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管理人さんの投稿された作品が10179件見つかりました。

  • 雪の華24

     小さな家。けど暖かい。この家は〈黄藍〉の母親の家だった。「この話はまだ続きがある」「……」 ブチッと黄藍が芝生の草を千切る。「白藍の父親は、自殺した白藍の母親の身代わりに、〈双子〉だった俺の母親を利用した」「!!?」「白藍の母親は自殺。けど表向きは、双子の妹であった俺の母親が自殺した事になってる。そして俺の母親は今は白藍の父親の妻だ」「そんな……事」「社会的に妻自殺は印象が悪く、妻の妹が自殺な
    龍王 さん作 [502]
  • 雪の華23

    「イヤ!イヤァァァ───!! 助けて!助けて聖夜!!」 朱斐が身を震わせ、涙を流し叫んだ。「──……」「たす…聖…夜ァァ」 朱斐はポタポタ涙を溢し、目を瞑っている。 そんな朱斐を見て黄藍は押さえを放した。「フッウッ…ッ」 あまりの恐怖に壁にもたれたままズルズル床に崩れ落ちた。 涙を流し、体を震わせる朱斐。「セイヤ──それがあんたの好きな相手?」「ちが……」 涙が止まらず、震えた声で喋る。「襲われ
    龍王 さん作 [518]
  • 俺たちのROAD

    俺たちが現在(いま)歩む道が例えどんなに高い壁が立ちふさがろうと進むよ 前向いて俺たちが現在向かう未来(あした)が例えどんなに曇って見えなくとも進むよお前等が一緒だから俺たちのROADは俺たちで切り開く、造りだしていく!辿り着いたその先には仲間と笑い輝く俺たちがいる
    じゅリ さん作 [433]
  • 雪の華22

    「分からない?」 朱斐は顔を上げる事は出来ず、うつ向いたまま無言。「──あなたは駒で駒のくせに白藍以外を見る。白藍はよそ見をしていないのに」「私…は…」 グイグイ引っ張り黄藍はどこかに向かっている。 朱斐は抵抗せず、黄藍について行く。「──……こ…こは?」 小さな家。だけど暖かい。心和む雰囲気。「入れ」 ドアの鍵を開け、朱斐に中に入るよう促す。靴を履いたまま、土足で中に入る。少し溜ったている埃の
    龍王 さん作 [430]
  • ネガイ

    願いがもし叶うならば貴方はなにを願う?貴方とずっと一緒にいられます様に。あたしの願いはたったひとつこれだけ。ずっと一緒とか、結婚しよーねとか。こんなのありきたりな言葉だけど。貴方にいわれると少し違って聞こえる気がするだって本当にずっと一緒にいられる気がする。本当に結婚できてふたりで幸せになれる気がする。貴方ノ願イハ   何デスカ?ふたりいつまでも同じ気持ちがいいね
    じゅリ さん作 [383]
  • 運命の輪

    神…それは人間にできない事をなし得る者の事。よく覚えておきなさい…お前には…そう言って親父は死んだ。おふくろも、姉ちゃんも死んだ。生き残ったのは俺だけ。思い出せば溢れるばかりに止まらない想い。手がふるえ、涙がこみあげてくる。あの日何が起こったのだろうか。近隣の住民は口を揃えてこう言う。「な、何も知らない…」明らかな動揺。誰もがあの事件を前に不審な挙動を隠せない。虐殺−そうとしか形容の仕方がない状
    最上真 さん作 [440]
  • 愛してる

    【愛してる】簡単だけどとても難しい意味の言葉難しいけどとても簡単にいえる言葉わたしはそう思います。わたしはこれまで人を真剣に【愛する】ということがわかりませんでした。【大好き】とか【めさ好きだよ】とか…こんな言葉をとても簡単な意味でつかっていました。もしかすると上辺だけの気持ちじゃなかったのか、いまではそう思います。付き合っては別れまた付き合っては別れ、そんな日々を過ごしていました。また、彼との
    じゅン さん作 [576]
  • 無気力

    最近何事にもやる気が出ない朝起きて、ただ自転車をこいで学校へ行き、ただ授業を受ける。 だけど授業内容はほとんど記憶にない。 そうして時間はあっという間に過ぎていき、登校したと同様にただなんとなく自転車のペダルをこぎながら帰路につく。無気力という状態になると一日が経過するのがとてもはやく感じる。つまり寿命をはやく縮めているみたいなもんだ。 明日からは俺の未来の為に
    ABC さん作 [400]
  • もののけの宴

    梢「すみませーん。」梢が受付に言ってみるが、反応がない。梢「すみませーん。誰かいませんかぁ?」「ここにおるよ。」受付の奥から、しわしわの声の、しわしわの顔の老婆が出てきた。たぶんここが『もののけ荘』なのはこの人のせいだろうと俺は思った。老婆「今夜泊まる山岡さんってのはあんたらのことかえ?」梢「はい!そうです!」(なんで梢はこんなにテンション高いんだ?)多少疑問だったが軽く流した。老婆「ではここに
    暗黒少年 さん作 [618]
  • シリウス 17

    「まぁだ寝惚けてんのかぁ?しっかりしろよぉ。ケケ」 さっきまで単色だったものは、蛇のような顔で笑った。それは視界に入っていたが、自分は現実逃避するように直視できなかった。そんな自分を無視したこのように、灰色のオレはこう続ける。 「テメーがいつまでもチンタラやってるからよぉ。オレがあの女をいただいてくるぜぇ。」 (な……) 自分は言葉を失い、足に力が入らなくなっているのに気付き、地に膝をつく。それ
    紫炎 さん作 [350]
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