに、毎日交代で兵士2人が門の左右に立って国民が門から外へ出ないように監視している。なぜ門の所にだけ兵士がいるのかというと、分厚い塀は人が登れるような高さではないし、万が一登れたとしても外壁の下には7?程の幅と深さの堀がある為、門以外の所に監視は必要ないのだ。麻里の祖母の家は北門から真南の塀のすぐ近くに
ユリア さん作 [610] -
片思い
俺の家は田舎でそれほど金にも困っていなくてごく普通に生きてる高校生、そして今、あきらめきれない恋愛をしてしまっている。かなり厳しい片思いだ。俺がその子に出会ったのはちょうど一年前、俺が友達からその子の電話番号を聞いて遊び半分でかけたのが始まりだった。当時俺はその子の事を別になんとも思っていなかった。暇つぶしにと思いながら友達とよく電話もするようになり、メールもしていた。そして五ヵ月後くらいにすっ
恋太 さん作 [1,383] -
「僕はただの人」2
二月十四日。 今日はバレンタインデーだ。まあ、今の僕には関係の無い事だが…。 「世間ではカップルが楽しそうにデートでもしてるんだろうな」と、思いながらいつものように、今日もぼーっとしていた。 今日は、この冬で一番ではないかと思うほど寒く、暖房も無いこの部屋で一人で過ごすには、少しさみしかった…。 普通こんな日は、彼女との甘い思い出に浸ってしまうんだろうが、な
あき さん作 [1,031] -
隔離された人々?(続)
「…なんでだろうねぇ」祖母は困った表情のまま呟いた。「なんでお母さんに掟だけ教えたの?」麻里は祖母の呟きを聞いてもどかしくなった。「…それはね、麻里」祖母は悲しそうな顔で答えた。「言えないんだよ」「なんで掟は教えられて理由は教えられないの?おかしいよ…」麻里は今にも泣きそうな顔で言った。「なんでそんなに知りたいんだい?」祖母は麻里に刺激を与えぬ様に優しく聞いた。「外に出て色んな所へ行きたいの」麻
ユリア さん作 [583] -
「僕はただの人」
一月二十日。僕は日記を書く事にした。特に理由はないが、やる事もなく毎日が暇だったから…。今日は、冬だというのに外は日差しが強く、暖かい日だった。最近は雨もふらず、部屋に入ってくるわずかな光が、今日も殺風景な部屋を照らしている。やる事も無く、いつもと変わらない一日を過ごしていた。ぼーっとしてる事が多いが、気付くといつも考え事をしていた。「僕はなんの為に生きているんだろう?」答えの出ない僕の疑問。家
あき さん作 [849] -
隔離された人々?
「お祖母ちゃんいる?」麻里は母から聞いたことがどうしても気になり、祖母本人に聞こうと家を訪ねたのである。「その声は麻里かね?」「うん」麻里の返事を聞くと、祖母はドアを開けた。「久し振りだねぇ麻里、さぁお入り」「うん」中に入ると、玄関前に細い廊下が奥の台所へと繋がり、台所と玄関の間の廊下を挟んだ左右に、8畳の部屋が1つある。「その顔は何か聞きたい事があるようだね」祖母はそう言いながら左の部屋のソフ
ユリア さん作 [627] -
雨に唄えば 3
「そこまで言うんだったら、相合い傘してくれるんだね?」マメは腹を抱えながら言った。そこで気付く。俺がマメのペースに飲み込まれてるって。「今日は私の勝ちだね。」俺の……負け?「せいぜい雨が止むのを願うんだね、少年。」そう言うと、マメは教室の扉へと歩いて行った。と、その時マメが振り返った。その仕草に、またドキッとする。「先に帰っちゃダメだからね。」「ばーか。」俺は雨模様の空を見上げた。『せいぜい雨が
大柿文吾 さん作 [657] -
雨に唄えば 2
「でもまさか雨が降るなんてなぁ……。」マメが外を眺める。シトシトって言葉が似合う雨に、止む気配はない。「天気予報、見てこなかったの?」俺も外を眺める。「うん。だから傘も持ってきてないんだぁ。」「それは御愁傷様。」マメがこっちを見る。そのクリッとした目に、少しドキっとする。「少年は、傘もってきた?」「持ってきてたら?」俺は少し恥ずかしくなって、目線を外した。それでもマメは目線を合わせようとして、俺
大柿文吾 さん作 [700]