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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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逢えなくなる日まで…
それは、今の気持ちを綴った別れの手紙。 彼女と別れても愛する「あなた」と付き合える訳でも気持ちを伝える訳でもないけれど、今、「あなた」に出会って好きになったこの感情をなによりも大切にしたくて…でも結局、手紙を渡す事はなかった。ちゃんと会って直接、言わなきゃって思って。そして別れ話をした夜、彼女がほんとにこんな自分の事を愛してくれてるんだなぁ〜って思った。結局、男の人を好きになったとは言えなかった
yoshi さん作 [432] -
偽り彼女 ?
「ただいま〜!!」良が靴を脱ぎ玄関に上がると、麻里子は良の後ろで靴を脱がずに立っていた。「麻里子何し・・「いらっしゃい♪」良の言葉を遮り、良の母は麻里子に軽く頭を下げた。良の母が頭を下げると、麻里子はゆっくりと深く頭を下げた。「初めまして♪良君とお付き合いさせてもらっている一瀬 麻里子(イチセ マリコ)です。今日はお呼びいただいてありがとうございます♪」麻里子が照れながらもニッコリ笑うと、母もニ
瑞希 さん作 [409] -
へぶん?
ご飯を食べ終わった拓也と春香は、お店を出て近くにあるスーパーで買い物をした。夜のおかずを買っていた時、拓也が急に春香の手を強く握った。何かなと思って、息子を見ると一心不乱に一点を穴が開くほど凝視している。春香が何を見ているのか気になり、拓也が見ている方を見た。見ていたものは、ベンチに座っている少し体が悪そうな、青年だった。その青年も拓也を見返している。どちらも真剣である。息子に声をかけて、止めさ
夢見大 さん作 [338] -
あじさい山は午前8時に噴火する
あじさい山には大昔から伝説がある。そうタイトルどおり午前8時に噴火するのである。私がこの伝説を耳にしたのはとある考古学者の友人からである。「なぁ、マコト。あじさい山の伝説って知ってるか?」いきなり飲み会の席でタカシが妙なことを言う「なんだよそれ?」タカシはほかの誰にも気づかれないようにひそひそと話した。「俺の田舎にあじさい山っ名前の火山があるんだけどな、その山がさぁ。毎朝午前8時に噴火するらしい
ぽんぽこ さん作 [447] -
へぶん?
ふいに、春香は拓也を見た。その時、拓也の顔に何かが映った気がした。なにかはわからなかったが、直感的にイヤな予感がした。見間違いかと思い、春香はきつめに瞬きをした。その様子に気付いた拓也が、心配そうにこっちをみてこう言った。「どないしたん?どっか痛いん?」春香は、大丈夫やでといいながら、さっきの拓也の顔に映ったものの事について考えていた。(さっきのは、なんやったんやろ)と心の中で呟いた。拓也は、楽
夢見大 さん作 [339] -
ディフェンド? ”大丈夫” 64
「龍華さん!」 龍華がドアを開けると、そこには啓吾と怜がいた。 「2人とも大じょ・・・」 「龍華!」 龍華は膝を地面についた。秀たちと戦ったときの傷が痛んだようだ。すると、藻は龍華のブレスレットのボタンを押した。 「何するんだ藻!」 龍華は藻を睨んだ。藻は自分のブレスレットのボタンも押した。 「龍華、そんな状態でキミを戦わせるわけにはいかない」 「俺は戦える!」 「龍華・・・」 啓吾は小さい
梓 さん作 [342] -
死神
女性はあるビルの屋上にいた。下をじっと見、やつれた顔をしていた。本来は二十代だろうがその顔は四十代の疲れきったそれだった。「死にたいのかい?」黒い服を身にまとって帽子を深くかぶった少年は問う。女性は突然の声に後ろを向く。問われた女性は悲しそうに微笑し、頷く。「死神さん? なら連れて行って」女性は少年に言う。死神と呼ばれた少年は帽子をさらに深くかぶる。口以外全く見えない。「僕は奪うことしかできない
深紫 さん作 [473] -
永遠(とわ)の夢 4
「慎二さん、八百比丘尼の話って聞いた事ある?」「やおびくに、…? 何だよそれ、新種の生物?」葛城静はその返答に一瞬困惑の表情を浮かべ、むぞうさな仕草で髪をかきあげた後、話を続けた。「やお、は数字の八百で、〈比丘尼〉は尼僧を指す言葉よ。つまり、八百年もの長きにわたって生き続けた尼さんのお話ね。その長寿のきっかけとなったのは、人魚の肉を食べた事。つまり、私達にも同様の事態が起きてるって訳よ。どう?…
朝倉令 さん作 [503] -
到着
次の停車駅を告げる車内アナウンスを聞きながら私は降りる準備をした行き先はスペイン、マドリード列車が速度を落としていくパラパラと次の駅で降りる人たちが出口へ向かう私も彼らの後についていく列車が止まるドアが開く降りる人々カラッとした空気が私を出迎えた
ゆきな さん作 [359] -
幸せをありがとう(2)
いろいろあって自分変えたくて2年送れで高校に行く事にした。何もない何も変わらない日々より楽しいかなと思いながら高校にもなれた頃、私に男女関係なく友達ができ気になる男の子もできすごく楽しい生活をおくっていた。けど、友達に裏切られ人が怖くなり精神科に通うようになり高校の日数も足りなくて止める事を考えはじめて、友達にいろいろ悩みを聞いてもらい『止める前に気になるなら好きなら後悔しないように告白しな』と
美里 さん作 [466]