携帯小説!(PC版)

トップページ >> 管理人さんの一覧

管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 悲愴の水使い?

    「助けに行かなくては。」サラが地面にあいた大穴をのぞいた。「俺も行くぜ!」「それはダメ」「な、なんでだ?」「魔法も使えないあなたが来ても足手まとい」サラはひとり大穴に入る。「俺だってな、自衛のために剣の使い方ぐらいは知ってるんだぜ!」「あの妖魔にどこまで剣が通用するかはわからない。」「な、なんだと!」無理矢理に大穴に入ろうとするカイを町人が止めた。「カイ、ここは魔法使いさんに任せよう。」「何言っ
    ROCO さん作 [915]
  • 悲愴の水使い?

    「役立たず?」真面目に返事をされてカイは自然に興味をもった。「魔法使いに役立たずもくそもあるのか?」サラはそれまで固く閉じていた口を開いた。「私は幼い頃…両親を妖魔によって殺されたの。そして私だけは偶然いた魔法使いに助けられ、魔法はその人に教わった。」「……」カイはなんと言うべきか悩んだ。「私には魔法使いの才能がある…とその人は言ったけど、何年しても上手くはならない。」そしてサラは悲しげに笑った
    ROCO さん作 [953]
  • 精霊召喚-9終

     辺りは静けさを取り戻した。校舎のあったところは荒野になっていた。人間の死体の一部も転がっていた。精霊はそれを見ると、浄化の炎で死者の肉体と魂を弔った。辺りから死臭が消えた。美佐代は天を仰いだ姿のまま泣いていた。今までずっとためてきた悲しみの涙を全部流すように泣いていた。やがて美佐代は明るい笑顔を取り戻すと、体ごと魂が天に昇っていった。精霊もそれに続いて地上から姿を消した。「美佐代ちゃん、会いた
    ハッタリ野郎 さん作 [924]
  • 精霊召喚-8

    「あなた方はもしや、津名に・・・」精霊がそう言おうとすると止められた。「思い出したくないので言わないでください。僕たちはあなたの考えている通りの者です。しかし、美佐代さんのように怨念から幻魔を生み出すことはしませんでした。」やがて声の主が正体を現した。それは紛れもなく津名に殺された男子生徒と女子生徒の魂だった。「あなたでは止められないのですか?」女子生徒は精霊に問うた。「あなた方が私を地上に召喚
    ハッタリ野郎 さん作 [1,024]
  • 精霊召喚-7

     このまま幻魔は美佐代の命が尽きるまで暴走を続けるだろう。そうなればこの町は、いや、日本は、いや、世界は破滅する。精霊は涙を流した。しかし、その涙が地上に届くことはなかった。「美佐代の幻魔はもう美佐代を死なせない限り止らない。でも、美佐代を殺めるなんてことはしたくない。」精霊は混乱状態になりかけていた。精霊が混乱することなどありえないのだが、八方ふさがりのこの状態ではさすがの精霊もなすすべなく、
    ハッタリ野郎 さん作 [1,024]
  • 精霊召喚-6

     最後に、その場には美佐代とさっき後ずさりしていた女子生徒の2人だけが残った。辺りには生暖かい血のにおいが強烈に立ち込めている。依然として津名の体からは血が流れ出てきていた。恐らく、心臓がないものだから動脈に圧力がかからず、吹き出すような出血が出来ないのであろう。頭を粉砕された女子生徒の首からは、しばらく血が吹き出ていたが、それも止まった。残り1人の女子生徒はその現状に耐えられなくなって胃の中の
    ハッタリ野郎 さん作 [1,045]
  • 精霊召喚-5

     終わりだ、精霊は絶望した。精霊ともあろう者が絶望している。本当に大変なことが起ころうとしている。 その間にとうとう津名は、さっきの塩酸で焼け爛れた美佐代の腕にカッターナイフを突き刺した。「ほらどうした? 痛がってみろよ。」その間、津名の後ろにいる女子生徒のうち1人が後ずさりしていた。津名はそれに気付いた。「怖いのか? お楽しみはこれからなんだぞ。」津名の表情はさっきまでとは全然違う。「さあて、
    ハッタリ野郎 さん作 [1,416]
  • 精霊召喚-4

     精霊は真実を知っていた。津名は殺している。男子生徒と女子生徒の2人、殺している。分かっていても精霊は助けることが出来なかった。理由は簡単なこと、精霊は召喚されない限り地上に降り立つことは出来ない。見下ろすことは出来てもそこへ行くことは出来ない。 津名が殺した2人は今も行方不明扱いになっている。だが、この照塚美佐代は本当に行方不明になっていた。それが突然帰ってきたのである。精霊は焦った。疋田津名
    ハッタリ野郎 さん作 [1,313]
  • 精霊召喚-3

     蹴っ飛ばされた美佐代はゆっくりと立ち上がって地面を見つめていた。こっちのほうも不気味といえば不気味である。「あんたさぁ、私たちのこと、からかってない? 自分が今置かれている状況くらい把握したら? マジで殺っちゃうかもよ。」いじめる側の女子生徒の1人が、カッターナイフを片手に脅した。それでも美佐代は動じなかった。「こいつなんか変だな、前のときと反応が違いすぎる。ついにおかしくなってしまったのかな
    ハッタリ野郎 さん作 [1,285]
  • 精霊召喚-2

     そのいじめの手口は様々で、学校側でも全てのいじめを把握できているわけではない。ひどい有り様だが、こんな学校ならもっと他にもあるだろう。なのにどうして精霊は目の色を変えてまでこの学校を見ているのだろうか。精霊が注目しているものは一体何なのか。 この中学校のいじめの問題は深刻になりすぎている。もはやそれは学校内だけにとどまっていない。さらに、これ程ひどいいじめの中で特にひどいのが女子のいじめだ。ま
    ハッタリ野郎 さん作 [1,500]
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス