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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 運命の輪06

    確固たる自信を完膚なきまでに打ち砕かれた優の思考は完全に停止。よもや胴に向けられた剣捌きをかわすことなど、蟻の巣穴の密集地帯で虫を踏まずに歩くほど不可能に等しかった。転瞬、優の腹筋が無意識のうちに収縮した。主人の危機を察知した脊髄がその主の意志とは無関係に被害を最小限に抑止する「反射行動」をとったのだ。しかし、無慈悲にも男の持つ鋼は優の腹を穿つ。「く…ぐぁぁっ!」苦痛にくぐもった声と鮮血が闇夜に
    最上 さん作 [308]
  • 夢から覚めたら(最終夜)

     ー 最終夜 ー お付き合いを始めて一年。彼は私にプロポーズをし、私は彼に「YES」と応えた……。 結婚式、当日。親代わりの女将さんは、かつての自分の花嫁衣裳を「嫁入り道具に」と言って、目に涙を浮かべながら私に着付けをしてくれた。私は、「ありがとう」の一言さえも、声が詰まって満足に言えなかった……。 控え室に一人。鏡の中の私は、自分で言うのもどうかと思われるが、今までで一番輝いていた。街を彷徨い
    眠兎 さん作 [599]
  • 15歳のデイトリッパー【後日談・前編】

    夏が終わり秋がきた。我々は友達だったし、そのことはやがて冬がきても変わらなかった。ある時、友三が私に訊いた。「お前、進路どうするん?」我々は最後の路上ギターを終えて、帰りの電車に揺られているところだった。この日で路上ギターをやめることは、以前から二人で決めていた。一週間後に私立高校の入試が控えていたのだ。「俺は公立の高校に行くで。今度の私立入試は保険みたいなもんや」「ふぅん…高校か。俺はどっちに
    けん さん作 [424]
  • 夢から覚めたら(第四夜)

     ー 第四夜 ー その人はオレの理由も事情も聞かず、「ウチに来ないか」と救いの手を差し伸べてくれた。彼女は老舗の旅館を経営している女将だそうで、オレは名前も歳も経歴も偽って、彼女の旅館で住み込みでお世話になる事になった。女将も他の従業員も、オレの事について深くツッコんだり、あるいは経歴を疑ったりなどという事はせず、温かく、親身になって接してくれた。 そうして、あっという間に10年という歳月が流れ
    眠兎 さん作 [523]
  • 夢から覚めたら(第三夜)

     ー 第三夜 ー 再び部屋に一人。 …どうしよう……。 中学生の頃、バカな男子同士で集まって「もしも女に生まれ変わったらどうする?」などと妄想トークを繰り広げた覚えがあるが、実際に、本当に「そうなってしまった」今のオレには、当時、描いていた「浪漫」のほんの一つも行動に移す事は出来なかった。 ただただ、その場に立ち尽す事しか出来なかった。ある日、目が覚めたら突然オンナになっていたのだから、また急に
    眠兎 さん作 [462]
  • 夢から覚めたら(第二夜)

     ー 第二夜 ー にわかには信じられない、理解しろという方が無理な状況ではあったが、素っ裸になって自分で自分の身体をまさぐり、オレは諦めつつも納得せざるを得なかった。一体、何がどうしてどうなったのか、理由も原因も全く分からないが、ある日の朝、オレは突然「オンナ」になってしまった……。 幸い、学校は夏休み中で授業は無い。とは言え、野球部の練習は朝から晩まで行われる。「こういう状態」では外に出る事す
    眠兎 さん作 [449]
  • 夢から覚めたら(第一夜)

     ー 第一夜 ー♪ジリリリリリーーー……!! 朝、一人暮らしの部屋に目覚まし時計のベルの音が響く。寝ぼけ眼(まなこ)で布団から這い出し、カーテンを明ける。♪ちゅん……ちゅんちゅん……ああ……今日も良い天気になりそうだ……。そのまま洗面台へ。鏡の中のオレは、コントの科学者よろしく、寝グセが大爆発している。 「異変」に気が付いたのは歯を磨いている時だ。歯ブラシを動かす腕の振りに合わせて違和感を、…特
    眠兎 さん作 [544]
  • 恋愛ジャンキー。?

    持ち切れない荷物を目の前にリンは放心状態。{この荷物…どうしょう}「リンおいでッ!」トキがいたトキは車の中で待っていたトキ:「とりあえず、その荷物、俺の車の中に入れとけば?」リン:『え?…ぃぃの?』トキ「当り前よ!…。リン…今まで辛かったね。俺ねリンのこと本当の妹のょぅでさぁ。これから頑張るんだぞ」リン:『トキ…。ありがとう…』リンはまたひたすら車の中で泣いたその晩はトキの一緒に車の中で寝た次の
    粉雪 さん作 [346]
  • ココロ 3話

    全ての授業が終わりナナは教室を出た。「ナナ!!」名前を呼ばれて振り返ると廊下の真ん中で玲太が手を振っていた。ナナが無視して帰ろうとすると玲太が追い掛けて来てナナの腕を掴んだ。「ちょっと!!」「無視すんなよっ!!ちょっと待ってろよ!!」玲太はナナをベンチにムリヤリ座らせるとまた走ってどこかに行ってしまった。「たくっ!!何あいつ・・」「ねぇ!!」「ん??」ナナが顔を上げると女の子が1人立っていた。「
    uk さん作 [325]
  • ココロ 2話

    「今日は自己紹介をしてもらいます」学校生活3日目に、先生はいきなり言い出した。1日目はバタバタしていて、2日目は入学式。確かにクラスの人すら分からない。少しづつ名簿順に自己紹介が行われて行った。「神崎 玲太は欠席か??じゃあ次は小林!!」ガラガラ!!いきなり凄い勢いで教室のドアが開いた。「すんません!!遅刻しましたっ!!!!・・??今HR??」「え〜と??」先生が名簿を見ていると、遅刻してき
    uk さん作 [333]
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