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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。
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忍?
時は平和…戦もなくなりはじめた時代。武士と呼ばれる彼等の戦いも終わり。ここ火の国も平和だった。シュッ…シュッ…トン…木の枝を跳躍しながら移動する一つの影。「…」黒い髪に黒い目。袖が親指の間接まであるTシャツにデニムを履いた青年が枝の上で耳を澄ましている。腰のベルトにはポシェットがいくつも付いていて、ボタン式で開け閉めが楽である。「…どこに消えた?」(俺の名前はソラ…十年前にオジチャンに助けられて
ユータ さん作 [330] -
忍?
「お前なんて…産まれなきゃよかったんだ…」「あなたのせいで…」暗い闇の中…俺は…捨てられた…ただ泣き叫ぶしか出来なくて…寒くて恐かったのを覚えてる。どこなのかさえもわからない…生い茂る木々から見てどこかの森だろう…どれくらい時間が経っただろうか…ばさっと近くの木が揺れて…何かが目の前におりてきたんだ…「オヌシも帰るところがないんじゃな?」優しい声だった…不思議と落ち着く…俺は頷いた。「我らの里に
ユータ さん作 [314] -
運命の輪08
「凍てつけ下朗。そして奏でろ、氷れる音楽を!」源水がつかと刀身を水平にして持ちながら唱えると、その刀身に青白い光が灯った。まるで蜃気楼のよう−そして湖畔を漂う濃霧のように、刀身を包んでいる。「極零凍斬刃!」虚空を切り裂き、空間に断裂までをも創造してしまうかと思わせるほどに滑らかな太刀筋。蛇龍は避けるどころか、動くことすらできぬ。無慈悲な刄は眼前の脅威に凍り付いた獲物をこれ以上ないほどに正確かつ精
最上 さん作 [331] -
Heavenly kiss
カラカラの唇にキスをして潤い喉の奥からするこの心臓の音は聞こえるかい?あんまり聞こえてはほしくはないさだって君の好きなタイプは男らしくてね僕はそうなりたくて裸足で駆け出して君の心にハイジャンプで俺は君の虜さだからもう一回してくれよ君のキスをHeavenly kissを今更は言えないんだだってさ君の彼氏は僕の親友なんだよ幼なじみの君ちっちゃい頃に約束した事は忘れちゃったよね?でも僕は今こそ思い出し
another me さん作 [296] -
バカな俺を愛してくれたあいつ?
それから俺たちはいろんな経験をした。経験と言っても大人からしたら対したことじゃないだろう。でもなんでも初めての二人にはとても新鮮に感じられた。俺はサッカーをやっていた。自分では言うのは恥ずかしいが期待の星と言われそれなりにトップチームで活躍もした。でも俺は辞めた。理由をいろいろ聞かれたが真実は言わなかった。っというより、言えなかった。俺はサッカーを辞めてバイトをしだした。近くのコンビニであ
ひろくん さん作 [358] -
現実と夢の狭間で…本編?
勤めが終わると、私は屋敷に戻り直ぐに出掛けた。『さよ』と『ちよ』に会いに行く為だ。この事は屋敷の奉公人、妻、母には知れない様に気を遣った。私が長屋に行くと、平助はちよを負ぶり外へ出掛けて行く。暫くは長屋に戻って来ない。私はその時にさよを抱き通じ合った。私の子を孕む前のさよと、子を産んださよとでは違っていた。私の腕の中に居るさよは『女』であり、艶やかで色香が漂っていた。そんな幸せは続かなかった…私
満真 さん作 [403] -
好きな男子〇人 好きな女子〇人
あと5日で二十歳が終わってしまう…。憧れだったような気がするハタチはとくに憧れてなかった方向に進んだ。 子供を寝かしつけて、実家から持って帰ってきたプリクラ帳をしばらく眺めた。ダンナと子供が寝る隣の部屋で少し思い出にふけってみたり…。初恋:保育園。初ともだち:保育園大きな一本桜と、強い副園長が自慢のわが保育園は、こじんまりとした小さな施設で、園の隣には副園長の家がある。そしてよく覚えてないけれど
Echo さん作 [324] -
【ナイト・オン・ドラグーン】第1章〜始まりの時〜続。10説
帝国兵士長「なぜだ…なぜ…我が国の王を女神の塔の人柱にしたのだ!?連合騎士団!!」剣の切っ先を喉に突き付けられてもなお、帝国兵士長は眉一つ動かさなかった。アイン「なに!?」アインは動揺を隠せずにはいられなかった。自分の所在している連合騎士団こそが正義だと信じていたからだった。帝国兵士長「わかるか?少年、王を失い統率力のない国がどうなるか!我が国はもう…滅んでいるのだ、王を亡くした国など、ただの抜
ミルクボーイ さん作 [489] -
彼岸の落葉
たまには違う道を通って帰ろうか。ふと思った学校帰り、拓は川辺に何か光るものを見つけた。それは小さな瓶にコルクで栓をしたもので、中に何か紙切れの様な物が入っている。 きっと願い事を書いて流すというやつだ。中身を見てやれという気持ちが、その瓶を開けさせた。 たすけてたった一言のそれは、拓に言い知れぬ感情をおこさせた。上流へ走り出してまもなく、川を流れる小瓶は2つ3つと増えていき、やがて水面全体を
美 彩月 さん作 [553] -
彼岸の落葉
たまには違う道を通って帰ろうか。ふと思った学校帰り、拓は川辺に何か光るものを見つけた。それは小さな瓶にコルクで栓をしたもので、中に何か紙切れの様な物が入っている。 きっと願い事を書いて流すというやつだ。中身を見てやれという気持ちが、その瓶を開けさせた。 たすけてたった一言のそれは、拓に言い知れぬ感情をおこさせた。上流へ走り出してまもなく、川を流れる小瓶は2つ3つと増えていき、やがて水面全体を
美 彩月 さん作 [608]