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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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【ナイト・オン・ドラグーン】†15
嫌味でも皮肉でもない、至極当たり前の言葉をかけられて、アインは微かな違和感を覚えた。が、今は任務が先である。「はっ帝国兵殲滅の報告を…」「そう慌てるな。休む暇もなかったのであろう?ちょうど今し方、神水の塔からの清水が届いたところだ」見るからに冷たそうな水の入った銅製の杯を受け取りながら、アインはますます面食らう。ジークに労いの言葉をかけられるなどあり得ないはずだった。「お前の義父オローも好きだ
ミルクボーイ さん作 [381] -
もののけの宴(7)
目を疑う光景。憎しみに満ちた梢の顔が、少しずつ変化していく。まさにその姿は獣神。月明りに輝くたてがみ、赤く鋭い眼、その奥に燃えたぎる憎しみ。梢が残忍な獣そのものになった。獣神「我は獣神なり。」獣神「小娘は、確か梢とか言ったかのう。奴は我の封印を解いてくれたのじゃよ。」封印を?梢が?何故?獣神「恐らくは好奇心から封印を解いたのだろう。だから我は、その礼に小娘を食ってやったわ。」食った。梢を。そこに
暗闇少年 さん作 [488] -
大切な想い
「そこまでだ!」 ミシアは冷や汗を流した。「成る程。キサマだったか。そうだよな。あれほどの威圧をもつ者などこの日本にいるわけがない。・・・・ラーファ」 ミシアはゆっくり振りかえった。 「久しぶりだな。ミシア 三年前の抗争いらいか? あの時はお世話になったよ。それに見事な日本語じゃないか」 「よくそんな事が言えるな。お世話になったのはこっ
カズ さん作 [396] -
すぐそばに…
もう何年も昔…あんなに人を愛し、愛された事はなかった。すべてを捨てても いいとさえ思った。その人は私に人生を教えてくれた。素直に泣けた。大きな声で笑った。人に優しく出来た。人生はこんなに素晴らしいのだと思った。もう遥か昔の事。私は 歳をとった。あの人もきっと歳をとっただろう。お互い別の相手が出来た。もう何年も昔の事。「元気?」なのにたった一言聞くだけで、過去は昨日の事のようによみがえる。もう同じ
EM・C さん作 [413] -
うそつき(12
翌日もシュウジは学校に来なかった。風邪で熱なんて仮病なのに、なんで休むの?まさか昨日のことは雰囲気に流されただけで、私と会うのが気まずいから、とか…?嫌な想像ばかりが膨らんでいく。いてもたってもいられない衝動に駆られたが、昨日も学校をサボっているのでさすがに帰ることは出来なかった。一日中様子がおかしい私をマミが心配してくれて申し訳ない気持ちはあったが、笑顔を取り繕う余裕はなかった。私の頭の中はシ
ちぃ さん作 [397] -
部屋‐3
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」息が乱れる。「あれから、30分いや40分はたったかな?」 俺は動けない、さっきから足下に何かいる。わからないが確かに何かいる。指先から体全域に伝わるこの感覚何なのだろうか。意識だけの状態をこのまま続けてしまうのだろうか‐ 「冗談じゃない・・でもどうしようもないどうしたらいいのだろうか!」刻々と時間が過ぎていく、[カチ・・カチ・・カチ・・]時計が時を刻んでいる。うるさく
人狼 さん作 [567] -
忍?
シュッ…シュッ…タン…三人は影となって枝を渡って行く。(以外に追い付いてきやがるなぁ…)ユータとエリナは俺を老いかけて来ていた。「…気付いてる?」ユータがぽつりと言った。「当たり前じゃない」サラっと言ってのけるのはエリナ。「1番最初に刈ったやつが今日1番飯を食える!」「はぁ?何決めてんの?」「僕は構わないけど」「うし!!決まり!」俺の決めた案に二人を無理矢理納得させて、俺は枝を蹴った。空中でクナ
ユータ さん作 [296] -
ある女の記録
7年前まで私は結婚をしていた。今思い出すだけでも嫌気がさすくらいの結婚生活。周りから見ればうまくいってる方だったのかもしれない。元旦那とは友達関係で知り合い、できちゃった婚で一緒になった。付き合ってる頃はやさしくて、さすが年上だな、と思っていた。当時私は19才。早く結婚して子供が欲しいと願う今思えばバカな女だ。結婚してからは暴力、浮気、ギャンブルの毎日。付き合ってしばらくしてから聞かされたバツ1
宮井 ひるく さん作 [496] -
勇気は言う気/言う気は勇気
「ありがとう」と言う気持ちになる「ごめんなさい」と言う気持ちになる「愛している」と言う気持ちになるクチに出して言うのはものすごいパワーととてつもないエネルギーが必要になるそのパワー、エネルギーそれこそがすなわち「勇気」「助けて」と言う気助けを求める勇気「大丈夫?」「どうしたの?」と言う気助ける勇気クチに出して言うのはものすごいパワーととてつもないエネルギーが必要になるそのパワー、エネルギーそれこ
眠兎 さん作 [338] -
不思議であること?
有馬騎人の反応は冷たかった。「先生はナイフの持ち込みを許したということですか?」「そうじゃないよ。林がしたことは悪い。」「なら、俺を責める理由無いじゃないですか。」「別に責めてないよ。有馬…君は頭がいい。賢いし冷静なはずだよ。だから、有馬は林と自分を同じ次元だと考えないことだ。」有馬は、教師にむしろ同情した。特に問題児の集まりであるクラスだけに、教師自身がくたびれている。林も学習面では学年で5本
χ さん作 [379]