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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • なにげない日の出来事

     走り出したら止まらない。 こんなにも青い海が今、僕の目の前にあって、どこまでも永遠に広がっているようにさえ見える。もし、僕が水の上を歩けたなら止まらずにずっとずっと走っていけるだろう。 でも僕が進んでいった先には、海というそこの見えない水溜りがあって、前に進もうとする僕の体を覆い、動きを止める。そのうち僕は頭だけが海に浮いているような状態になった。後ろを振り返ると、一緒に遊びに来た仲間は一生懸
    二階堂 さん作 [1,357]
  • テレパシー

    僕は1Kのアパートの散らかった部屋にある、パソコンデスクに腰を降ろした。「また動いた」マキシCDのジャケットに印刷された彼女の表情の動きを僕は見逃さない。「胸なしハゲは今日もカワイイね」僕はそれに向かって語りかける。心の中で。ふとまた彼女の顔が動く。不本意ながらも、いつもの僕達の偉大なマンネリ、この切っても切れない腐れ縁を確認して嬉しくもあるようだ。なんどか軽い悪口(まぁ半分は彼女の気を引きたい
    c−moon さん作 [1,068]
  • 人斬り女(一部)

    「こんな私と、まともに向かい合える奴がいるとは。」夜の雑木林に響く、女の細い声。「お前だって一部始終を見ていたんだろ、私はとっくに気付いてたよ。」町からはそう遠くない林、人斬りが現れたのは最近の事。だが、その姿を見た者はいない。正確にいえば、見た者は斬り殺されている。ここにいる青年一人を除いて。「何も言わないな。恐れているのか、それとも、この先の死を想定して話す気も失せたか?」静寂を照らす月明か
    某日本人 さん作 [1,144]
  • 神…そして我々

    我々はとても臆病だ、どうしようも無いくらいに臆病だ。時に迷い時に悩み時に苦しみ、あげく互いに傷つけ合う。愚かであり純粋無垢である。愛するべき存在であり愛されるべき存在でもある、そして憎む存在でもある。自らが起こした悲劇により大いなる大地を傷つけて、己自信をもまた傷つけ、どうにもならないと神に祈る。我々は一人では生きていけ無い罪深い生き物だ。神の存在を信じる事で救われようとする。 我々は
    天心 さん作 [1,112]
  • 新しい形の小説?ギャグ小説

    犬に噛まれた事があるか?俺はある。死を覚悟した事はあるか?俺はある。犬は野獣だ。これほど恐ろしい生き物は、身近にいないだろう。犬の種類も沢山あるが、俺の最も恐れる犬…それはチワワである。ボクサーなど比較にならないあのキュートな目。イコライザー並のあの甲高い鳴き声。あの可愛らしい容姿とは裏腹に、チワワはとても狡猾な生き物なのだ。しかもチワワを飼い主は必ずといっていい程、デブのマダムである。今宵はこ
    もり あお さん作 [1,657]
  • 悲愴の水使い?

    「お〜い!俺はここにいるぞー!」カイは叫び続けた。それからついでに悪口を言った神様にも謝った。「神様〜さっきは馬鹿野郎なんかいってごめんよー!俺はあんたを信じるぜ〜!」やがて天井の土がポロポロと崩れて穴が開いた。そこから町長がのぞきこむ。「無事か?」「俺達は無事だ。それよりサラが深手を負って大変なんだ。」「分かった。」町長が顔を引っ込めると町人が穴に入ってきた。カイもこれには驚いた。もう全員町か
    ROCO さん作 [940]
  • 悲愴の水使い?

    「サラ!」アリスが倒れたサラを抱きあげる。「しっかりして!」そのすぐそばでカイが布をとりだし、サラの肩に巻く。「止血しねーと死んでしまう。」「怪我してるのはここだけかしら…」「分からねぇ…どっちにしても地上に連れて帰らないと…。」カイが傷に触らないようにゆっくりとサラをおぶる。「帰り道覚えてるか?」「ええ、もちろん。…そうか…あなた方向音痴だったわね。」「…方向音痴っていうな。」アリスが先頭に立
    ROCO さん作 [907]
  • 悲愴の水使い?

    暗闇に残されてアリスは一歩も動けずにいた。しかし、しばらく立ちっぱなしでいると後ろから足音が聞こえてきた。「…あら?」足音は確かに人のものだがサラが走っていった方向とは逆だった。「誰?」そう足音に向かってたずねると、今度は走ってこちらにやってきた。「アリスか〜?」それはまぎれもなくカイの声だった。「あら、その声はカイね。」足音が近づくとようやくカイの姿が見えた。「良かった。無事だったんだな。」「
    ROCO さん作 [931]
  • 悲愴の水使い?

    言わなくてはいけない。アリスにこれ以上ついてきてはダメだと言わなくてはいけない。今引き返せばまだ間に合う。「アリス…」「な〜に?」「……ここから先は本当に危険。引き返してほしい。」「何言ってるの。ここまで来て引き返すなんて無理よ。」「…死ぬかもしれないのに?」するとアリスはそっとサラを抱きしめた。「そんな危険な所に小さなあなたをひとりで行かせられないわ。」「……私は死ぬことなんて怖くない。」する
    ROCO さん作 [906]
  • 悲愴の水使い?

    そこは以外に広かった。そして薄暗くとても歩きづらい。明かりを持っていないサラは壁に手をあててなるべく奥へと急いだ。しばらく奥に行くと悲鳴のような声が聞こえてきた。「…アリス?」声の方へサラは急ぐ。「誰かっ!助けて!」今度こそはっきりとアリスの声が聞こえた。同時にサラの視界にアリスと妖魔の姿が入る。サラは早口に呪文を唱えた。『清き水の子よ、刃となりて魔の者を切り裂け』サラの手から勢いよく水があふれ
    ROCO さん作 [926]
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