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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • ずっと、遠くへ。3−3

    それからしばらく健治と由希はいろいろと話した。お互いのことや学校のこと。言葉を交わすたびに由希の表情がやわらかくなっていった。そして気付いたときには2時を回っていた。 「ふわぁ…。」 由希が安心したのか大きな欠伸をした。 「もうこんな時間か。寝るか?」 「うん。そろそろ寝ようかな。」 立とうとする由希に健治が声をかける。 「由希。」 「ん?」 「明日、休みだから一緒に遊びに行
    さん作 [798]
  • ずっと、遠くへ。3−2

    「よし、終了。」 健治は一息つくとMDから流れる曲を自分の一番好きな曲にかえた。 「あ…。」 由希が声を上げた。 「ん?どうした?」 「この曲…知ってる。」 正直意外だった。この曲、[Standard Infinity]の[far away]は健治がまだ10才に満たないときのものだ。健治も知ったのは2年くらい前である。同級生にも知ってるヤツはほとんどいないのに…。 「どこで聞い
    さん作 [834]
  • ずっと、遠くへ。3−1

    AM 00:12。 健治は音楽を聞きながら勉強をしていた。 「よし、後一問。」 と、その時、コンコン。 ドアがノックされる音に健治は振り向く。 「はいはい。」と言ってドアを開ける。そこにはパジャマ姿の由希が枕を抱えて立っていた。 「由希…どうした?」 「ぇ、えと…その…。」 なにか言いにくそうに口ごもる由希。 「まぁ、寒いだろ?中に入ろう。」 「うん…。」 そういって由
    さん作 [813]
  • あしたもあさっても

    少し涼しくなった頃、僕は半年ほど勤めていた銀行を辞めた。別に銀行が嫌いになったわけじゃない。むしろ、やっと作業にも慣れてきて楽しいと思っていたくらいだ。僕が銀行を辞めたわけ。それは愛する彼女についていくため。先日、付き合って3年の彼女からプロポーズを受けた。『今度フランスに転勤になったの。あなたにもついてきてほしい。…結婚しない?』だって。正直驚いた。ちょっと先越されたって思った。でもその場では
    ちー さん作 [894]
  • なんとなく日記?

    9月14日晴れ。今日も残暑で暑かった。関係無いけどガンプラ作りたいな、なんて思っていたら足が攣った。数年ぶりの痛みだ。数年振りでも特に懐かしくない。残念な事に、若い時はこれで済んでいたのだが、年を取ってくると翌日筋肉痛になるようになってきた。特に今日は仕事中にも攣ったので、明日の筋肉痛は特盛だ。今日は喧嘩した。仕事先の担当者と。まぁ、頭の中の想像でなんだけども。相手に四の五の言わせず、咄嗟に左下
    マイナーK さん作 [951]
  • 視界の端に映る者

    3日ぐらい前から誰かが居るんだ。仕事先にも、外出先にも、寝室にまで。僕の視界のギリギリに居るんだ。気配も感じるし、影の様なものも見える。でも気付いちゃいけない気がしてるから知らない振りをしてるんだ。だって、なんとなく唸ってるんだよ。「ヴゥ・・」って。普通に生活してると気にならないけど、一人でボーっとしてる時や、寝る時なんかに「ヴゥ・・」って聞こえるんだ。小さな声で。僕はもう何処に居ても安心できな
    マイナーK さん作 [1,369]
  • 機甲忍者ハヤテ?

    銀河の果てに一つの惑星があった。名を天星と言う。そしてその天星には2つの衛星があった。名を甲牙星、伊牙星と言う。二つの衛星の一族は共に天星の王族に対して衛者を出すしきたりがあり、守護星としても重要な役割を持つ星であった。「姫様!あまり不用意に外に出てはなりませぬ!何者が狙うやも知れませぬぞ」天星王の娘レミアは教育係のソムに嗜められ渋々扉から身を放した。ソムが言うのには訳があった。つい先ごろレミア
    マイナーK さん作 [1,174]
  • 一緒に、遠くへ。2

    健治は机の上に置いてあった読みかけの本を手に取るとベッドに横たわる。 そして数時間後。(ずいぶんと読み耽ってたなぁ。この分厚いのを読み終えちまった。ありえねぇ。) 時計を見ると9時半。風呂に入ろうと思ったその時、母が部屋にきた。 「健ちゃん。ちょっといい?」 なにやら深刻な顔で母が言う。 なにかあったのかと思い、健治はそのままソファに座った。 「あのね、さっきの事故のことなんだけ
    さん作 [862]
  • いつか

    あれから3年が経ったね。今君は何してるんだろう。僕はあいかわらず君と暮らしたあの部屋から出る事が出来ずにいるよ。今でも歯ブラシや、君が使ってた食器も捨てずに残ってる。あの時は僕も若すぎたから君の気持ちに気付いてやる事が出来なかった。あの時もっと大人だったら、今頃は僕の左隣にいるんだろうな。「結婚しよう」の言葉が言えずにいたね。別に冷めてたわけじゃないんだよ。ただ君を今以上に幸せにする勇気が無かっ
    じゅん さん作 [837]
  • 一緒に、遠くへ。

    冬───。「ただいま。」「おかえり、健ちゃん。」 家に着くと母が出迎える。そのまま健治は台所へと向かう。 俺は河原健治。西坂第二中学校の三年。受験シーズン真っ只中だ。今日も放課後勉強を続け、我が家に着いたのは7時15分。この時期になると外はもう真っ暗だ。まぁ学力的には受験は余裕なんだが家にいるとどうしてもやりたいことがある。だから遅くまで学校で勉強をしているわけだ。 「さぁ健ちゃん、いっぱい
    さん作 [992]
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