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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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天使のすむ湖(最終章)6
香里の好きだったブルーローズをお墓に生けながら、桜井は「お前ブルーローズの花言葉知ってるか?」と聞いてきた。「いや、知らないなー」と俺が答えると「神の祝福、って意味があるんだ、香里さんらしいよな。優しい人だったな、最後までお前を気遣って、卒業式にも出てといったんじゃないかと思うんだ。」「俺もそう思うんだ、自分だってしんどかっただろうに・・・」そんなことを話しながら、別荘のドアを開けると、そこには
雪美 さん作 [489] -
SO SICK
あなたが泣いている時、世界ではもっと辛いことで泣いている人がいる。あなたが泣いている時、笑っている人もいる。人は人、自分は自分そう割り切って生きよう泣くことは悪いことではない。涙は必要で大切なもの。SO SICK
剛 さん作 [323] -
天使のすむ湖(最終章)5
香里の使用していた真っ赤なポルシェも現役で、今も俺の愛車、そのポルシェで到着し車庫に入れると、そこに同時に着いた桜井が、4WDから降りてきた。ずっとこの湖には来なかったから、驚いた「桜井ー」「今日は香里さんの命日だろーだから、俺も墓参りだよ。」と気を利かせて、プルーローズとお線香を持ってきていた。「ありがとうな、」と俺が言うと「いいや、お礼なんていいんだ、お前にとって大事な人は俺にも大事な人だか
雪美 さん作 [382] -
時刻表
まだですか?まだなんですか?貴方の気持ち…運んでくれるバスは?時刻表には…載ってません。
詩生 さん作 [294] -
天使のすむ湖(最終章)4
今日は15年目の香里の命日だった。毎年命日には、俺一人で、この湖の別荘に泊まるようにしている。ひたすらこの日だけは、思い出に浸り、今の自分のことを香里に報告する意味もあるから・・・岬は本当は寂しいかもしれないが、愚痴も言わずにいってらっしゃい、と送り出してくれる。優しくてかわいい妻の岬、あの頃よりもずっとしっかりした母になり、娘も健やかに育っている。仕事も夢の大半を叶えているし、順調だった。俺
雪美 さん作 [406] -
迷宮迷路
ローマ神話の神様に魂.心を売ってまで手に入れた迷宮迷路の恋愛チケット。 貴方を引き連れて入ろうか?だけど僕の勝手な行動2人離れて別れ道… 1人迷路End〜less
詩生 さん作 [334] -
天使のすむ湖(最終章)3岬編
あれから15年という歳月が過ぎた、ほんの青春時代の一年半から二年近くの時が、今でも彼を天使のすむ湖に連れて行ってしまう。あの湖の土地と建物全てが、一樹の物になり、今でも夏休みや長期の休日などには、別荘として利用している。しかし、寂しいと思うのは、香里さんの命日には、必ず一樹は一人で泊まって供養して、思い出に浸っていることである。私には入り込む隙間さえないのだから・・・香里さんはずるいと思う、確
雪美 さん作 [432] -
*幸せな子猫の物語* 1
好きだからしょうがないなんて世の戯言だ「せ〜んせいっ♡」「こらっ!!ほかの先生に見つかったらどうするんだ!?」あたしは高2の時から保健室の先生と不倫の関係になっている。先生と生徒の禁断の恋ってやつ。「あたしは先生とならバレたっていいよ?」「俺はそれじゃ済まねぇの。」そう言って先生はタバコをふかした。「紅葉、今日いつものとこで待ってろ。」「え?」先生はあたしが落ち込んだのが分かって言っ
奏香 さん作 [573] -
天使のすむ湖(最終章)2
あの、愛のクロスの伝説を知ってから、俺は反省の大切さを学んでいた。邪心があるとくすんでしまうあのクロスは、一つの心のバロメーターでもあり、毎日鏡で髪を直すふりをしては、輝きを確認している。くすんできた時には、何がいけなかったのか、よく考えて反省するようにしている。すると、さまざまな問題点にも気づきやすくなり、問題解決策も練りやすくなっていた。そんなことで仕事にも生かされ、30代で助教授になるこ
雪美 さん作 [307] -
天使のすむ湖(最終章)
香里が亡くなってから、15年という月日が流れた。その間に俺と岬は結婚し、五歳のかわいい娘にめぐまれた。桜井は数年前に、この地元に戻り、弁護士事務所を立ち上げて、独立した。俺はホスピスを五年前に立ち上げて、助教授となり、看取りの精神を日々伝授し続けている。特に病院からきた治療中心の考えでいる医師やナースには、「病気だけを見ていてはいけない、その人自身を見るんだ、目的は治療でも問題点でもない、その人
雪美 さん作 [456]