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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 万華鏡(3話)

    「えーっと‥木崎凌(きざきりょう)君ね‥。何でここを選んだの?」今から30分前、予定時間ギリギリに到着した俺は7畳ほどの部屋に案内された。面接官は50代であろうおやじが1人。首元にはうぐいす色のネクタイをしっかりとしめている。デカイ眼鏡が険しい顔でこちらを見ている。俺は今、実家近くにある居酒屋の面接を受けている。事の始まりは今から一週間前にさかのぼる。突然、お袋から電話がきた。「‥ク‥クロが‥ク
    飛水 さん作 [323]
  • 二人だけの

    そこには二人が居た二人だけの世界みんなが知らない二人が居た。二人は周りからでも分かるほど仲がいい。そんな二人の出会いから始まる。ふたりが出会ったのは去年の春だった。二人はまだ高校生だった。
    零下 さん作 [382]
  • 航宙機動部隊9

    『宜しいですかな』 眼下に小川を見下ろせる、風光名媚な瓦葺きの屋根付きテラスの中である。 シャンパンを満たしたクリスタルグラスを片手に、一人の男がにじり寄って来たが、リクは大して驚かなかった。 彼がこうして、声をかけて来るのは、これで三度目だったからだ。 しかし、この人物に与えられた肩書きは、礼節に値する
    まっかつ さん作 [557]
  •   *幸せな子猫の物語* 4

    子猫があたしの膝の上でじゃれている。矢田は顔色一つ変えずそこにいた。状況がよくつかめていないあたしは、目が点になってる気がした。「…ハァ!!?何それ?」「さっきからお前ハァばっかだな。」矢田は膝でじゃれている子猫をあたしから取り上げ自分の膝に坐らせた。「拓真さんは俺の義兄。俺の姉ちゃんの旦那さんってことだよ。」「ふ、ふ〜ん。だから何よ?」「何も。」矢田はこの後、あたしを責めたりしなかった。只、子
    奏香 さん作 [354]
  • 奇跡の出会い?

    みきとは月に2回ほど店に会いに行った。会うたびに彼女に惹かれていく自分が不思議に思った。風俗に行ったことがなかった訳じゃないけど…あくまで性欲処理のためで、恋愛感情を抱くことなんて信じられなかった。ただ、この時忘れていた何かを思い出してた。久しぶりにドキドキしているのがわかった。メールひとつで有頂天になるなんて、まるで高校生みたい。この頃仕事が平日休みってこともあって、スロットを覚えた。当時はA
    ハル さん作 [412]
  • 夕陽と甘い紅茶

        プロローグ太陽が西に傾いたらあなたは又 私に逢いに来てくれますか?窓から眺める景色は素朴で小さな愛 見つけたり紅い風船 ゆっくり上がったりそんな毎日の中であなたに逢えてよかった......夕陽と甘い紅茶色私は太陽が沈む前をそう呼んで美しく綺麗な空見上げては隣りのあなたへの想い確かめてた『夢が叶ったら 君に必ず逢いに来るよ』あなたの前で最高に美しい私で居たい大きな空に 小さな私 あなたは見
    西園寺 綺咲美 さん作 [377]
  • 僕、俺、私

    俺は、今、不思議と自然に死に向かっている。死にたいと思うのが俺の自然体なんだろう。30歳を間近に迎えてごく当たり前のようにね。バックには、鬼束ちひろの声が響く。心地いい。水が7割ほど入ったペットボトルに俺の顔が移り込む。そんなに悪い顔じゃない。眼球は茶色く光る。 生きて欲しいと訴えるような温かい光。煙草の煙が視界を塞ぐ。何も視ないから、もう何も観たくないから、俺の顔も、もういいよ。最近、部屋の
    火山かず さん作 [408]
  • 私伝2

    私には幼い頃の記憶がない。というのも多分良い幼少時代ではなかったせいだと思う。一番上の兄貴は私が小さい頃には少年鑑別所に入ってたと思う…確かめた事はないがクラスの男の子からお前の兄貴、刑務所にいるんだってな〜、俺の父さんは新聞社に勤めているから知ってるんだと言われた…今の世の中では守秘義務とかあるがそんなのあの時代にあるわけない。泣きながら帰った覚えがある。そして母と電車に乗り兄に早く帰ってきて
    げろぴょん さん作 [528]
  • かくれんぼ2

    「……………!!!!!」裸足で血だらけの服に長いボサボサの髪、うっすら見える口はニタァと笑みを浮かべている。その女は私に指を指し、次に佳奈を指し、交互に私達を指し「ドレニシヨウカナ-ドレニシヨウカナ-ドレニシヨウカナ-ドレニシヨウカナ-ドレニシヨウカナ-ドレニシヨウカナ-ドレニシヨウカナ-ドレニシヨウカナ」とブツブツ呟いている。[何してんだ…………!?!!??]ピタリ…と止まった指は佳奈の方に向
    スミレ さん作 [389]
  • かくれんぼ

    「ねぇかくれんぼしない!?」「いいよ〜!!」「えー子供じゃあるまいしー」『私はどっちでも』懐かしい高校時代の友達、美貴、佳奈、綾香と久しぶりに会って、お酒を飲んでいたのもあり酔ったノリで私達はかくれんぼをする事になったのだった。「あ…これ知ってる?」綾香が地面に""ナ化ウ世シ煮レ度""と書き、たずねる。[…??…。]『何それ?』「知ってる!」「知ってる〜」美貴、佳奈は知ってるいる様だ。「じゃーそ
    スミレ さん作 [963]
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